アンティーク調の機械式腕時計「Azusa CLASSIC Ⅱ」

私たちのウォッチブランド「Azusa（アズサ）」は、日本製のいいものを末永く使ってほしいという思いから、機械式にこだわり、長野県安曇野市の自社工場にて時計の企画・製造を行っています。

そのブランドの最初のモデルとして2009年に誕生したのが手巻式腕時計の「Azusa CLASSIC（クラシック）」

使い込むほどに愛着が湧き、親から子へ・子から孫へと受け継ぎながら長くお使いいただける時計らしい時計を、というコンセプトで誕生したこの時計は、老若男女問わずお使いいただける程よいサイズと無駄のないシンプルなデザインで、発売以来多くの皆様に愛されてきました。

そんな「Azusa CLASSIC」がこの度、手巻から自動巻にブラッシュアップして復刻！

サイズ感やアンティーク調のデザインなど、オリジナルモデルの良さをそのまま引き継ぎながら、使い勝手も向上させ、より一層魅力的な時計に生まれ変わりました。

デザインはそのまま、手巻→自動巻にブラッシュアップ

初代Azusa CLASSIC と CLASSIC Ⅱの最も大きな違いは、ムーブメントが手巻から自動巻へブラッシュアップされたことです。

ムーブメントはMIYOTA製の薄型機械式ムーブメントCal. 90S5（手巻付き自動巻）を採用。自動巻へと進化したことにより、時計を装着していただいている間は腕の動きでゼンマイが巻き上がって時計が動き続けますので、使い勝手が大きく向上しました。

ケース径約34mm 老若男女問わず使いやすいサイズ感

シンプルで小ぶりなサイズの時計が好き。手首が細いから大きいサイズの時計は使いにくい。フォーマルなシーンでも使いやすい程よい大きさの時計がほしい。

初代Azusa CLASSICはそんな声にお答えする直径約34mmというケースサイズで、男女問わず多くの皆様からご好評をいただきました。

Azusa CLASSIC Ⅱもその程よいサイズ感は変わらず、そのまま継承。厚さも10.4mm程度と自動巻腕時計にしては薄型になっており、ストレスなくご着用いただけます。

ドーム型のアンティーク調ガラス

ガラスは柔らかく丸みを帯びたアンティーク調のドーム型ミネラル強化ガラスを採用。

フラットな風防とは一味違う、どこか懐かしくて柔らかな印象を与えるこの形状が、Azusa CLASSIC Ⅱを一段とアンティーク時計らしいデザインに仕上げています。

また、ドーム型のカーブガラスとともに、文字盤も独特の緩やかな曲線を持ったカーブ文字盤を採用し、針もその曲線に合わせてひとつずつ針先を曲げてあります。

これは1950年～1960年代頃の腕時計に見られる特徴を再現しています。

当時の腕時計は、いかに薄く時計を作るか（見せるか）が大きな課題となっており、薄型のムーブメントの開発が進められる一方で、デザイン面でも少しでも時計が薄く見えるよう様々な工夫と努力が重ねられていました。

そのひとつとして生まれたのが、ケース側面を薄くしその分をカーブガラスでカバーしたデザインです。

このデザインを突き詰めていくうちに、文字盤もカーブさせて更にケースを薄く見せるようになり、さらに針先がガラスに当たらないようにするために針の先端部分も曲げるという工夫が施されました。

こうした工夫により、平ガラスを使った時計と実際の高さは同じでも、薄くスマートな外観の時計が作り出されていたのです。

Azusa CLASSIC Ⅱでは、こうした昭和時代の腕時計の特徴的なデザインを丁寧に再現しています。

シースルーバックから見える機械式時計の動き

裏蓋はガラス構造によるシースルーバックとなっており、静かに時を刻むムーブメントの動きを眺めて楽しむことができます。

また、ムーブメントを固定するネジにはブルースチールネジを採用。

ブルースチールの青色は塗装ではなく金属に焼き入れをすることで生み出されるものです。

これはメッキが無い時代の錆防止を兼ねたスイス時計の伝統装飾技法で、主に高級時計の針やネジに用いられています。

弊社ではネジの頭を磨いた後に焼き入れを施しブルースチールネジとしています。

３色から選べる文字盤カラー

文字盤カラーはシルバー、ゴールド、バーガンディーの３色。

どの文字盤も派手過ぎない落ち着いた色合いで、着用シーンを選ばずお使いいただけます。

文字盤デザインは、すっきりとしたバーインデックスに鋭い菱形の形状のドルフィン針を合わせた、研ぎ澄まされた無駄のないデザイン。

時計の原点に立ち戻り、どなたにも長くご愛用いただるようにと、あえて余計な装飾のない昔ながらのシンプルなデザインを選びました。

艶やかな型押し革ベルト

時計に付属のベルトは高級感のある艶やかな型押しの牛革ベルトを採用。

カラーは文字盤の色に合わせて、シルバーにはブラック、ゴールドにはブラウン、バーガンディーには同系色のベルトをつけています。

ベルトはワンタッチレバー付きのバネ棒を使用しており、ベルト裏のレバーをスライドさせることで工具不要でどなたでも簡単にベルト交換が可能な作りとなっております。

専門の技師の手でひとつひとつ丁寧に組立・精度調整

時計の心臓部であるムーブメント。

私たちはメーカーから出された物をそのまま使うことはありません。

弊社では組立前に自社による精度チェック・調整を行い、メーカーでは出しきれない不良チェックと初期精度の安定をさせています。

これは弊社が取り扱う機械式腕時計全商品に対して行っており、各時計の取扱説明書にはそれぞれの時計の出荷時の精度を個別に記載しております。

安心のアフターサービス

私たちの強みは時計を自社工場で部品製造・組立していること。そして、メンテナンスも自社で行っていることです。

この強みを生かして、ご購入後の時計のメンテナンスにも力を入れております。

毎日使うものだから、キズがついたり汚れたり、時には止まってしまうこともあるでしょう。けれど、それらはメンテナンスでカバー出来ます。

機械式時計は定期的なメンテナンスを行い丁寧に扱っていただければ、親から子へ、子から孫へと何世代にも渡って使い続けていただける時計です。

時計を永くご愛用いただく為に、ご購入後のアフターフォローもぜひお任せください。

製品仕様

◆文字盤カラー：3色（シルバー、ゴールド、バーガンディー）

◆駆動方式：メカニカル 自動巻（手巻付き）MIYOTA Cal.90S5

◆ケースサイズ：直径 約34mm / 厚さ 約10.4mm

◆ケース材質：ステンレス

◆ガラス材質：ミネラル強化ガラス

◆駆動時間：42時間（最大巻上時）

◆精度：日差+30秒～-10秒（常温5℃～35℃において）

◆防水：日常生活防水（3気圧）

◆ベルト：牛革、18mm幅

◆保証期間：1年間（製造工程での初期不良及び自然故障に限る）

カラーバリエーション

【シルバー】

初代Azusa CLASSICでも人気のあったシルバーカラー。

白に近いシルバーの文字盤に黒ベルトというベーシックなカラーの組み合わせで、冠婚葬祭等、フォーマルなシーンでお使いいただくのにもぴったりな時計です。

【ゴールド】

ゴールド文字盤は初代の淡いシャンパンゴールドカラーから少し濃いめの色合いにリニューアル。

ブラウンの革ベルトとの相性も良く、落ち着いた雰囲気の中にも華やかさのあるモデルになっています。

【バーガンディー】

新色として追加されたバーガンディー。

ベルトも同系色のカラーでまとめてあり、ファッションのさりげないアクセントとしてオンオフ問わずお使いいただけます。

BOX

時計は黒色の「Azusa」ロゴ入りBOXに入れてお届けします。

スケジュール

2024年3月22日 Makuakeプロジェクト開始

2024年5月7日 プロジェクト終了

2024年6月頃 順次発送開始

資金の使い道

皆様から応援購入していただいた資金は、弊社オリジナルブランド「Azusa」の腕時計の開発費に充てさせていただきます。

実行者紹介

株式会社 南安精工

株式会社南安精工は、長野県安曇野市にて、主に精密機械部品の設計・製造を行っている会社です。

時計事業については過去30年間ほど大手メーカーの量産下請け工場として製造に携わっておりました。

現在は大手時計メーカーの量産の仕事が無くなり規模を縮小させながらも、様々なお客様の時計のOEM製造や、自社オリジナル時計の製造、工場併設の店舗「時計屋復刻堂」にて時計の修理・販売等を行い、ベテラン技術者技能者から技術技能を継承しながら事業を進めています。

自社オリジナル時計ブランド「Azusa」

弊社のオリジナル時計ブランドとして、機械式時計にこだわり様々な時計を製作しているのが「Azusa」です。

Azusaの由来は、南安精工の地元・信州を代表する川のひとつ「梓川」。

北アルプスの名峰・槍ヶ岳に源を発する梓川の流域は、上高地・大正池をはじめとした数々の景勝地に恵まれ、多くの人々に親しまれています。

また、千葉・東京・新宿～松本・南小谷を結ぶ「特急あずさ」の名前もこの「梓川」が由来となっています。特急あずさはビジネス客だけでなく、多くの観光客・登山客・スキー客などを乗せて関東と信州を結んできました。

ブランド名である「Azusa」の名前には、梓川のように多くの皆様に親しまれ、信州を代表する時計となるように。そして特急あずさのように信州から関東へ、ゆくゆくは日本全国・世界へと繋がっていくように……そんな願いが込められています。

MakuakeではAzusaの腕時計は過去に4回、2020年に「ORTHODOXY 2nd」、2021年に「Marble-W & ORTHODOXY」、2022年に「ORTHODOXY-R Basic」、そして2023年には「ORTHODOXY KIZAMU」のプロジェクトを実施しています。

いずれも多くの皆様に応援購入いただいたおかげで無事に目標を達成することができました。

SHINSHU JAPANのものづくり技術

時計の製造、修理には、部品加工を行う精微な先端技術と丁寧な職人の手仕事の両方が必要となります。

かつて、一時代を築きあげた長野県の時計産業。その中心地だった諏訪地方をはじめ、県内における時計製造の規模は縮小傾向にあります。

北アルプスを望む長野県安曇野市で30年以上に渡り、時計の製造、修理に携わってきた私たちは、いま一度、長野県、そして日本国内の腕時計産業を元気づけたい。そして、長野の地でこれまで培われてきた技術や経験、魂を絶やすことなく、次代へと継承していきたい。そうした思いから、オリジナル腕時計の製造に取り組んでおります。

私たちが時計をデザインから組立まで一貫して作るにあたり、他社にない強みは、南安精工本社工場横に併設された店舗「時計屋復刻堂」から得られました。

この店舗は、修理を主体として長年店舗運営がされてきた為、様々な時計を見ることができました。

そして、長く使った時のそれぞれの時計の構造の特色や長所・短所を知ることができます。

これは、自社の製品しか扱わない大手メーカーでは難しい事であり、弊社ならではの強みだと考えています。

今後もこのお店の情報のフィードバックと時計についてデザインや機能・使い方など何気ない課題を拾い上げ、きちんと対策された商品を開発していきます。

そして、時計を通じてワクワクするような生活環境を皆様にお届けさせていただきます。

Q & A

Q. 保証期間は何年ですか？

A.保証の期間は1年間です。※製造工程での初期不良及び通常使用による自然故障に限ります。

Q. 保証期間を過ぎたらどうなりますか？

A. 保証期間終了後は有料での修理となります。故障の内容により対応が異なりますので、詳しくは時計屋復刻堂までお問い合わせください。

Q. 今後のカスタマーサポートはどこに連絡したらいいですか？

A. 時計屋復刻堂（info@fukokudo.com）へご連絡ください。

Q. 市販のベルトへの交換は可能ですか？

A. サイズの合うもの（18mm）でしたら可能です。ワンタッチバネ棒タイプのベルトなら専用の工具がなくても簡単に交換していただけます。