広大な能登の大地で育ったぶどうの葉を使用したハーブティー、「ぶどう葉茶」が誕生しました！

はじめまして！有限会社クリエイトの代表森本と申します。
僕は普段、地元石川の能登で小さなガソリンスタンドを経営しています。この株式会社森本石油は昭和初期に曽祖父が創業し、現在は僕が4代目として家業を継承しています。
その傍ら、“食” で穴水をもっと盛り上げたいという思いや自身が食いしん坊なことが高じて、「ぶどう葉茶」を始め、主に能登で採れた食材を使用して全国の皆様に能登の魅力をお届けする活動を行っています。そんな能登愛溢れる僕と、そんな僕に協力してくれるスタッフみんなで今回クラウドファンディングに挑戦します。ご支援よろしくお願いいたします。

未活用だったぶどうの葉を地域課題として捉えて色んな人と"モグモグ"と解決していきたいです。

①生葉の収穫は紅葉時期の7日間だけ

ポリフェノールたっぷりの綺麗な赤色を出すためには、紅葉したぶどうの生葉を使用することが必須です。紅葉する期間は1年間でわずか7日間しかありません。この7日間を過ぎると葉はどうなると思いますか？ 葉はバリバリに乾いて落下してしまいます。落下して土に還ればまだ良いのですが、11月の能登は台風に似た「あえの風」が吹く日があり、2019年はこの風で紅葉した葉が全部飛ばされてしまい収穫ができませんでした。今回は1年間のブランクを越えてクラウドファンディングに挑戦させていただきます！

②ヴィンテージによって味や色が変わる

不思議なことにぶどう葉茶は収穫年によって、淹れた時のお茶の色合いや味が変わることがわかりました。2018年版は、深い赤色とローズヒップティーのような酸味が特徴でした。一方、今回のぶどう葉茶はの味わいはキャラメリーゼしたような果実感が口いっぱいに広がります。まさに「ワインのお茶」という表現が一番想像しやすいかもしれません。口にした時の心地よい酸味は、ワイン通の方にも是非ご賞味いただきたい逸品です。

香りは注いでいる最中からも感じていただけますが、口に入れた瞬間、まるでぶどう畑にいるようなフルーティな香りが口や鼻いっぱいに広がります。その香りは一時的なものではなく、しばらく続きます。この香りの持続は今まで類にみないハーブティーだと思っていただけること間違いなしです。

③ノンカフェインでポリフェノールたっぷり

ぶどう葉茶の開発過程でどのような効果があるのかを調べました。驚くことにその綺麗な色合いや味わい香りだけでなく、栄養豊富ということがわかりました。
ノンカフェインでありながら、葉酸を含んでいるので妊娠中におすすめの飲み物です。就寝前の一杯としてもおすすめです。鉄分は、紅茶17.0mgに対しぶどう葉茶はおよそ2倍の33.1mgも含まれています。（茶葉100g中成分で比較）
その他、赤ワインのアントシアニジンンなど高い総ポリフェノールをはじめ、タンニン・カリウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンEなどを含んでいます。

平成15年、能登空港の開港が決定しました。それを機に能登から首都圏に流通するものの一つとして、「能登ワイン」作りが始まりました。この能登ワインの原料であるぶどうの葉が、のちにぶどう葉茶になるとはまだこの頃は考えてもいませんでした。
能登の土壌は赤土の粘土質で、当時その土にどんな葡萄の品種が定着するのか懸命に試行錯誤する様子を、僕は地元民の一人としてずっとそばで見守っていました。

↑第14回いしかわ景観賞を受賞したこのぶどう畑の景色はおすすめスポットです！

そんな地元民の僕がぶどう葉茶を作ったきっかけですが、冒頭で触れました通り僕は小さなガソリンスタンドを経営していることもあり、ぶどう畑で使用するトラクターなどの農機具に燃料を入れるため、頻繁にぶどう畑に行く機会がありました。

とある11月の秋晴れの日でした。一面の深緑の畑の光景や葡萄が鈴なりに成っている畑の景色は見慣れていたのですが、その日、目の前のぶどう畑には一面の紅葉した葡萄の葉が広がりキラキラと輝いていました。そして、なんとも言えない干草を思わせる土っぽさの中に甘い香りが漂い、ワインを思わせるような芳醇な香りに感動したことを今でも覚えています。

こんなに素敵な香りのするぶどうの葉をこのまま風化させてはもったいない！
能登の食の一つとして能登ワインから作る「ワインのお茶」というブランドができるのではないか？直感的にそう思い、早速紅葉したぶどうの葉のお茶作りに取り掛かることにしたのです。といっても、お茶の製造に関しては無知・・・。地元のたくさんの協力者を巻き込みながらドキドキのスタートを切りました。

ぶどう葉茶に使用される葉は最高級クラスのワインを作るために、専用の特別栽培区の畑で育てられたぶどうの葉を使用しています（詳しい品種は「よくある質問」よりご参照ください）。製造はぶどうの葉を一枚一枚裏表を見ながら丁寧に手積みで収穫→クール便で製薬メーカーに配送（自然発酵を避けるため）→特許製法で1枚1枚手洗い作業（クエン酸ビタミンC使用）→半発酵→焙煎→粉砕→袋詰と様々な工程を経て、衛生面に配慮しながら丁寧に製造しています。
＜特許第4778004号使用許諾済＞

このように能登のぶどう畑には白い貝殻のようなものが散らばっています。これは赤土の酸性土壌を中和させるために、アルカリ性の穴水特産の能登牡蠣の殻を3年寝かせて塩分を抜いたものをすき込んでいるからなのです。牡蠣殻に含まれる海のミネラルを畑に還元させる循環農業は、能登だからこそ完成した奇跡のマッチングです。

↑石川ブランド製品認定書
ぶどうの葉は「野菜」でもなく「果物」でもない・・・。これまでぶどう葉茶はどの農産物のカテゴリーにも属していませんでした。様々な壁を乗り越えて、「ハーブ」に属するという見解を得る事ができました。その後残留農薬の検査を行ったり、製造特許の許諾を取り付けるなどし、安心して飲んでいただける商品を作ることに成功しました。
＜特許第4778004号使用許諾済＞

製造〜活用にあたりご協力いただいている方々のご紹介です。

能登ワイン(株) 代表取締役 村山社長

〜ご本人からの応援コメント〜
＜私たちのワイナリーでは、能登ならではの風土を存分に生かしたワイン造りに重きをおき、能登の特産品である能登牡蠣の殻を用いた土壌づくりにも取り組んできました。同じヤマソーヴィニヨンという品種のぶどうの木からできた当社の「能登ワイン」と「ぶどう茶葉」どちらも能登の魅力を存分に味わうことができる商品として、皆様のお手元にお届けしたいと思います。＞

カフェバルアグラディート オーナーシェフ兼バーテンダー 田辺さん（左）

〜ご本人からの応援コメント〜
＜私のバルでは、能登半島に散らばる特産品を組み合わせたレシピによる半島内コラボメニューをお客様へ提供しています。ぶどう葉茶も、その有力コラボパートナーの1つです。きれいな赤色を生かしたサングリアやカクテル、茶葉そのものを使って、能登野菜サラダに合わせるジュレドレッシングのレシピも出来上がりました。＞

↑能登留学プログラムにてぶどうの葉の収穫に協力してくれた佐藤くん

〜ご本人からの応援コメント〜
＜昨年の11月に、ワイン用の葡萄の葉の収穫体験をしてみないかというお話があり、ワクワクしながら参加させていただきました。想像以上の広大な葡萄畑と葡萄の葉が本当に真っ赤に広がっていて感動しました。地域の未活用の農産物を活用するこのような取り組みは素晴らしいと感じました。＞

このように、ぶどう茶葉が出来上がるまでには様々な地域内外の人が協力しています。2020年秋のぶどうの葉の収穫には、地域おこし協力隊や、「能登留学プログラム」の学生インターンやSNSで知り合った方々にも参加していただきました。
この他、ぶどう葉茶の摘み取りからレシピ開発に至るまでご紹介しきれないほどたくさんの方々にご協力いただいています。

コーヒーをドリップする時のように、ぶどう葉茶の淹れ方は一種の「お作法」と捉えて楽しみながら淹れていただけると嬉しいです。動画を参考に淹れてみてくださいね。

動画のようにポタポタと丁寧に淹れる必要がありますが、茶葉にまんべんなく湿り気が出てきたら、その後は少し大胆に淹れても問題ございません。正直少し面倒だと感じるかもしれませんが、綺麗な色味もまたこのぶどう葉茶の大きな醍醐味です。淹れる時間も特別な時間です。「ていねいに、ポタポタと、ドリップして、愉しむお茶」をご堪能ください！

ぶどう葉茶エスプレッソ×塩サイダー

動画のようにぶどう葉茶を活用することでいろいろな飲み方を楽しむことができます。蜂蜜、レモン、いちご、ドライフルーツなどをぶどう葉茶に入れると、また違う味わいを堪能できます。

また飲むという用途だけでなく、茶葉を入れ込んでシフォンケーキを作ったり、天然の着色料としてお菓子作りに活かすこともできます。是非いろいろとお試しください！

ぶどう葉茶とセットになっているリターンのご紹介をさせていただきます。

リターン品であるロゼと赤ワインのご紹介をします。

【のとロゼ】
口に含むと思わず「ホッ」と笑顔がこぼれる、そんな親しみやすさがありながら、どんなお食事にもピッタリな味わいのロゼワインです。鮮やかなカーマインレッドが美しく、普段の食卓を華やかに演出してくれます。ヤマソーヴィニヨン種の程よい果実の甘さと、爽やかな酸味に加え、コクと旨みが感じられる厚みのあるしっかりとした味わいのワイン。

◆ブドウ品種：ヤマソーヴィニヨン
◆味わい：やや甘口
◆容量：720ml
◆アルコール度数：11.0％
◆提供温度：5～8℃

【赤ワイン】（NselecT ヤマソーヴィニヨン）
「ヤマソーヴィニヨン種」は、国内に自生している山ブドウと欧州系品種の代表格である「カベルネ・ソーヴィニヨン種」を交配し品種改良した日本固有のブドウです。能登の気候風土に適しており、色は青紫の濃い色調で、しっかりとした酸味、完熟した果実風味も感じられ飲み応えがあります。栽培に取り組んでいる産地はまだまだ少ないが、能登ワインの「ヤマソーヴィニヨン」は、山ブドウに由来する野性的な香りと、どこか日本の原風景を彷彿とさせる素朴さ、それでいて骨格のしっかりとした味わいは、まさに能登ならではのワイン。加熱処理しない生詰めワインです。

◆ブドウ品種：ヤマソーヴィニヨン
◆味わい：辛口 ミディアムボディ
◆容量 ：720ml
◆アルコール度数：11.0％

【金糸パイ】

リターン品である金糸パイのご紹介をします。
能登の伝統野菜である「金糸瓜」を活用して作られたパイです。金糸瓜とはサラダや酢の物、味噌汁と何にでも使えるウリ科の野菜です。茹でると繊維状にほぐれて色鮮やかな金の糸のようです。「金糸パイ」は、サクサクパイ生地にザクザクの金糸瓜の食感がマッチしています。パイ生地と甘すぎない金糸瓜のフィーリングは、どこか懐かしい味がします。これがぶどう葉茶によく合うのです。今回は吉村洋菓子店さんにご協力いただきます。

【輪島漆器・棗（なつめ）】

↑輪島漆器・棗（なつめ）
茶道具の1つで、茶席で抹茶を保管する道具です。切り倒してから3～5年以上をかけて乾燥させた桜やケヤキなどの天然木を用いて作られる棗。より薄く精巧に仕上げるために通常の輪島塗の工程とは違う、棗独特の技法を用いて丁寧な手仕事の積み重ねにより美しく塗り仕上げられています。能登のぶどう葉茶を漆器の棗に入れて、テーブルでドリップしていただくととても素敵だと思います。棗に茶葉を保管するだけではなく、アクセサリー入れやお料理の盛り付けなど幅広くご利用できます。

【輪島塗・茶筒】

↑輪島塗・茶筒
ぶどう葉茶の茶葉の色を想起させる暁の朱色（溜塗）の「茶筒」です。桜やケヤキなどの天然木を使用しています。輪島塗の特徴である「輪島地の粉」（漆器を堅牢にする）を漆に混ぜたものを下地として塗り込み、器の端には全て布着せが施されています。その工程数は、なんと124にも及びます。丁寧な手仕事の積み重ねで作られている輪島塗の最高級クラスの茶筒です。この美しさは、ぜひ、手に取って見ていただきたいところです！今回はクラウドファンディングで輪島塗を沢山の方に知ってほしいという塗師屋さんの思いもあり、数量限定／特別価格での提供となります。

よくあるご質問

Q：商品はどこで作られていますか？
A：能登半島の穴水町です。能登ワイン用に製造されている、ぶどうの葉っぱを使用しています。穴水町で栽培している、ぶどう葉以外は使用しておりません。100%能登産です。

Q：農薬の残留率はどれくらいですか？
A：ぶどう葉茶の製造の過程である、洗浄、発酵、焙煎を経ることで、みなさまにお届けする際は検査では検知不能なほどゼロに近い状態です。

Q：水出しはできますか？
A：できないことはないですがおすすめはしておりません。よりきれいな赤色を出すためにはお湯でゆっくりと抽出し、冷蔵庫で冷やしてお飲みされることを推奨しております。

Q：ぶどう葉茶に使用されている赤ワイン用の葉の種類はなんですか？
A：ヤマソーヴィニヨンの葉を使用しています。日本に自生する在来種であるヤマブドウとボルドーを代表する最高級醸造用品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンを交配して生まれた品種です。

Q：ゆっくり淹れていますがうまく赤い色が出ません。
A：
・動画を参考にじっくりポタポタと淹れてみてください。
・蒸らす時間を増やしてみてください。
・グラグラの熱湯ではなく、95-98℃くらいがおすすめです。
※【重要】その年の紅葉具合や、摘み取り時期によっては赤色が出にくいことがあります。今回のリターンである2020年版は糖度が高く少し赤褐色っぽく色が出るかもしれません。ワインを楽しむのと同じようにその年その年のヴィンテージ感も楽しんでいただけると嬉しいです。

実行者の思い

現在、ここ能登ではコロナの影響もあり、飲食業や観光業などへのダメージが大変大きく、報道はされませんが事態はとても深刻な状況です。僕はそんな能登の状況を少しでもプラスに好転させ、こんな時だからこそ地域の方が少しでも元気になるような取り組みをしたいと思っています。

およそ7年の月日を経てようやく、全国の皆様に向けてクラウドファンディングができるまでに商品としての品質に自信が持てるようになりました。どうしてもこの商品を知ってほしい！是非1回でもいいので味わって欲しい！という思いでトライしています。

今回のクラウドファンディングが成功し手応えを感じることが出来ましたら、2021年のヴィンテージシリーズを目指して今年の11月にも紅葉したぶどうの葉を収穫したいです。もしも、興味がある方がおられたら一緒に能登で11月に収穫してみませんか？中々体験できないと思います！ 今年のぶどう葉茶はどんな色味と味わいかな？と楽しみにしながら一緒に収穫をできたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。是非この機会にぶどう葉茶を飲んでみてください。ご支援のほどどうかよろしくお願いします。

最後の最後になりますが、おまけ動画です。真っ赤に紅葉したぶどう畑の貴重なドローン映像をご覧ください！