Section01＊「クズ林檎」改名！「バイトサイズ」

Section02＊ 小さいからいい！バイトサイズ3つの優位性

Section03＊ バイトサイズ1個100円、バイトサイズはじまりの話

Section04＊ 7人の農家が新たな市場を創造する

Section05＊ 林檎から始まる未来の話、まずはあなたへ

林檎農家さんは私たちに真っ赤でつやつやした小さな林檎のことについて、そう話してくれました。

その林檎は歯ごたえが良くて、甘くて。

ただ小さいだけの、むしろぼくから見れば小さくて可愛い林檎。

どうやら、林檎や果物、野菜などは形や大きさによって＜規格＞というものがあって、その基準に満たなければ取引価格が大幅に落ちてしまうようです。

このような小さな林檎の取引価格は贈答用林檎の1/20程度になってしまうそうです。

そう農家さんは話します。

小さくて可愛くて食べ切れて、もちろんおいしい林檎。

このプロジェクトは、そんな小さな林檎がいつの日か当たり前に食卓に並ぶことを夢見て始めるプロジェクト。

北アルプス山麓地域から始まる次世代農業の新しい形を発信します。

長くなりますがどうぞお付き合いください。

雪が雄大な山々を白く覆う季節の北アルプス山麓よりこんにちは。

＜【田舎に棲める場所創り】 北アルプス山麓から始めるシェアハウス＆移住相談サロン！＞

にてお世話になりましたLODEC Japan LLC名ばかり代表のたつみです！

その節は皆様に大変お世話になりました。

多くの方のご支援賜りまして無事目標を達成し、シェア＆コミュニティハウスmetoneの運営を開始いたしました。

さて、今回のプロジェクトは私たちの拠点となっているここ北アルプス山麓大町市及び松川村のイケメン農家集団＜bite sized apples club＞が作る林檎のお話。

その名も「バイトサイズ」

バイトサイズとは、一般的に市場に流通している林檎よりも小さな小玉林檎のことを愛称としてそう名付けております。（現在名称を商標登録出願中）

バイトサイズと私たちが呼んでいるのは1個200g程度の小さなサイズの林檎。

一人でも食べきれるサイズなので皮のままかじりつける林檎です。

小さくて可愛くてつやつやしたおいしい林檎。

クズと呼ばれたふぞろいの林檎たち。

バイトサイズを作る農家さんたちはそんな純粋な想いで林檎を作っています。

こんな素敵な農家さんたちの愛情の結晶である林檎を‘クズ’だなんて呼ばせない！！

と、言うことでここで私たちが宣言します。

このプロジェクトより「クズ林檎」と呼ばれる小玉林檎は「バイトサイズ」へ改名いたします。

どうぞお見知りおきください！！

＊＊ バイトサイズのメリット ＊＊

大きな林檎よりもバイトサイズが優れている！！なんて語るつもりはありません。

ただ、それは林檎を求める方、場所、タイミングにより優位ともなります。

私が考えるバイトサイズの優位性は３つあります。

_ 小さいという利点

＜１人でたべきれるサイズの林檎＞

・「1日1個の林檎で医者いらず」林檎で毎日の朝食に栄養と幸福をプラス

・小腹が空いたらおやつ代わりのバイトサイズ

・包丁まな板不要です！かじりつけばいいんです！！

私は長野に暮らしながらもあまり林檎を積極的に食べませんでした。

それは、林檎は一人で食べきるには少し大きすぎるからです。

そして林檎を食べるために包丁で皮をむき、まな板に乗せて切り、種を取り除く。

この作業が面倒くさがりの私にはおっくうでありました。

これがバイトサイズであればそのままかじりつき、食べきることができる。

これは意外や意外に大変便利！

親御さんが上京したお子さんに「毎日食べなさい！」とバイトサイズを仕送る。

そんな幸せを親子で分け合うことができるのがこの、バイトサイズです。

_ かわいいという利点

＜視覚的な価値を持つ小さな林檎＞

・林檎をかじり街を歩く＝ファッション的で可愛い

・店舗での陳列やディスプレイでインテリア力向上

・撮影の小道具として適した小さな林檎

このバイトサイズ、ずばりかわいいです。

赤くてつやつやでつるっとしています。

布で磨けば自らを守る為に皮を覆っているワックスでピカピカに光ります。

不思議ですよね。食べ物を「かわいい」と表現できるものは他にあまり多くはありません。

このかわいさは、林檎を食べること・見せることでの視覚的・ファッション的な喜びを与えます。

林檎をかじり街を歩く。

その景色、なんだか素敵だと思いませんか？

_ 携帯できるという利点

<様々なシーンで食べることができる林檎>

・山に遠足にピクニックにバイトサイズ

・エナジードリンク？カロリーメイト？→バイトサイズ

・お土産にはかさばらないバイトサイズ

バイトサイズは甘くて水々しい。

山登りや様々なスポーツシーンでの水分・栄養補給に携帯できるバイトサイズはとても重宝します。

また元気になりたい時、甘い物が欲しい時に、エナジードリンクやカロリーメイトもいいですが自然の恵みの栄養果物はいかがでしょう。

お土産にするにもかわいらしくて小さなバイトサイズはおすすめです。

以上が私が考えるバイトサイズの優位性です。

＊＊バイトサイズができるまでの物語＊＊

バイトサイズプロジェクトの始まりはいまから2年前のことでした。

選果場では贈答用の大きな林檎が箱に詰められ出荷されていきます。

その大きな林檎が出荷用として積み上げられる中、小玉や傷物などの出荷できない林檎たちが集められたコンテナがありました。

このコンテナはジュース加工用のコンテナです。

その中に小さくて真っ赤でとても美味しそうな林檎が混ざっておりました。

長野県農業改良普及員の高橋さんはその林檎を手にしました。

もちろんジュースも美味しい林檎から作られます。

ただ、ジュースの加工用林檎は冒頭にもお伝えしたように取引価格が1/20程度になってしまうそうです。

手にした林檎を眺め“この小さな林檎は子供や高齢の方が食べるのにはちょうどいいサイズなんじゃないか？”高橋さんはそう考えました。

小さいだけで味も食感も大きな林檎と変わりません。

この小さな林檎をたくさんの人々に食べてもらおう。

大きな林檎と同等においしい林檎を、大きな林檎と同等の価値で人々に食べもらおう。

高橋さんは小さな林檎を握りしめました。

その後、7組の農家さんが高橋さんの呼びかけに賛同し、bite sized apples clubが設立されました。

＜バイトサイズ＞と名付けられた小玉林檎の価格は1個100円。

これは贈答用の林檎と大きく変わる価格ではありません。

こうしてバイトサイズの販売が開始されました。

- イケメン農家が新たな市場を創造する -

bite sized apples clubは7名の農家さん+1名の長野県農業改良普及員の小さな団体です。

21歳の若手農家さん～100年もの歴史を脈々と受け継ぐ熟練農家さんまで。

生き方も立ち振る舞いも考え方も個性豊かでイケメンすぎる農家さんばかりです。

７人のイケメン農家さんを簡単にご紹介いたします。

■ 本多曜介 -Youske Honda-

年齢：21歳（メンバー／地域最年少林檎農家）

農園：外川果樹園_北アルプス山麓松川村

趣味： 音楽活動／ドラム演奏

地域最年少の3代目農家。ひいじいちゃんが開拓した林檎園をじいちゃんと母ちゃんと営んでいる。数多くの品種の林檎を作り、林檎についての思慮を深め経営的視点を持つ若き林檎農家。趣味は音楽で現在松本を中心にバンド活動中。

■ 濱嶋奨 -Susumu Hamajima-

年齢：38歳

農園：濱りんご_北アルプス山麓松川村

趣味：都会で遊ぶこと／食べ歩き

愛知県出身の新規就農者、元経営コンサルタントという異色の林檎農家。新規就農でありながら林檎栽培をする農地は地域の中でも広大で、松川村の若手の林檎農家のとりまとめも行っている。今まできいたことのない農業経営を展開し且つ林檎栽培の知識と技術を持つ末恐ろしい移住者農家さん。

■ 太田聖吾 -Seigo Oota-

年齢：50歳

農園：アップルベリーファーム太田農園_北アルプス山麓大町市

趣味：バイク／山登り／サッカー／スキー

15年前脱サラし実家の田んぼを林檎畑にし就農した林檎農家。農園の入口に設置した海上コンテナ、畑の真ん中に立つ東屋の休憩スペース、きっちり整列された林檎の木々が大変かっこいい。北アルプスが目の前。多趣味でアクティブで仕事に趣味に生きるちょいワルおやじ感漂う農家さん。

■ 平林芳樹 -Yoshiki Hirabayashi-

年齢：78歳

農園：株式会社国光園_北アルプス山麓大町市（地域で最も歴史のある農園の一つ）

趣味：晩酌

大町市の中でも最も歴史のある農園の一つで、会社設立よりなんと82年！の3代目。林檎栽培を開始して100年になる。熟練で林檎作りにかけては最もこだわりが強い職人さんでありながら、バイトサイズを作る新しい技術を生み出そうと試行錯誤を繰り返す農家クリエイター。昭和57年農林水産大臣賞を受賞した林檎にかけるこだわりと愛情を教えてくれる農家さん。

■ 峯村忠志 -Tadashi Minemura-

年齢：42歳

農園：峯村農園_北アルプス山麓大町市（地域で最も歴史のある農園の一つ）

趣味：呑み歩き／家族とお出かけ

大町市の中でも最も歴史のある農園の一つで、地域で最も農地面積を持つ林檎農家。峯村さんのところでしか作っていない品種もある。20代前半で林檎農家を継いだときのストーリーが素敵すぎるので詳細は別記事にて紹介したいと思います。社交的で多くの人々が流動する開けた農園を運営し、先進的な目線で林檎作りに取り組む農家さん。

■ 堀田桂基 -Yoshiki Horita-

年齢：40歳

農園：堀田農園

趣味：子供／家族とお出かけ

前職の農機具会社で農業の現状（荒廃農地、後継のいない農園など）を見つめ実家の農園を残すために実家の後を継いだ林檎農家。2人の小さなお子さんを溺愛するパパは、林檎とお子さんのことを語るときの目尻のシワがとても素敵！林檎を通し、お客さんと顔の見えるお付き合いを積極的に行う農家さん。

■ 塙慎一 -Shinichi Hanawa-

年齢：51歳

農園：はなわファーム_北アルプス山麓大町市

趣味：ロードバイク／海の幸を堪能する

東北の震災後東京での暮らしに難しさを感じ大町市へ移住し、峯村さんのところに就農。後に林檎畑を人から譲り受けた林檎農家。元々インターネットシステム系の仕事をしていたこともあり、積極的に林檎の情報発信に勤める。今の生活は「辛いけど苦しみではない」と語る大町暮らしを謳歌する移住者農家さん。

「新たな市場を創造する」

既存の流通では取引の無かったバイトサイズを人々に届ける動き。

イメケン農家と高橋さんが始めたこの動き。

バイトサイズのファンであった私もこの動きに共感し、共謀を企てる一員となった次第です。
 

小さいことで流通規格外として扱われていた林檎は、小さいことで新たな価値が得られる林檎へ。

“小さな林檎を食べるという新たな食文化”の創造。

ただこの林檎を売りたい！！

バイトサイズプロジェクトはそういう話ではありません。

林檎がある豊かな国日本の、林檎がもたらす食文化をほんの少しだけ変化させたいのです。

新たな市場の創造～食文化の変化。

私たちが目指す未来は、そんなちょっとだけ壮大な未来なのです。

私たちが夢見て始めるプロジェクトのスタートは

まずはあなたの元へと林檎を届けるところから。

たくさん学ばせていただいております。

たくさん考えさせられております。

ものを作るってなんだ？

ものを売るってなんだ？

ものを買うってなんだ？？

消費者の目線

売り手の目線

作り手の目線

その全ての目線で

北アルプスの麓に赤く色づく林檎を眺める。

欲しいのはもちろん収益。

なんだけど、ただ儲けるだけでは上がらないモチベーション。

農家さんの想いとか努力とか苦労とか、愛情とか。

そういったいろんな感情を、林檎と共に届けたい。

そんな感情でしているこの仕事。

これから私たちがしたいこと。

それは、この小さくて可愛くてもちろん美味しい！

バイトサイズに“市民権を与えたい”

流通規格外と言われクズと呼ばれるこの林檎たちを

そんなことを想い画面の向こうのあなたに熱を持って語りかける次第です。

なお、今回のプロジェクトでご支援いただきました金額は、全く予備費の無い当bitesized apples clubの会費へ充当し、WEB制作、デザイン制作、広報物制作、グッズや販促物制作費用に利用させていただきます。

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（必要な経費の概算）

WEB制作費… 150,000円
通販サイト手数料、システム使用料等… 50,000円/年 

ロゴ制作費… 50,000円（製作済み）
チラシデザイン費… 40,000円
チラシ印刷費… 10,000円

イベント出店費… 30,000円
出店用備品代… 30,000円

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この小さな林檎がいつの日か当たり前に食卓に並ぶことを夢見て。

トーストをくわえて走る少女が、もう片方の手に小さな林檎を握り走る日を夢見て。

仕事に忙しい若者がエナジードリンクの代わりに小さな林檎にかじりつく日を夢見て。

おいしくて食べきれて、しかもかわいくておしゃれな林檎＝＜バイトサイズアップル＞

未来を創るスタート地点。

北アルプス山麓の林檎畑より。

まずはあなたの元へと林檎を届ける。

ここから私たちは始めます。

ご支援とご声援と拡散の賛同を！！

どうぞよろしくお願いいたします。

bite sized apples club会員一同／

LODEC Japan LLC

たつみかずき

＜Instagramでバイトサイズを被写体に可愛い写真をアップ♪＞

写真に映えるバイトサイズを被写体に、毎日の日々に彩りをプラス！
林檎をかじる写真、林檎を街中で持っている写真など、日常のバイトサイズの写真や
景色や風景の中に林檎が佇む作品のような写真まで。

あなたの発想で、食べて美味しい＆見て可愛いバイトサイズの写真をInstagramにアップしませんか？

#bitesizeのタグ付けをどうぞお忘れなく！！

赤色が彩る素敵な写真、楽しみにお待ちしております♪

インスタグラムバイトサイズアカウント>>「bite_size_apple」
https://www.instagram.com/bite_size_apple/

---------- ＜バイトサイズシーン別活用術＞ ----------

■ 慌ただしい朝の時間に

バイトサイズは小さな食べきりサイズの林檎です。
なかなか朝ごはんを作れないのならせめて林檎を一つ。
バイトサイズはナイフもまな板も不要です。

布やティッシュで磨けば表面を覆う林檎から出た天然のワックスでピカピカに光ります。
かじればさくさくした果肉の食感と溢れ出る甘い甘い果汁があなたを満たしてくれますよ。

もしも林檎を持ってそのまま家を飛び出すのであれば、芯を捨てるゴミ袋とお手拭きをお忘れなく。
 

■ ゆっくりと過ごす休日の珈琲を愉しむその少し前に

休日の朝。
窓から差し込むいつもより少し高くに昇った陽の光。
ゆっくりと朝ごはん、もしくはブランチを愉しむ休日。

きっとあなたは珈琲メイカーの電源を入れるか、自慢のミルを引っ張り出すことでしょう。
食事を済ませたその後に、珈琲を愉しむその少し前に。
冷蔵庫を開けて冷やしておいたバイトサイズをお一つどうぞ。

一人で食べきってもいいし、お皿を洗ってくれている素敵な相方さんと分けてもいい。

いつもよりゆっくりと食べてみてください。
いつもよりゆっくりと、その自然の恵みがもたらす甘みを味わってみてください。

■ 登山のお供に糖分／水分豊富な果実を携帯

バイトサイズは通常の林檎の2／3程度の重量200gの林檎です。
もちろん様々な栄養機能食品と比べると重たい！！です。

それでも、山の上で食べる林檎って、どんな味がするんでしょうね。
糖分と水分以外に得られるその自然の恵みが生み出す幸福は、きっと他のテクノロジー食にはないものだと思いますよ。
 

■ キャンプ遠足海にテニスにフェスティバル！愉しいところにどこでも可愛いこいつ

クーラーボックスの氷に浮かべたビールやジュース。
その中に赤くて可愛いこいつも一緒に入れて行ってやってください。
きっと人気者になるはずです。

可愛いあの子の可愛い声で「可愛いーーーー」って喜びから成る思い出のワンシーンを演出してくれるはずですよ。

可愛いやつです。そんな可愛いこいつをチョイスしたあなもきっと、人気者の仲間入りを果たすでしょう。
 

■ 働く職場のおやつは自然の甘さがおすすめです

職場のデスクにチョコとか栄養素が記載された紙箱を忍ばせる。
頭を使うと甘いものがさぞ食べたくなることでしょう。

コンビニで買える人工甘味料もいいですが、自然の恵みの果物という選択はいかがでしょうか？

日々の健康や栄養の偏りが気になるあなたにはきっと迷うことのない選択だと思います。

可愛いものが好きな女友達にはこれ見よがしに教えてあげてくださいね。
「小さい林檎。バイトサイズっていうんだよ。」ってね。
 

■ テストや受験勉強に精を出す眠れない夜に林檎の癒し

林檎には癒し効果があるんです！！
科学的には実証されていません。

それでも、私は確信をもってお伝えできます。
林檎には、癒し効果があるんです！！！笑

赤い林檎に願かけて、明日の勝負に挑んでみてください！
林檎の幸福でめでたい色は、あなたの背中をほんの少しだけ押してくれることでしょう。
 

■ 林檎をかじって街を歩くあなたは、どこのモデルよりも美しい

タイトなジーンズにねじ込めるほど小さくはありませんが、片手で林檎を握ってみてください。

街の雑踏のカラフルはもはやモノクロに見えてしまいます。

そこに、あなたの右手に握られた林檎の赤色は街のカラフルよりも赤く浮かび上がることでしょう。

林檎をかじって街を歩く。
おいしさにプラスの価値を見出す小さな林檎。

バイトサイズをあなたの生活の彩りの一つにプラスしてみませんか。
 

■ 看板娘と林檎の看板

常連さんの心を掴んで離さない看板娘。

そこまで仕事ができるやつじゃないですが、店の前を通る人が横目で眺めるくらいの仕事はできます。

カフェのショーケースにバイトサイズはいかがでしょう。
バーカウンターのダウンライトのすぐ下に。
揺らめくキャンドルのお隣に。

「林檎を並べてるお店！！」と印象付ける程度の看板効果は期待できますよ。

しかも、看板なのにおいしく食べることができるんです！！
1個100円の割にはなかなかな働き者ではないでしょうか。
 

■ 言えない感謝の言葉、もう少し待ってあげてくださいね

東京が晴れた冬の日に、長野では雪がちらついている。
石油ストーブと湯気を吐き出すやかん、白く濁る窓。

東京にお子さんが上京して半年と少しの時が経つ。
仕送りの催促以外に連絡はよこさない。

心配で心配で仕方ない。それでもきっと、お子さんは精一杯自分の時間を過ごしていることでしょう。

どうですか、お子さんがふるさとを思い出す林檎を送ってみては。

「1日1個ずつ食べなさい。」

おせっかいなあなたの手紙を、息子さんは素直になれずに恥ずかしいと読むでしょう。

言えない感謝の言葉は、きっと忘れた頃に返ってきます。

もう少し待ってあげてくださいね。

大切な人を想う贈り物。

中身は、林檎の形をしたあなたの愛情です。