プロジェクト実行者
ストーリー
- 海外でのデザイン研究経験や趣味のアウトドア体験を通して考えたランタンシェード
- LEDランタンLedlenser ML4専用設計でランタン本来の明るさや機能性を損なわない
- 「修理簡単」&「折りたたみ可能」使用環境を選ばずタフに使えるランタンシェード
自己紹介:
はじめまして。
プロダクトデザイン領域の研究者としてデザインの研究を行い、傍らに自分の工房で「ものづくり」をしている小山拓也です。
振り返ることおよそ10年前、東洋大学に学部生として入学しプロダクトデザインの世界へどっぷりと浸かることとなりました。卒業後は、ドイツのベルリン芸術大学大学院にてデザインとアートを勉強し、現在はイタリアのヴェネツィア建築大学にてプロダクトデザイン分野の研究者をしています。その傍ら、コロナ危機の影響で日本へ一時帰国している際に自分で「ものづくり」を行い発信する場として「Design Studio Bergchen」(デザインスタジオ ベルクシェン)を2021年に立ち上げました。Bergchenとはドイツ語で「小さい山」という意味です。今後制作していく商品が市場で一人目立ちすることなく様々な質の良い製品が存在する中で「小さなニーズ(小さい山と表現しています)」を満たすのみの存在でありたいとの願いから名付けました。今後、研究で分野の最先端を学びその成果を自らの手でモノを作り社会へ還元していきたいと考えています。
ベルリン芸術大学にて。ヨーロッパ各国、そしてアジア圏を含む世界中から多くの学生が集まる中でアートとデザインを学びました。
ヴェネツィアにて。昨年2020年上旬にデザインの研究を行うためにベルリンから引っ越しました。
丁度、記録的な高潮が発生しヴェネツィア島内に借りていたアパートも一部浸水する被害を受けました。
私のアパートからの写真です。ヴェネツィアの島の中でも比較的高さのある場所に住んでいたのですが、夜には歩道と水路の区別は完全に無くなるほど潮位が上昇しました。
このような高潮の状況の中外に出られずにいると、イタリア人の友達達は室内の飾り付けを始め美味しいクッキーと紅茶を振る舞ってくれ、屋外の状況からは考えられないくらい和やかな夜を過ごしました。異文化を体験する瞬間です。笑
昨年せっかくスタートしたヴェネツィアでのデザイン研究員生活ですが、コロナ危機の影響で日本に避難することとなりました。日本でリモートワークを行い、趣味の登山やキャンプなどのアウトドアを休日に楽しんでいます。
趣味とものづくりへの興味が重なり、アウトドア用ランタンシェードを作る運びとなりました。
なぜ自分で物を作るのか?
昨今、個人がものづくりを行い販売することのできる環境が整いつつあります。以前は大規模な工場を持つ企業のみが商品を生産し、大量生産工程を経て作られた商品が流通することが常でした。現在は3Dプリンターやレーザーカッターなどに代表されるデジタルファブリケーション技術の普及により個人が小規模な工場を持ち様々な商品を「作る」ことができるようになりました。また、個人が制作した商品を「売る」場も整いつつあります。このような社会変化の中で、ものを作ることが好きな一個人が大量生産の製造プロセスでは対応できないニッチな商品を制作し小さなマーケットニーズを満たす商品を作ることができないかと考え、ものづくりを行っています。
今回の商品はこの様な考えのもとに、自分が普段使っているLEDランタンLedlenser ML4をカスタムして使えるランタンシェードを制作しクラウドファンディングにて受注生産させて頂きます。私自身が自分で使い満足したものをお届け出来ればと思っています。
プロジェクト概要
LEDLENSER社のML4というLEDランタンは、元々アウトドア向けの洗練された見た目と機能性が人気の商品です。そのLEDランタンにアクセサリーとして取付可能なオリジナル「障子風ランタンシェード」を本体の機能性を損ねることなく使えるように専用設計しました。アウトドア先や日常の様々な環境でお使いいただけます。
本題の障子風ランタンシェード
現在制作しているものがML4用の障子風ランタンシェードです。最新の洗練された見た目のランタンに、造形として日本の伝統である障子を組み合わせました。
Ledlenser ML4とは?
Ledlenser ML4はとても小さいLEDランタンで主に登山やキャンプなどのアウトドアで重宝されています。その理由は充電式電池もしくは単3電池一本で長時間使え明るさも最大300ルーメンという卓越した機能性やランタンの洗練された造形にあります。その中でもML4ランタンの最大の特徴は直視しても眩しくない暖かい光の構造にあると思います。
プロジェクト経緯
元々このランタンはアウトドア環境での利用が主でしたが、昨今は日常生活での様々な場面で使われ始めています。私自身も、部屋の中で補助的な間接照明として使ったり暗い夜道で足元を照らすなど、日常生活の中で使っています。
ランタンの使用環境が様々に変われば、場面場面で環境に溶け込むような造形をランタンに持たせてみてはどうだろうかと考え、今回の障子風ランタンシェードプロジェクトを制作する以前に他のカバーの制作を始めました。
*今回のクラウドファンディンングリターンには含まれませんが、障子風ランタンシェードを制作する以前のストーリーとして紹介させていただきます。
①登山など、軽さや荷物の小ささが重要なときは「カバー無し」で使っていましたが
②家でくつろぎたいときは「柔らかい光になるカバー」はどうだろうかと作ってみたり
③ファッションとして、「アパレル用品に馴染むカバー」はどうだろうかとも考えました。
これらのカバーは現在弊スタジオECサイトにて販売をしています。
また埼玉県の浦和にあるアウトドアセレクトショップ「Rimba」さんにお声がけ頂き、これまでに制作したランタンカバーの実店舗販売を開始予定です。お近くにお越しの際は、是非実物を店舗にて御覧ください。
弊デザインスタジオECサイト: https://bergchen.base.shop
アウトドアセレクトショップRimbaさん: https://www.rimba.jp
このように様々な用途に合わせてカバーを考えるなかで今回の障子風ランタンシェードを制作するに至りました。今回の障子風ランタンシェードはアウトドアから日常生活の様々な場面まで幅広くお使い頂けるように仕上げたことに加えて、長く愛用して頂くためにこだわったポイントを以下に共有させていただきます。
製品のポイント
ポイント1 「照明としての機能性は損なわない」
カバーを「見た目の変化」だけのために取り付け、機能を損ねることは行いたくありません。高機能なランタンの機能性を保持したままアレンジして使ってもらえるように考えています。
ポイント2 「アウトドアのタフな環境で破けても修理可能な障子風シェード」
障子は薄く繊細です。通常そのような障子が使われる和室の室内環境とアウトドアのようなタフな屋外環境は相反する関係にあります。そのようなタフな使い方をすれば、障子が破けることも当然あり得ます。この問題を解決するために、破けた際には手持ちのポケットティッシュペーパーを使いすぐに修理できるように設計しました。製品の壊れやすい部分はすぐに修理できるようにデザインすることで、製品を末永く使って頂くことが可能です。「障子」ランタンシェードではなく、ティッシュペーパーを使った「障子風」ランタンシェードを制作している理由はここにあります。
また、障子以外のシェード躯体が破損した場合はそれぞれの部品ごとに購入して頂けるように販売サイトの準備を進めていく予定です。
ポイント3 「分解できて折りたたみ可能」
家庭の照明インテリアとしてだけではなくアウトドアに持ち出して使用する場合、分解して持ち運び現地で容易に組み立てを行えることが大事になります。このシェードは、これらの使用状況を想定して設計しています。また、部品数は極力少なくし複雑な組立工程を無くすことで部品を紛失するリスクを軽減しています。
利用シーン / 利用方法・操作方法
障子風ランタンシェードはアウトドア&インドア共に使え、使い方はとても簡単です。シェードは大きく分けて3つの部位、「上部支え」「下部支え」「障子格子」から成り立ちます。では以下に3ステップで組み立て方をお伝えします。
*このランタンシェードはLedlenser ML4専用となります。他のランタンには使用できませんのでご注意ください
① 障子格子部品の組み立て: 外側と内側の2つの部品で構成される「障子格子」の間にティッシュペーパーを挟み込み、余分なティッシュペーパーを切り取ります。これで障子部品の完成です。
②ML4ライト下部の黒い電池カバーを外し、その状態でシェードの「上部支え」と「下部支え」部品のみをはめ込みます。その後電池カバーを締め直します。
③①で作成した「障子格子」を、「上部支え」と「下部支え」にある切り込みに4方面からはめ込めば完成です。
仕様
商品名称: 障子風LedlenserML4用ランタンシェード
寸法: 縦12cm 横12cm 高さ5cm
素材: PLAプラスチック
*製品の仕様は品質向上の為予告無く変更する事があります
スケジュール
3/17 クラウドファンディング開始
4/18 クラウドファンディング終了
〜5月中旬 障子風ランタンシェード制作
5月中旬 リターンの発送開始
リターンについて
リターンは、既に該当ランタンをお持ちの方を対象とした「障子風シェードのみ」と、まだお持ちではない方を対象とした「ランタンとのセット」の2通りを用意しています。また、障子風ランタンシェードには専用ケースが付属します。
①Ledlenser ML4 + 障子風ランタンシェード1つずつ(早割) / 9900円
②障子風ランタンシェードのみ 1つ(早割) / 4990円
③ Ledlenser ML4 + 障子風ランタンシェード1つずつ(標準) / 11980円
④ 障子風ランタンシェードのみ 1つ(標準) / 6980円
資金の使い道
今回出資していただいた資金は、障子風ランタンシェードの制作費に使わせていただきます。また今後の製品開発のための機材購入費用や製品開発費として使わせていただこうと考えています。
Design Studio Bergchen(デザイン スタジオ ベルグシェン)
Instagram: https://www.instagram.com/studio_bergchen/
企業の大量生産プロセスでは対応できないニッチな商品開発を行い、小さなマーケットニーズを満たす商品をバリエーション豊かに提供することを目指し2021年2月に私自身が個人で立ち上げたデザインスタジオです。今回クラウドファンディングで挑戦させていただく商品は、スタジオの駆け出しとなる商品になります。Instagramにて活動を発信していますのでよろしければフォローお願いします。
リスク&チャレンジ
当方は一個人のプロダクトデザイナーとして、今回のプロジェクトを誠心誠意進めていきます。より高い品質と造形を達成するために、商品開発の工程にて予告なく製品の造形や構造の一部を変更する場合があります。今回の製品は3Dプリンターでの製造となります。表面にプラスチックの積層痕や印刷中の傷が入る場合があります。この点はご容赦ください。製造スケジュールに関して、当方の小規模生産状況を加味した上で調整していますが、予想を上回る応援購入の見込みがあった場合、また製造工程において予期せぬ不具合などに見舞われた場合はリターンのお届けに遅れが生じる場合がございます。掲載している商品に変更がある場合、またプロジェクト実施スケジュールに変更が生じた場合は、適宜活動レポートなどで共有を行っていく予定です。応援よろしくお願いいたします。
サポーターからの応援コメント
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障子風ランタンシェードのみ1つ
6,980円(税込)
完成した障子風ランタンシェード ×1 のみ
ランタンシェードのみのリターンになります。
ML4ランタンを既にお持ちの方にオススメです。
*ランタンシェードには専用ケースが付属します。
*ランタンシェードはLedlenser ML4専用のものになります。他のランタンへはお使い頂けませんのでご注意ください。
Ledlenser ML4と障子風ランタンシェード1つずつ
11,980円(税込)
完成した障子風ランタンシェード ×1 とLedlenser ML4本体 ×1
ランタンシェードとランタンのセットでのリターンになります。
まだML4ランタンをお持ちでない方にオススメです。
*ランタンシェードには専用ケースが付属します。
*ランタンシェードはLedlenser ML4専用のものになります。他のランタンへはお使い頂けませんのでご注意ください。
【早割】障子風ランタンシェードのみ1つ
4,990円(税込)
【早割】完成した障子風ランタンシェード ×1 のみ
ランタンシェードのみのリターンになります。
ML4ランタンを既にお持ちの方にオススメです。
*ランタンシェードには専用ケースが付属します。
*ランタンシェードはLedlenser ML4専用のものになります。他のランタンへはお使い頂けませんのでご注意ください。
【早割】Ledlenser ML4と障子風ランタンシェード1つずつ
9,990円(税込)
【早割】完成した障子風ランタンシェード ×1 とLedlenser ML4本体 ×1
ランタンシェードとランタンのセットでのリターンになります。
まだML4ランタンをお持ちでない方にオススメです。
*ランタンシェードには専用ケースが付属します。
*ランタンシェードはLedlenser ML4専用のものになります。他のランタンへはお使い頂けませんのでご注意ください。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「デザイン研究の知見を注ぎ込んだ Ledlenser ML4障子風ランタンシェード」プロジェクト詳細ページです。