1951年創業の自動車部品メーカー「横山興業株式会社」から誕生した、ファクトリーブランド「BIRDY.（バーディ）」。

「Birdy デカンタ」は、このBIRDY.が生みだした、世界的にも珍しいステンレス製のワインデカンタです。

0.1ミクロンもの精度で容器の内側を研磨するという、自動車部品メーカーならではの特殊加工技術により、ワインに含まれるタンニンの渋みをおさえ、味をまろやかに、また香りを華やかに変化させることを実現しました。

今回はこのBirdyデカンタを、Makuakeにて先行予約販売します！

▲ 自動車部品メーカーの加工技術が息づくカクテル用品のラインナップ

容器の内側が0.1ミクロンもの精度で研磨されたカクテルシェーカーなど、自動車業界で長年培われた高度な技術に裏打ちされた、革新的なラインナップを展開しています。

「容器の研磨方法を変えるとカクテルの味が変わる」

というにわかに信じがたいプロダクトですが、その確かな効果はジワジワとクチコミで広がり海を越え、発売から約2年で14の国と地域に販路を拡大。カクテルの本場英国「サヴォイ・ホテル」のメインバーで採用されるなど、国内外で幅広く支持を集めてきました。

Birdyのカクテル用品は、アルコールの角を取り、口当たりをまろやかにする効果があります。その秘密は容器の内側に施した精密加工。0.1ミクロンの精度で磨かれた容器の内側には、あえて微細な凸凹が残されており、そこに液体がぶつかった時に発生する微細な気泡がエアレーション効果を高めます。

さて、ワインを空気に触れさせることで、味を落ち着かせ香りを開かせるデカンティングという技法をご存知でしょうか？

微細な気泡を発生させやすいBirdyの研磨技術は、このワインに空気を触れさせるデカンティングにも向いているのではないか？と、あるバーテンダーからアドバイスを頂きました。カクテルシェーカーのカップ部分を利用し実際にデカンティングをしてみたところ、タンニンの渋みが収まり味がまろやかになり、香りも華やかに変化しました。

ワインの世界ではワイングラスに使われるガラスの素材で味が変わるという考えがあることが分かりました。大量生産に向いた「ソーダガラス」。素材が柔らかく熟練職人による加工が必要な「クリスタルガラス」。製法と成分の違いはもちろんのこと、一番の違いは製品になった時のガラスの表面にあります。

表面がツルツルしているソーダガラス製品に対し、クリスタルガラス製品の表面はミクロの凸凹が出来る性質を持っています。

ガラスの表面が凸凹しているので、スワリング（中のワインをクルクルと回す仕草）をした際、ガラスの表面の凸凹にワインが長く留まり、香りを際立たせ、味をまろやかにする効果があると言われています。

実はこの「ソーダガラス」と「クリスタルガラス」の凸凹の違いによる味の変化は、カクテルシェーカーでも同様の変化が確認されました。ソーダガラスのようにステンレスの表面を完全なツルツルにすることも技術的には可能なのですが、味はそこまで変化しません。

微細な凸凹を残すことは完全にツルツルにするよりも技術的には難しいのですが、あえて微細な凸凹を表面に残す加工方法を採用し、日々0.1ミクロン単位の測定をしながら品質維持をしています。

Birdyが自動車部品メーカーとして持つミクロレベルの凸凹をあえて残して磨く技術は、クリスタルガラスがワインに与える影響と同じように良い影響を与えることが分かりました。

通常デカンタはガラス製ですが、金属加工を得意とする当社においてはやはりステンレスで試作品を作ろうという事になり、世にあまり類を見ないステンレス製のデカンタのサンプルが完成しました。

【製品の特長①　ミクロの凸凹が香りと味を変化させる】

クリスタルガラスのように香りを際立たせ、味をまろやかにする効果がある微細な凸凹をデカンタ内側の表面に残しました。

【製品の特長②　微細な気泡を発生させ、程よい酸化を促す】

デカンタを持って中身をくるくる回すと、ごく微細な気泡が発生しワインに適度な酸化を促します。

【製品の特長③　割れないデカンタ】

クリスタルガラスで作られたデカンタは非常に高価になります。高価なデカンタを誤って割ってしまった！という声を多く聞きますが、ステンレス製の「Birdy デカンタ」は絶対に割れません！

出来上がった試作品を早速ワインバーへ持ち込み、数名のソムリエさんに試してもらいました。

・こんなに味と香りが変化するとは思わなかった。

・3年くらい瓶内熟成をしたときのような味に変化する。

・ビオ・ワイン（オーガニック・ワイン）特有の「ビオ香」が和らぐ。

といった好意的意見が聞かれました。

ワインの素人である私たちでもはっきりと味と香りへの変化がわかる程、 Birdyデカンタには大きな可能性を感じています。

ただ、あくまで主観の範囲になっているため、「全てのワインで良い変化が起こるわけではなさそう。」とか、「やはり従来のガラス製のデカンタの方がいいのでは？」などの声も中には聞かれます。

そこで、今回集めた資金は、Birdy デカンタの製作費および改良資金としては勿論、それ以外に、プロのソムリエへのアンケート実施や科学的な分析を行い、Birdyのデカンタで何がどう変化して、どんなワインに適しているのかを明確にしていきたいと考えています。

Birdyのデカンタは女性研磨師の手から生まれます。女性特有の繊細な目配りは0.1ミクロンの違いを見逃しません。（最終的には0.01ミクロンまで測れる専用の測定器でチェックし出荷されます。）

ただ作業員として研磨をするだけでなく、商品開発の段階から関わり、工程の設計まで担当するスゴ腕集団です。

彼女たちのクラフトマンシップがこれまで世界中のバーテンダーたちに驚きを与え続け、これからはワイン愛好家たちを唸らせることになるのではと期待しています。

幅：9.3cm x 高さ：14.8cm

材質：18-8　ステンレス鋼

容量：725ml（満水時）
 

BIRDY.

1951年創業の自動車部品メーカー「横山興業株式会社」から誕生した、ファクトリーブランド。2014年11月よりプロのバーテンダー向けにカクテルシェーカーなどのステンレス製カクテルウェアの製造・販売を始め、ブランド創立から2年で14の国と地域に販路を広げる。今後は研磨技術を活かしたステンレス製タンブラーなど、テーブルウェアなどにラインナップを拡大。

プロジェクトリーダー：横山哲也（横山興業株式会社 / 商品企画室 室長）

1981年生まれ、早稲田大学第一文学部 卒業

TV制作会社のADから社会人キャリアを始め、その後異なる分野の制作会社を転々とする。最終的にはホームページ制作の営業からディレクション、デザイン、プログラミングまで広く担当。ゼロから仕事を生み出す術を身につける。
2011年4月実家の家業である横山興業株式会社に入社。1年間親会社で製造の勉強したのち、タイの関連会社にて1年半の間、生産管理の支援を行う。

2013年はじめより自社商品開発を始め、2013年11月に「BIRDY.」ブランドをスタートさせる。

Q : どのように使えば良いですか？

A : 使用前にごく少量のワインを入れ、液体が全体に行き渡らせるように軽く振ってください。デカンタ内部が芳醇な香りに包まれ、より効果を発揮します。

　デカンタにワインを注ぎ、（グラスワイン1～2杯分、約125～250ml推奨）、上部のクビレた部分か根元の部分を掴みクルクルと回してください。エアレーション効果が高まり、デカンタージュが進みます。回す回数についてはワインの特性により異なりますので、香りや味を確認しながら調整して下さい。もちろん、クルクルと回さなくても、デカンタに入れておくだけでデカンタージュの効果はございます。

Q : どんなワインにでも使えますか？

A : もちろん使えます。 現時点では、特にフルボディのワイン（赤・白）やビオ・ワインについて味の変化が分かりやすく、美味しくなる！という意見が多いですが、今回の活動資金をもとにより詳しくデータやアンケートを集められればと考えています。

Q : ワイン以外にも使えますか？

A : ぜひ使ってみてください。 新進気鋭の若手シェフは、「日本酒の生原酒が面白く変化しそう」、世界大会で優勝したバーテンダーは「ウィスキーのトワイス・アップ（ウィスキーと水を1対1で割る飲み方）に使えそう。」と言ってくださっており、ワイン以外の様々なお酒でも、ぜひお楽しみ頂ければと思っています。

Q : どのように洗えばよいですか？

A : 市販の食器用洗剤を利用し、スポンジの柔らかい面での洗浄をお願いします。研磨剤の入ったクレンザー、食洗器のご利用はおやめ下さい。

サビの発生や水垢がこびりつく原因となるので、洗浄後はすぐに水気を取り乾燥させた状態で保管してください。