当プロジェクトをご覧いただき誠にありがとうございます。徳島県で革製品の製作をしているbona(ボナ)と申します。

こちらのプロジェクトでご紹介させていただく"iftah"（イフタフ）は圧倒的な薄さで必要な現金やカードをスマートに携帯することができ、服のシルエットを崩すことなく上着やパンツのポケットやバッグへスマートに収納することができる新たな形の長財布です。

サイズだけでなく、出し入れのスムーズさにも徹底的にこだわって設計しておりますので、キャッシュレス派の方にも現金派の方にも是非使っていただきたいです。

最大の特徴は、その驚きの薄さです。

最も厚みのあるフラップ部分で約8mm

ボディ全体は6mm～7mmという圧倒的な薄さに仕上げております。

コイン15枚、紙幣10枚、カード5枚を収納した状態でも12ｍｍ程の薄さでご使用いただけます。

（※カードが全てクレジットカードのような厚みのあるものの場合はもう少しだけ厚みがでます）

スーツのポケットに入れてもシルエットを崩さないのはもちろん、サコッシュのような小さなバッグにも収納しやすく、荷物をできるだけコンパクトにしたいアウトドアやレジャーなどアクティブなシーンにもおすすめです。

機能性を犠牲にせず薄さとコンパクトさを実現するためにiftahではホックボタンなどを排除し、小さなフラップをひっかけて開閉する留め方を採用しました。

底部分は全て縫って閉じてしまうのではなく、お札を支えるのに最低限必要な部分のみを固定することで開口部を大きく広げ、高い視認性と出し入れのスムーズさを実現しております。

お札は開いた部分にそのまま挟むだけでOK。

しっかり中身が見えるので入ってる枚数がすぐわかり、出し入れもとてもスムーズです。

カードポケットの裏にはフリーポケットを設けてあり、こちらにも領収証やお札を収納することができます。

高額紙幣と分けて入れておくのも会計がスムーズになり、おすすめです。

商品名の"iftah"（イフタフ）はアラビアンナイトに出てくる岩の扉を開く呪文「イフタフ・ヤー・シムシム（ひらけゴマ）」から取って付けました。

この財布が特徴的な開き方であることと、私自身がものづくりの次なる扉を開いて新しいものを生み出していきたいという想いを込めております。

札室の底部分はそのまま縫って閉じてしまうのではなく、小さなマチを設けることでお札を収納する際の窮屈さを軽減しております。

また、中身が少ないときはマチが薄く畳まれ、中身が増えたときには必要に応じてマチが広がるため、お釣りなどで不意にお札の枚数が増えたときにもしっかり収納することができます。

とても薄くフラットなこちらの財布ですが、フラップや札室のパーツは立体的に設計したパーツで構成されています。

サイズの異なる２枚の革を貼り合わせることで、収納物を包むような立体的な曲面に仕上げており、広い開口部がだらしなく開いてしまうことを防いでいます。

また、フラップ部分は丈夫な芯材と２枚の革を貼り合わせた立体曲面に仕上げており、経年で革が柔らかくなりフラップが外側に反ってしまう、なんてことがないよう仕上げております。

立体構造によってフラップを閉じるとお札がしっかりホールドされ、逆さまにしてもお札が落ちることはありません。

５枚分のカードポケットはスリットではなく、出し入れのスムーズさを重視したくり抜き型のポケットになっております。斜めに配置することでポケットの入り口を広くとり、サッと取り出し、するりと滑り込ませるように収納することができます。

特に最上段のカードポケットは非常に出し入れがスムーズなため、使用頻度の高いカードを入れておくのに最適で、奥のポケットには出し入れする機会は少ないけど常に携帯しておきたい免許証などを入れておくのがおすすめです。

ポケットの幅にも余裕をもたせてあるため、薄手のカードならひとつのポケットに２枚収納することも可能です。

外側に配置した小銭入れはマチを設けることで大きく開き、中身が見えやすく出し入れのしやすい仕様になっております。

硬貨は最大で20枚程までの収納を想定しておりますが、入れた量に応じてマチが広がるためそれ以上の枚数を入れてもファスナーを閉めることは可能です。お釣りなどで不意に小銭が増えたときでもしっかり収納することができます。

小銭入れのマチとフラップをピッタリと隣り合わせることで無駄な厚みを取り除き、すっきりとした無駄のないデザインに仕上がりました。

左右非対称なデザインとなっているため、左利きの方向けに左手での出し入れのしやすい左右反転での仕様もお選びいただけます。

最低限の現金やカードをスマートに携帯することを目的とした財布ですが、小銭入れと札室の底に設けたマチによって最大で硬貨20枚、紙幣20枚の収納が可能。

キャッシュレス派の方はもちろん、現金派の方にも十分にお使いいただける収納力となっております。

※カードが全て厚みのあるものの場合は上記の最大収納量よりもやや少なめの収納でのご使用を推奨しております。

iftahのサイズは185mm×86ｍｍ。

１万円札を少し余裕をもって収納できるサイズとなっております。

標準的なサイズの長財布（196mm×95mm）と比べるとかなりコンパクトなサイズですが、おそらく長財布として「最小級」とは言えないサイズです。

実は一番最初に作った試作品は最小サイズを目指した170mm×80mmの「ほぼ１万円札サイズ」のものでした。

驚くほどコンパクトな極小サイズの長財布ができたのですが、実際に使ってみるとお札を収納する際にピッタリ揃えて入れる必要があり、出し入れの際に少しストレスを感じるものでした。

そこから使いやすさとコンパクトさの交わる１点を目指し、ミリ単位でのサイズ調整と使用感のテストを重ねました。

こちらの写真は納得のできるものが完成するまで試作と使用感のテストを繰り返した、数々の型紙と試作品です。パッと見では同じものに見えますが全てサイズや革素材、ポケットの仕様などが異なるものになっています。

そして最終的に辿り着いたのが185ｍｍ×86ｍｍというサイズでした。

”最小サイズ”ではないですが、機能性を損なわない”最適サイズ”の長財布へ仕上がっております。

重量は約80gとかなり軽量。上着のポケットに入れてもそれほど重さを感じません。

※個体差により数グラム程の差がございます

革生地は皮革産業の長い歴史を持つイタリア・トスカーナ地方にて、職人の手作業による伝統的な「バケッタ製法」で手間と時間を惜しまず鞣された上質な牛革を使用しています。化学薬品を一切使用せずじっくりと植物タンニンとオイルを浸透させて仕上げられた革は、しなやかで表面はキメ細かく、美しいエイジングを楽しめます。

また、こちらの革は製法や品質、環境負荷などの厳しい基準をクリアし「イタリア植物タンニンなめし革協会」からの認証を得た革生地となっております。

iftahでは、そんな革本来の魅力が溢れる革を内装に至るまで贅沢に使用いたしました。

（※写真の品質保証タグは商品には付属いたしません。ご了承ください。）

カラーはシックな 【オリーブ】【ブラック】【ブラウン】の3色展開。

エイジング（経年変化）を楽しめることを考慮し、ブラックは敢えて真っ黒ではなくややグレーがかったスミクロのものをチョイスいたしました。いずれの色も使い始めはしっとりとした、ややマットな質感ですが、日を重ねるごとにより深みのある色味へと変化し、徐々に美しい艶を纏っていきます。

エイジングは使用環境などによって変化が異なるため、ご愛用いただくうちにそれぞれ唯一の表情を持つ財布へと育ってゆきます。この革は染料で仕上げられており表面加工や顔料による塗装などを施していないため、決して傷に強い素材ではないのですが、きっと傷のひとつひとつにも愛着が湧いてくると思います。

是非「革を育てる楽しみ」を存分に味わってください！

小銭入れの内装やポケット内などは全て裏生地を施してあります。

裏生地を付け加えることで生産時の手間は大幅に増えてしまうのですが、革の床面（裏面）を隠して見た目を綺麗にするだけでなく、マチなどの薄いパーツは革と裏生地を張り合わせることで薄さと強度を両立させております。

iftahでは薄くて丈夫なポリエステルとコットン混紡のツイル生地にアクリル樹脂コーティング加工を施したものを使用しております。

ファスナーはYKK製”EVERBRIGHT"を使用。

研磨された金属部分に防錆処理とクリア塗装が施されており、通常のファスナーより耐食性（錆や腐食への耐性）が高く、長く美しい光沢が持続します。

ファスナーの持ち手は、実は財布の中でも特に強い付加のかかるパーツです。そのため、革と芯材を張り合わせてしっかり強度を持たせ、コバの仕上げなどきっちり手間をかけて仕上げました。

【仕様】

札室：１

カードポケット：５

フリーポケット：１

マチ付き小銭入れ

【サイズ】

横185mm×縦86mm

厚み：フラップ部分約8ｍｍ、ボディ約7ｍｍ

重さ：約80ｇ

【素材】

革（イタリア産牛革・フルベジタブル タンニン鞣し）

裏生地（ポリエステル65％ コットン35％）

bonaはデザインと製作を担当している私と、検品と梱包を担当している妻の夫婦２人で運営している小さな工房です。

2020年にbonaを立ち上げる以前は大阪の革製品メーカーでサンプル製作の業務を担当し、厳しいプロの現場で型紙や縫製の技術を磨いてきました。

Made in Japanの革製品を支えてきた熟練の職人達から学んだ縫製技術と、CADソフトによる緻密な設計を組み合わせ、新しくて高品質な革製品を生み出すことを信条としております。

工場生産ではなく１人の職人が手作業にて全ての製造工程を担当し、1点ずつ丹精を込めて製作いたします。

ステッチの美しさ、コバの仕上げ、細部の仕上げなど、革製品にこだわりのある方にもきっと満足していただける品質であると自負しております。

個人での生産となるため生産できる数に限りがあり、ご購入いただいた数によってはお届けまでの期間がかなり長くなってしまう恐れがあります。

少しでも興味を持っていただけた方は、是非お早目のご購入をお願いいたします。

このプロジェクトのリターンでは薄型コンパクト長財布"iftah"を一般発売に先駆けていち早くMakuake限定価格にてお届けいたします。

①【先着30名様限定 超早割 20%OFF】iftah １点

販売予定価格 24,800円→19,840円

9月下旬お届け予定

②【先着50名様限定 早割 10%OFF】iftah １点

販売予定価格 24,800円→ 22,320円

9月下旬お届け予定

③【Makuake限定価格 1000円OFF】iftah １点

販売予定価格 24,800円→ 23,800円

10月下旬お届け予定

④【Makuake限定２点セット割 2600円OFF】iftah ２点

販売予定価格 49,600円 → 47,000円

10月下旬お届け予定

リターン品はいずれもレターパックプラスでの発送となります。

・プロジェクト掲載期間：2024年6月18日～2024年8月17日(60日間)

・9月下旬に①【超早割】②【早割】分の80点を順次発送予定

・10月下旬に③【Makuake限定価格 1000円OFF】④【Makuake限定２点セット割 2600円OFF】分を発送予定

※インポート素材を使用しているため、材料の入荷状況等により発送時期が遅延する恐れがあります。ご了承くださいませ。

※リターン品の準備ができたものから順次発送いたしますので、記載されている予定より早くお届けする場合がございます。

bona 倉田 和哉

（レザープロダクトデザイナー・職人）

1988年生まれ 大阪府出身

経歴

・大学卒業後、趣味として始めたレザークラフトに没頭。より深く革に関わりたいと思い25歳で大阪の皮革製品メーカーに転職

・営業、生産管理などの業務を担当した後、サンプル職人に就任。革製品の材料から生産、流通までの全般的な知識と技術を身に着ける

・2020年 皮革製品メーカーを退職し独立 コストや生産性に制限されない理想とするものづくりを追求するためにレザーブランド bona （ボナ）を立ち上げ

・2022年 妻の故郷である徳島県に住居と工房を移転

bonaについて

「召し上がれ」を意味するフランス語の「bon appétit（ボナペティ）」から取ってbonaというブランド名を付けました。

「機能性と構造から導かれる必然性をもったデザイン」をコンセプトにオリジナリティと機能性に徹底的にこだわり、財布を中心とした革製品を製作し販売しております。

2021年 春には大手ハンドメイド販売サイトで作品ランキング１位を獲得。人気商品の「ほんのりまるいコンパクト折り財布」は累計販売1500個を突破しました。