プロジェクト実行者

CPF上田

実行者にメッセージ

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最新の活動レポート 2024.06.21

大変お待たせしました。製品の準備が整いました。ご報告が遅くなりましたことお詫び申し上げます。今月末には皆様のお手元に届くよう発送手続きを行っていき...

ストーリー

あなたらしさを尊重し、「身につける自己肯定」アイテムを提供
ジビエレザーに命への感謝込め、持続可能な循環型社会を後押しする
しなやかに、力強く、働くあなたを応援します

　「害」を「美」に変えるという、障がい者と”害獣”の鹿だからこそできる挑戦を世に投げかけてはや1年。わたしたち【CPF上田】は依然として、しなやかさと力強さを伝えるジビエレザーから心が離れずにいます。

　新たなステージでは、信州ニホンジカの革でつくる3WAYバッグ、マルチ手帳ケース、ＩＤカードホルダーの３点を紹介します。

　前回プロジェクトでは、鹿革巾着バッグとペンケースを出品しました。事業所初の試みは、北海道から沖縄までのサポーター91人から応援いただき目標金額の1042％を達成。大成功で幕を下ろすことができました。

　同じ障がいを持つ方、支援に携わる方、そして、温かい気持ちで見守ってくれている方々…。つながりをもてたことに感謝しています。

　この1年、わたしたちはさらなる飛躍に向けて動いていました。事業所内では革製品製造の分業化が進み、人気商品の製造を急ぎました。また、地域のぶどう農園やカット野菜パック工場に出向くメンバー（利用者）は、「どちらもおろそかにしない」という使命感でいっぱいでした。

　それまでは、いただいた仕事をこなすスピードや体力に限界を感じることがありました。「もっと体が動けば…」「頭がよかったらできるのに」という思いがよぎります。しかしMakuake後は一転、どんなシーンにも対応できる無二の福祉事業所になるために話し合うことが多くなりました。

　そして手掛けたのは、新しいロゴマークです。CPF上田がどのような福祉事業所なのかが一目でわかるようにするのが狙いです。革製品は、ハンドメイドを基本としているため、個性的な道具がそろっています。革包丁とハンマーをモチーフにすることで、レザークラフトが軸であることを前面に出すことができました。

【CPF上田新ブランド】の誕生です！

　そのほかにも、「ジビエレザープロジェクト」を立ち上げ、満開のサクラ咲く山で遊ぶシカをイメージしたカードや専用展示スペースなどをつくり、新しい鹿革製品のアイデアを出し合ってきました。

　事業所に芽生えた高揚感は次々と形になり、地元自治体からは「ふるさと納税返礼品にぴったり」というオファーもいただきました。

　一方で、障がい者支援事業所としてはどうでしょうか。福祉と健全経営を両立するため、「障がい者に寄り添った支援」という大切な目標が忘れられていないでしょうか。Makuake前後を比較したところ、この挑戦が障がい者支援につながったと実感できることがありました。

　それは、メンバーの自己肯定感が、目に見える形で高まったことです。

　自社製品がたくさんの支持を集めたのは、大きな喜びでした。さらに、自分たちの活動が認められたことと同時に、サポーターからの「自分も頑張る」といったコメントには驚かされました。

　自分たちの挑戦が多くの人を励まし、癒やしている－。今まで漠然と感じてきたことが一気に実感できたと同時に、「私はわたしでいい」と前向きにとらえられる機会が多くなったようです。

　CPF上田のような就労継支援A型事業所は、「働きたい」という障がい・難病と向き合う人たちの福祉施設です。それだけに、支援を受ける自分たちが、だれかの生きる力になるというのは大きな発見でした。

　振り返ってみるとこの間、ジビエレザープロジェクトを知った地元の方から「素敵な試み。頑張って」と何度も声をかけられました。また、地域住民との交流が主目的の革細工ワークショップ（講習会）では、戦後を生きた高齢女性から「山あり谷ありの自分の人生が、あなたたちの活動と重なる」との言葉をいただきました。つらい経験を爽やかに肯定する強さに、美しさを感じずにはいられません。

CPF上田メンバーの活動のひとつー販売・ワークショップ

地元長野県で作られるジビエレザー

わたしたちが扱っているジビエレザーは、長野県で害獣として駆除された鹿革を使用しています。

　ジビエレザーの製造過程には、「大切な命を使い切る」という思いが込められています。田畑を荒らす厄介な存在として駆除した野生動物の皮も、レザーとして価値を持たせることで社会に循環させることができるのです。

　廃棄されたジビエレザーに美を見出し、生活の中で身近なアイテムにすること。わたしたちの理念・活動が、みなさんの自己肯定につながるのならば、これからもジビエ製品をつくり続けたいと強く思います。

　今回の3WAYバッグ、マルチ手帳ケース、ＩＤカードホルダーの3点は、日常で身近に使ってもらえることを重視しました。

　しなやかさ、力強さ、そして「あなたはあなたでいい」というメッセージ。信州の野山をたくましく駆け巡ったニホンジカに思いをはせ、ひと針ひと針ステッチするわたしたちの手仕事を、長く愛用してほしいと願います。　

ジビエレザーを購入することは農作物被害を減らし、農作物や生物の多様性を守るなどの自然環境に貢献することにつながっています。また、家畜の育成と異なり、生産の過程で飼料の育成やフンの処分する必要がなく、環境への負担も少ないのも特徴の一つです。

わたしたち【ＣＰＦ上田】は長野県上田市に就労継続支援A型事業所です。

　A型は、障害や難病のある方が、雇用契約を結んだ上で一定の支援がある職場で働くことができる福祉サービスです。障害や病気に理解のある職場スタッフがサポートすることで、安定した就労が期待できます。

2023年夏には、事業所近くにアンテナショップ「lazo（ラソ）」が開店し、メンバーは接客術を磨く日々です。

　事業所名CPF（＝Creative Precious Future）は、「働きたい」という意思が未来を拓くことを示しています。今までは自分たちの目標として掲げてきましたが、革製品の製造・販売を通じて、多くの方々と共有していく理念ではないかと考え始めています。

　前回のプロジェクトは達成感はあるものの、日本中の方々にわたしたちの取り組みをもっと伝えられないだろうかといった課題が残していました。

　わたしたちを応援してくれる気持ちは、お届けする製品を通じて必ずお返しします。そして、身近な必需品としていただくことで、ニホンジカの強さと美しさ、わたしたちがみなさんの輝く未来を応援していることを思い出してもらいたいのです。

　そして、誰一人取り残さない、みんなが自己肯定感を高める社会に近づけ、笑顔になる手伝いができるのではないかと考えています。

ジビエレザーアイテムラインナップ

① 3wayバッグ

その時のシチュエーションによって使い方が自由自在

② マルチ手帳ケース

★メンバーの多くは通院の大変さに寄り添うお薬手帳ケースとしての使用をイメージ

③ IDカードケース

★働くひとを応援！ストラップを合わせたらネームホルダーとしても活躍

④ ショルダーベルトストラップ

★アジャスター付きなので、お好みの長さに調節できます。

実際の使用シーン

3wayバッグ

マルチ手帳ケース（ブラック・カーキ・レッド）

モデル使用色：レッド

IDカードケース（ブラック・カーキ・レッド）

モデル使用色：レッド

ショルダーベルトストラップ（ブラック・カーキ・レッド）

ジビエシリーズ誕生・開発ストーリー

　働くということは社会貢献と密接に関わっています。わたしたちは、革製品を扱う事業所としてどのような社会貢献ができるのかを日々考えてきました。

　そんななか、害獣駆除された鹿革がほとんど使われず廃棄されている事実を知りました。長野県内で駆除された鹿皮を長野県内で加工しジビエレザーとして製品を作れば、より多くの方々に私たちの取り組みを知ってもらい社会貢献できるのではないかと考え、プロジェクトが動き始めました。

仕様

・主な使用材料　　鹿革、牛革、牛革（白ヌメ革）、裏地（布）　

　金具類　尾錠（ニッケル）Ｄカン×２（ニッケル）

主な使用材料　　鹿革、牛革、牛革（白ヌメ革）

※手帳見開き内側右ポケット（牛革）の部分ですが、天然革を使用しており個体差があります。デザインを選ぶことはできませんのでご了承ください。

金具類　ジャンパーホック（ニッケル）ハトメ（ニッケル）

主な使用材料鹿革、牛革、裏地（布）　

金具類　Ｄカン×２（ニッケル）

　主な使用材料　　鹿革、牛革

　金具類　尾錠（ニッケル）ナスカン×２（ニッケル）

FAQ

メンテナンスについて

・革部分

乾拭きとブラッシングがおすすめです。

毎日使う革製品は、直接手で触れることが多いため、汚れが付きやすく、革のダメージ要因にもなります。そのため、手入れをすることが大切です。しっかりと手入れをしながら長く使うことで、新品の時とはまた一味違う、味わい深い経年変化を楽しめます。長く使えば使うほど革は貴方の毎日に染まっていき、そして大事に使うほど、美しく磨かれていきます。

製造開始

2月初旬〜