アウトドアを楽しもう！

そう思い立って友達や家族とのバーベキューやキャンプを計画しても、テントや炭、食材など必要なもろもろの道具を準備するだけでもひと苦労。そのわずらわしさがせっかくの楽しい時間を台無しに……。

そんな経験をされたことはありませんか？ 

淡路島の西海岸、瀬戸内海に面した五色浜にあるカフェ「Beach House popi」のコンセプトは、「ふらっと来て、くつろげる場所」。 

楽しかった思い出だけ、持ち帰ってもらえたらいい。そんな思いで、手ぶらで来てもバーベキューやキャンプを楽しめるプランをお客さんに提供しながら、これまで４年ほど営業を続けてまいりました。 

そのなかで「（この近辺には）泊まれる場所ないの？」という一言を残して、名残惜しそうに日帰りされるお客さんをたくさん見てきたことが、popiに宿泊できる場所をつくろうと思ったきっかけです。実際には、popiの目の前でテント泊もできるのですが、アウトドアに不慣れな方にはハードルが高いのがネックになっていました。 

とはいえ、ロッジやコテージのような「完成された」施設をつくれるほど潤沢な資金もない。メンテナンスの大変さも考えると、僕たち夫婦のキャパを超えてしまう。だいいち、廃墟のようになっていた海の家からはじまり、改装のアイディアをいただいたり、草刈り作業を手伝ってもらったりしながら、お客さんと一緒につくりあげてきた「完成されていない」popiには合わないだろう。何かいい手立てはないものか……。 

そう思いながら過ごしていたときにお客さんから紹介していただいたのが、ロボさんこと山本さんです。趣味で始めたドームテントの制作を仕事にしたロボさんいわく、『ドームテントは「寝る」「くつろぐ」以外にも、「遊ぶ」（イベントやパーティーでのブースとして）、「観賞する」（プロジェクションマッピングやイルミネーションとして）など、いろんな使い途ができる』とのこと。そのときに、これだ！と直感したことが、みんなとの店づくりを実現できるクラウドファンディングへの参加につながりました。 

（実際のドームテント内）

ドームテントによってpopiがどう変わるのか、これまでのpopiとともにご紹介します。 

popiがある五色浜は、地元の人もほとんど来ないプライベートビーチのような場所。水がきれいで波がおだやかな浜では、海水浴や釣りが楽しめます。見どころは、水平線に沈んでいくきれいな夕日。天気しだいでは夜空に瞬くたくさんの星が見える、自然豊かな環境です。 

ドームテントを設置する“秘密基地”は、popiの裏山。まだほとんど手つかずの場所を開拓し、ドームテントを張る予定です。そこは瀬戸内海を一望できる高台になっているので、夕日の美しさをより満喫していただけると思います。 

お客さんいわく、popiは「大阪や神戸から片道１時間ほどで来れるほど近いのに、名前も知らない外国の離島にはるばるやってきたような感じがする」とのこと。

はじめて来たときはみんな「たどり着けるのか不安になる」隠れ家的スポットだから、人目を気にしなくてOK。たっぷり羽を伸ばせますよ。おだやかな瀬戸内海に面した不思議な空間で、球状のドームテントにくるまれて過ごす時間はきっと、せわしない日常を忘れさせてくれるはず。 

popiのまわりに海や山はありますが、都会のように楽しませてくれるものはありません。自分たちで楽しみを見つけたり、つくり出したりするしかない場所は、たとえるなら自然を舞台とするアミューズメントパーク。「子どもは遊びの天才」とよく言われるけれど、海辺にある石だけでもずっと遊んでいられる子どもたちを見ていると、ほんとにその通りだなぁと実感します。 

非日常空間で味わう「忘れられないひと夏の思い出」の脇役となってくれるのが、ドームテントです。あるときは子どもの冒険心をくすぐる秘密基地になり、あるときは音楽イベントのブースになる。またあるときはプロジェクションマッピングでイルミネーションを映し出す――。変幻自在の魅力を持つドームテントとpopiが掛け合わされることで、楽しみ方は無限大に広がるのです。 

5年ほどの間、使われておらず、廃墟のようになっていた海の家とめぐり逢ったのは、カフェを開くための物件を夫婦で探していたときのことです。人気のない浜でpopiの原型となる海の家を見た瞬間、「ここだ！」と直感。僕の頭の中にはすでに、今あるpopiの姿がイメージとして浮かんでいました。 

とはいえ、ススメバチが大量発生しているわ、ぼうぼうに生い茂った草が入り口をふさいでいるわ、ガラスは全部割れているわ、天井には焼けた跡が残っているわ……と、到底、人を呼べるような状態ではなく、地元の人たちが口々に「絶対無理やって」「やめとき」と言うのも納得でした。 

それでいて、夫婦そろって店を運営した経験もなければ、建築に関する専門知識もない。構想はあっても、計画はない。にもかかわらず、「できるだろう」との思いでせっせとDIYを続けていた私たちは、物件を見つけてから２、３ヶ月後にpopiをオープン。まさにノープランで動き出したpopiですが、おかげさまで来年５周年を迎えます。 

手づくり感あふれるpopiでは、12月～2月の冬季休業期間を改装作業などにあてています。知らないことが多い私たちにとって、店をよくするためのアイディアをくれるお客さんは、一緒に店をつくる人。実際、改装を手伝ってくれるお客さんもいれば、初期の頃は、鎌で草を刈る私たちを見るに見かねて、機械を持って駆けつけてくれたお客さんもいるんです。 

お客さまのアイデア、五色の地元の人たち、皆さんのご協力があって実現できたpopiの劇的ビフォーアフターを少しお見せいたします。

今回の秘密基地計画も、みんなが参加する店づくりの一環です。このプロジェクトを通して、みなさんと達成感を共有できれば、そして、自分たちの根城のようにして活用していただければうれしいです。 

２０１８．４月　クラウドファンディング終了後、ドームテントの足場の建設。

２０１８．５月（予定）　ドームテント利用開始。ドームテントの内部にはハンモックを吊るすことができるようにしたり、装飾デコレーションを行いpopiにぴったりな内装に仕上げます。また足場部分にはお子様も楽しめるよう、ブランコやボルダリングも設置予定。​

ドームテントの完成を祝ったパーティや、ドームテントの利用券などご用意しました。

１．「Beach House popi」ランチセット＋オリジナルポストカード

２．「Beach House popi」オリジナルTシャツ＋オリジナルポストカード

３．イベントパーティー招待券＋オリジナルTシャツ＋ポストカード

４．ネームプレート設置＋オリジナルTシャツ＋ポストカード

５．ドームテント宿泊券（先行予約）＋BBQ淡路牛プラン

６．ドームテント宿泊券（先行予約）デラックスプラン

７．秘密のビーチプラン（2名様分）

・「Beach House popi」ランチ
お昼はpopiでランチ。そのあとは目の前の海岸やpopiの庭でゆっくりくつろいでいきませんか。

・オリジナルポストカード
橋本正子オリジナルのポストカードになります。内容は届くまでのお楽しみ！

・「Beach House popi」オリジナルTシャツ
「Beach House popi」オリジナルTシャツを着てpopiを満喫しませんか。デザインは直前までのお楽しみです！サイズはS、M、L、XLをご用意いたします。

・イベントパーティー招待券
ドームテント完成記念イベントパーティ招待券になります。日程については6月2日に予定しています。詳細については活動レポートでお知らせいたします。

・ネームプレート設置
ドームテントの土台付近にネームプレートを設置。ご支援いただいた証として残させていただきます。ネームプレートは木に文字入れを予定しています。

・ドームテント宿泊券（先行予約）＋BBQ淡路牛プラン
ドームテントを利用した宿泊プランになります。ドームテントの中にハンモックを設置したり、アウトドア初心者の方でも安心してお使いいただけます。BBQは手ぶらでOK！火の起こし方からお手伝いいたします。

・秘密のビーチプラン
2名様でご利用いただく特別なプランです。スタンドアップパドルボートで秘密のビーチにお連れします。大事な方との忘れられない一日としてご利用ください。

Beach House popi 

オーナー：夫・橋本篤史（洲本市五色町出身）、代表：妻：正子（奈良県出身） 

5年ほど使われていなかった海の家をリノベーションして、2013年にカフェとしてオープン。手ぶらで来てキャンプやバーベキューができるプランや、立ち漕ぎするスタンドアップパドルボートなどのレジャーを提供するほか、ライブやパーティーも開催。「みんなと楽しめる場づくり」を目指している。

日々のことはFacebookやInstagramにて更新しています。

淡路島で生まれ育った僕にとって、淡路島以外の場所で店をやるという選択肢はありませんでした。すごくいいところなのにもかかわらず、過疎化、少子化が進んでいる五色町、淡路島を盛り上げたい。ひいてはここで暮らす人が増えてほしい。そう願いつつ、今後も営業を続けてまいります。 

応援、よろしくお願いいたします！ 

昨年の思い出