【ちょい置きマスク入れ】とは

喫茶店やカフェ、食事中など一時的にマスクを外した時、普通に机の上や、ポケットの中に入れてませんか？再度使うマスクがこの状態なのは、衛生的にも見た目としてもどうなのか？と疑問を持ちました。

そこで、市販されているマスクケースを使ってみたところ、
●マスク自体が柔らかいので、入れる時形が崩れる。
●大きなサイズのものが多く、机に置くにはスペースをとる。
と感じました。

それなら、以上の点を解消して、なおかつプラスαオリジナリティのあるものを作ろうと考えたのがちょい置きマスク入れです。

風呂敷のように、やさしく包む

マスクをケースに収納する場合、マスク自体が大変柔らかいので、形が崩れてしまい、使うときにはクチャクチャになってしまう場合があります。

「ちょい置きマスク入れ」は、モノをやさしく包む風呂敷をイメージし収納方法をデザインしました。マスクを置いて、左右から包むように畳み、マスクの形を崩さないように巻いて収納。

”ケースがマスクを迎え入れるように”これがこの商品のコンセプトです。

場所をとらない、スマートサイズ

さらに、置いたときに邪魔にならないように、見た目も大きさも考えてスマートなサイズに仕上げました。
■ カラー：アイボリー、ブラック
■ サイズ：横20×縦 5(cm)

持ち歩きにも便利

ポケットや鞄へ収納しやすいコンパクトなサイズです。ビジネスでもプライベートでもどちらでも使い易いもデザインにしています。

※一般的なジーパンではもう少し入ります。包んだときの長さは20cmなので、ズボンによっては全て収まります。

スーツの内ポケットでも、ズボンのポケットでも邪魔になりません。

SKEマーク取得の制菌・抗菌・消臭機能

内側の生地には制菌・抗菌・防臭・消臭に優れたバイオライナーというナイロン素材を使用しました。

この素材は糸の段階でセラミック系の抗菌剤を練りこんでいるので抗菌剤がはがれる心配もありません。効果は半永久的に持続します。

臭いの元である菌の増殖比較写真です。「バイオライナー」を使用したものは、菌の増殖がほとんど見られません。

「バイオライナー」は、SEKマークを取得しています。
SEKマークとは、(社)繊維評価技術協議会が制 菌加工、抗菌防臭加工の製品の品質と安全性を 保証する信頼のマークです。安全性、耐久性、加工効果、品質管理などの厳しい基準をクリアした 製品のみSEKマークの使用が許可され、「バイオライナー」は制菌加工(特定用途、一般用途)、抗菌 防臭加工それぞれのマークを取得しています。

丸洗いOK！ 制菌機能も持続

自宅で丸洗いOK。洗濯しても制菌・抗菌・防臭機能を損なうことなく、半永久的に持続します。

※※※ 洗濯についてのご注意 ※※※
手洗いでお願いします。
シワになることがありますので、干す際は形を整えて干してください。
タンブラー乾燥をされると縮む場合がございますのでご使用にならないでください。

4方向から包み、飛沫から守る

マスクを4方向から包み込むため、飛沫対策やエアロゾル対策にもなります。また、カバンやポケットに入れた場合の他のモノの接触などによる汚れなどからも守る事ができます。

ノーズワイヤーを曲げない設計

ノーズワイヤーを曲げないように、並行に折り巻くように設計しています。それによってマスクの形が崩れにくくなっています。

収納は簡単

1.開いた状態でマスクを載せる。マスクの方向は紐がついた部分を開いたフラップ（台形の部分）の方向に合わせる。
2.マスクに蓋をするように、フラップ（台形の部分）を内側に折る。
3.くるくると巻いて紐で固定。

製品情報

製品名：ちょい置きマスク入れ

カラー：ブラック、アイボリー

サイズ：横20×縦 5(cm)

素材：綿（表地）／バイオライナー（裏地）

プロジェクトの経緯

今回、【ちょい置きマスク入れ】を作ろうと思ったきっかけは、ちょっとした思い付きからのスタートでした。普段からカフェで仕事をする機会が多いのですが、マスクをはずした時に、「どこに置こう？」と毎回考えていました。周りの目を気にしてしまうと、そのままテーブルにポンと置くのは見た目の印象も衛生的にも良く無いなと。マスク着用が一般化してきている日常で、同じように一時的にマスクを保管する入れ物が欲しいと感じる人はきっといるだろうと思ったのがきっかけでした。

今までのマスク入れ

すぐにネットで検索すると、すでにマスクケースというものがあるという事が分かり、どういったものがあるのかをさらに調べてみました。不織布のプリーツマスクを一時的に保管するケースで、実際に販売されているものは大きく分けて、①１枚そのまま折らずに入れるタイプ ②２つ折りにしていれるコンパクトタイプの２タイプでした。１枚そのまま折らずに入れるタイプを使ってみたんですが、私が不器用だからなのか、不織布のマスク自体が柔らかく、ハリがあるわけではないので、収納するのに毎回くちゃくちゃになってしまうのです。２つ折りのコンパクトタイプのものだと、小さくて持ち運びに便利なのですが、鼻のワイヤー部分を折り曲げないといけません。このワイヤー部分を折り曲げたくないという意見もありました。特に女性の方に多いようです。

こういった要望願望をどうしたら解消できるか、１つずつ考えていきました。

入れづらい・型崩れを解消したい

まずは、『入れる時に形が崩れない』は、袋状、もしくはL字型の入れ物の場合、マスクを丁寧に入れれば良い事なのですが、私はどうも苦手でうまくいかず、押し込もうとしてひっかかり、形が崩れてしまうのです。ならば、マスクの収納の仕方を根本的に変えてしまおうと考えました。はじめイメージしたのは、ハンカチのような生地に載せて畳めばいいんじゃないかと。これだとマスクの形は崩れず、収納も簡単。なんか風呂敷みたいな感じで面白いなと思いました。ただ、マスクの形に包むだけだと案外大きいと感じ、机に置くにはスペースをとってしまう形にはしたく無いなと。

そこで、持ち運びに便利な『コンパクトなサイズ』でありながら、『ワイヤー部分を折り曲げない』ようにするにはと、紙で模型を作り折ったり曲げたりしながら考え、最終的にたどり着いたのが巻くといった形状です。この形状のマスク入れはどこにも無いので面白いものになるんじゃないかと、作る前からサンプルの出来上がりが楽しみでした。

マスク入れとしての機能性はもちろん、見た目や使い勝手も他には無い新しいものが出来たと思います。

MAKUAKEとの出会い

そして、もう一つ、今回の企画の大きなきっかけとなったのが、MAKUAKE様というクラウドファンディングの存在です。今欲しいと思うものをいち早く製品にして、みなさまに見ていただき、お届けるできる最良の場だと思っています。もしこの場がなければ製品の企画をしていなかったかもしれません。

１つのものを作るのは、私（デザイナー）と職人さんの思いを積み重ねて形にするような作業です。今回のプロジェクトで、神戸にちょっと変わったものを作るこんな会社があるんだと知っていただけるきっかけになれば大変うれしいです。

-LESS DESIGN 株式会社レスデザイン