「あなたの周りにある最も身近な”自然”はどこにありますか？」

都会に近く住むほど、この質問が難しく感じるのではないでしょうか。

「都会には自然がないから子どもに自然体験をさせてあげられない」と感じる方もいるでしょう。果たしてそれは本当のことなのでしょうか？

また都会に住んでいなくても、身近な自然に触れる機会がない、どのように触れていけばいいのか分からないと感じる方もいると思います。

この本は「自分自身も自然に触れられていない」と感じる親御さんに手に取っていただき、「親子で一緒に自然に触れてほしい」という想いから作られた本です。

『世界でココだけ⁉「川の中まで水族館」のヒミツ』

【あらすじ】

魚が大好きな小学3年生のヨウ君。ある日、妹の小学1年生のアンちゃんと一緒にテレビを見ていると、突然、千歳水族館のマスコットキャラクター・サモン君が登場！ サモン君の魔法で千歳水族館にワープしたヨウ君とアンちゃんは、千歳水族館の名物「川の中がのぞける窓」で、大迫力のサケの大群を目の当たりにして……。

身近だけど意外と知る機会のないサケの生態や、気になる水族館の仕事の舞台裏などを学びながら、自然や生き物への興味を楽しく育める絵本です。

【具体的な絵本の内容】

●自然の川がそのまま見られる！千歳水族館の”川の窓”を通して自然のすごさを知ろう！

千歳水族館の代名詞である水中観察ゾーンの”川の窓”を再現！川から見える自然本来の生き物の様子をイラスト・写真・動画で学ぶことができます。

●みんな好きかな！？身近なお魚「サケ」について知ろう！

食卓に並ぶことも多く、子どもたちにも身近なお魚のひとつであるサケ。サケのふるさとでもある千歳水族館で飼育されているサケやサケの仲間を通して、サケについて学ぶことができます。

●お魚を育てるだけじゃない？飼育員さんのお仕事について知ろう！

千歳水族館の職員は全部で7人。生き物たちの飼育だけではない飼育員さんのお仕事についてバックヤードの光景を交えて学ぶことができます。

●絵本で得た自然の素晴らしさから、親子で身近な自然に触れるきっかけがつくれる

千歳水族館にいるお魚たちのほとんどは「淡水魚」、生息地の関係もありますが、身近な川で見ることができるお魚もいます。継続的に観察することで、あなたの身の回りの川や自然の変化に気づくことができ、自然を守ることにつながっていきます。

【絵本の仕様】

サイズ：180mm×180mm (本サイズ)

かばんにすっぽり入るサイズ！自然の中に行くときも水族館に行くときも、いつでもどこにでも持っていけるサイズにしました。

水中観察ゾーンの川の窓、サーモンゾーンの大水槽のページは広げることでダイナミックな演出を施しています。

お話の中には「川の窓」「サケについて」「バックヤード」の３パートでQRコードからダイレクトに動画を視聴できるようになっています。

※動画の視聴可能期間は絵本発行から3年間です。

※お使いの携帯電話の機種によって、QRコードが読み取りづらい時がございます。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

製本方法：上製本・表紙グロスPP加工・全ページフルカラー34P

発行：株式会社 日光プロセス

監修：菊池基弘 (「サケのふるさと 千歳水族館」館長)

デザイン・イラスト：株式会社 日光プロセス

構成・文：上野絵美

印刷・製本：株式会社 日光プロセス

えあわせパズル

【千歳水族館限定バーション】絵本の中でヨウ君とアンちゃんがが持っていた、パズルをリターン品にしました！

カラフルなイラストが目を引く「えあわせパズル」は、ベーシックな紙のおもちゃです。

親子で一緒に楽しい時間を過ごせるように、少し難しめの64ピースにしました。

絵柄は3種類。

(A)千歳水族館外観バージョン

千歳水族館をバックにサモンくんが出迎えてくれるイラスト

(B)川の窓バージョン

千歳水族館の名物！川の窓から見えるサケを見ているサモンくんのイラスト

(C)インディアン水車バージョン

秋の風物詩！サケの捕魚車・インディアン水車を案内しているサモンくんのイラスト

手軽に遊べて収納にも困らないサイズです。

〈サイズ〉200 × 200 mm（完成後サイズ）

〈使用用紙〉特Aクッション

KIRIPPA(カードスタンド)

【千歳水族館限定バージョン】自然にふれた思い出を置いておける、カードスタンドをリターン品にしました！

日常的に紙を扱う印刷会社の社員が考えた「KIRIPPA」は、１枚の厚紙を切りっぱなしにしてできたカードスタンドです。

使い方は点線で切りはなし、スジに沿って折りまげるだけ。 使わない時はカード状に戻して収納でき、ひきだしの中でも邪魔になりません。

〈サイズ〉118×192mm

〈使用用紙〉カードスタンド：GAファイル キャメル 450kg カード：ヴァンヌーボＶ ナチュラル 195kg

自然の中は驚きや発見、不思議に満ち溢れています。

私たちの予測や状況なんてお構いなしに、生きものや自然環境が自由気ままに見せてくれる、今まで見たこともないすがたかたちの面白さや美しさ、予想もしなかった驚きの行動などに次々と出会うことができます。

同じ場所でも季節や時間が少し変わるだけで新しい発見があり、理屈抜きで「すごい！」と思わせてくれたり、「なぜ？」と考えさせてくれます。

自然の中へ足を踏み入れると、感動や発見は向こうから勝手にやってきてくれると同時に私たちを待ってくれてもいるのです。

見たり聞いたりしたものでも、実際に自然の中で偶然に出くわすとその経験ははっきりと脳裏に焼き付き、いつまでも感動とともに思い出すことができます。

自然に触れたことで得た感動や発見を通して、自然にいることが「楽しい」、自然の中での出会いを「うれしい」と思えるようになる。

自然に触れた経験から、感受性が豊かになり、たくさんのことに興味を持つことができるのです。

世の中がこんなにデジタルであふれかえっているのに、なぜ絵本で読んでもらいたいのか。それは絵本で読むことでお子さんがおはなしの内容を自分の経験などを通して自分ごとにとらえ、おはなしから得た発見や感動を通して豊かな創造性を育むことができるからです。

身近な自然や生きものに触れることの大切さを日々目の前を通り過ぎる情報としてではなく、子どもたちが自分で想像し、自分の考えを組み立ててほしい。その思いのもと絵本というメディアを採用しました。

絵本を買う親御さんの悩みのひとつに「親と子どもが選ぶ本が異なり、そのギャップを埋められない」ということがあります。親御さんは少しでも質の高い絵本を読んでもらいたい、お子さんはかわいい絵やキャラクターが書いてある本が欲しい。

この本は身近な自然へ飛び出すきっかけを作ってきた千歳水族館を題材に、公式キャラクターのサモンくんを交えて自然へ触れる楽しさ、うれしさを伝える絵本なので、親御さんもお子さんも退屈することなく、一緒に楽しめる絵本になっています。

毎年秋になると、たくさんのサケが産卵のために遡上する清流「千歳川」。そのほとりに建つ「サケのふるさと千歳水族館」は、北海道の空の玄関・新千歳空港近くにある水族館です。

千歳川とサケを通して、身近な河川環境や生き物に関心を持っていただこうと、1994年に「千歳サケのふるさと館」として開館し、2015年に現在の千歳水族館としてリニューアルオープンしました。

最大の特徴ともいえる千歳川水中観察は、私たちを本物の川の中へと誘い、四季折々に変化する川の環境とそこにくらす野生生物の営みを直接目にすることができる世界的にも稀な施設です。人の手による水槽展示と、本物の川の中というリアルな野生の両側面から水辺にすむ生き物たちの魅力を紹介し、自然への興味を持っていただけるきっかけ作りとなるよう、様々な体験プログラムも実施しています。

2022年1月17日 プロジェクト公開

2022年2月27日 プロジェクト終了

2022年4月25日～ リターン品発送

絵本の制作・発送費用に使わせていただきたいと思っております。まずは500冊の作成を予定しています。製作費で150万円かかりますが、今回はその1/3にあたる50万円を皆様に応援していただければと思っています。

株式会社 日光プロセスは1953年創業の製版会社です。

スーパーなどに陳列されている商品のPOP、電車の中吊りや駅の中にある交通広告、街中のいたるところにあるポスターなどみなさんの生活の中にある印刷物を作っています。

私たちは創業から68年間、良いものを「与えたい」「表現したい」という感性豊かなクリエイターやデザイナーの想いに「良品」をお届けするという形で応えてきました。

「良品」とは私たちだけが「良い」と思っていても成り立ちません。良いものを「良い」と 思える判断力がある人々がいて「良品」は成り立ちます。 ではその判断はどのように養うのか、私たちは「本物を見る」ことがその答えだと考えます。

千歳水族館さんに来たお子さんの一人が「この川がきれいなのか、きれいではないのかわからない」とつぶやいたことがあるそうです。 本物の自然に触れる機会が少なく、判断基準がその子にまだ備わっていなかったことから出た気持ちだと思います。

私たちも、「おいしそうなご飯」「潤いに満ちた肌」「新鮮な空気に包まれた朝焼け」「生命力に満ちた新緑」など、実際に本物をみた経験、記憶がないと答えが出ない、すなわち印刷物に表現できない仕事をしています。

人々が感動するものを作るためには、まず作る人がその感動に出会わなければなりません。世の中のあらゆるものを見たり触れたりして、その時の感動を憶えていく。 そうして培った沢山の記憶は創造力となり、人々が感動する「良品」を届けることができるのです。

これからの将来を担う子供たちが「良いもの」を判断できる力を養うお手伝いをすることは、視覚表現企業である日光プロセスの使命であることから、千歳水族館様と協力し、この動画付き絵本を制作することとなりました。