まずはじめに、これはとある演劇団体の旗揚げ公演 応援プロジェクトです。

当公演は「公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団」様による助成、「株式会社TENGA」様「下北沢あずま通り商店街」様による協賛、「新国立劇場演劇研修所」様による後援。

そしてその他多くの企業や団体、個人様よりご協力いただき何とか１つのプロジェクトとして立ち上がる事が出来ました。本当に頭が上がりません。

しかし、これだけのご助力を受けてなお、収支的に見れば火の車をブイブイいわせながら走っているのが正直なところです。

もし、この無謀な"愛のお祭り"に共感、お慈悲、興奮を覚えてくださる方がいらっしゃれば、さらなるご助力いただけますと幸いです！

そして、ご都合よろしければ、10月末日より下北沢にお越し下さいませ！！

*リターンには「支援金」が含まれているため従来のお買い物より高額に感じるかと思います。ご了承くださいませ。

今作「COUPLES 冬のサボテン」の戯曲 そして当公演の監修を手がけるは「月はどっちに出ている」や「血と骨」の脚本または2018年に自らの演劇代表作「焼肉ドラゴン」の映画化でメガホンを取り話題にもなった鄭義信さん。
演劇界で知らぬ人はいない名作演出家です。読売演劇大賞をはじめ受賞歴は数知れず、2014年には紫綬褒章を授与されています。

鄭さんはご自身の"在日コリアン"という生い立ちもあり、彼の作品の多くはマイノリティ(少数派の人々)を題材としています。
今作「CPUPLES 冬のサボテン」が扱うはセクシュアルマイノリティ。

日々に生きづらさを感じつつも愛おしく力強く生きていく登場人物たち。
今作も類に漏れず素晴らしい戯曲となっております！！

また、今作には3つの劇中歌が登場します。どれも物語の重要な役割を担い、作品に大きなパワーをもたらします。その作曲を手がけてくださるのはシンガーソングライターの中村 中さん。

中村さんは15歳から作詞作曲をはじめ、シンガーソングライターとして活動を続けています。メジャーデビューした2006年、代表曲「友達の詩」を発表時にトランスジェンダーである事を公表。翌年には紅白歌合戦に紅組で出場しています。

中村さんは自らの経験を生かし、RAINBOW PRIDEをはじめ多くのLGBTイベントに登壇し社会活動も行っております。

当公演、私たちは演劇チケットの価格破壊に挑みます。

演劇の予算組みというのは熾烈を極めます。通常前売り価格3,500円を予定しています当公演、ぶっちゃけ企画段階から赤字キリッキリでございます。

しかし私たちは、どうしても演劇人口を増やしたいのです！！そこで今回、かなり過酷な割引システム『演劇はじめて割』を取り入れさせて頂きます！！さらに今作にちなんでカップル割も取り入れます！

何度も言いますが、とにかく手軽に面白い物を見て頂きたい。その一心なのです！
*各割引については下部にて説明させて頂きます。

LGBTQという社会問題を掲げてはいますが、あくまで私たちは「演劇をカジュアルに楽しんでほしい」のです。

誠に勝手ながら、そんなコンセプトとピッタンコな企業があったので、分をわきまえず申し出たところ、快く提案を受け入れてくださいました。感謝しかありません！

当公演は株式会社TENGAさまの協賛により、会場にてTENGA製コンドームをお１人様１つずつ配布させて頂きます。

「みんなの、愛と自由のために」(TENGA HPより)

この愛の物語を是非ともご自宅まで持ち帰って頂けますと幸いです。

今回は「下北沢あずま通り商店街」様と「世田谷芸術百華」様のご協力により、地域と密着した企画として推進しております。当公演チケットを見せるといくつかのお店で割引が適用されるサービスを取り入れてます。

観劇の帰り道、美味しいお酒や料理と共に芝居についてアレコレ考えを巡らせて頂けると幸いです。

私はこの企画を立ち上げるにあたり、何人かのゲイの方から「ぜひ多くの人に伝えてほしい！」などの激励と賛美をいただき、逆に数人の方から「余計な事するな！」と罵倒されました。

これはLGBTQが私たちの身近かつ、とっても繊細なトピックだからです。

そこで、力強いアドバイザーの方をお招きしました！

青山吉良さん(写真中央下)は俳優で、かつて小劇場系の俳優のプロダクションを立ち上げたこともあります。

ご自身は俳優活動を数十年経た中でゲイをカミングアウトしました。

私たちの想いに賛同してくださった青山さん。ゲイとしての絡みのシーンのチェックや物語の中心である1980年代のゲイカルチャーについてご指導頂いております。

また、従来1ヶ月ほどの稽古で作られる演劇作品を、本公演は8ヶ月間とりました。妥協なく作品のクオリティを高め、『演劇はじめて』の方でも安心して楽しめるクオリティの作品を立ち上げます！

また、当公演『COUPLES 冬のサボテン』は公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団さまより助成頂いております。

助成決定は非常に高い倍率の中から選出して頂きました。授与式に列席させて頂いた際、周りの授与者の方々から「立ち上げ公演でここにきた人見たことないよ」と沢山声をかけて頂きました。

このプロジェクトにはしっかり社会的な影響力や必要性がある！改めて強く自信を持つことができました。本当にありがとうございます。

大変申し遅れました。私は演劇団体アヴァンギャルド×コンプレックスの代表を勤めます俳優 兼 衣裳家の岩男海史(いわお かいし)と申します。(写真右2番目のモジャモジャです)

たくさんのプロジェクトの中からこのページに目を留めてくださり感謝致します。

私たちは「演劇は人を繋ぐ」と言う信条のもと2018年に立ち上がったクリエイターの集いです。

現在メンバーはわたくし岩男海史、俳優の永田涼、俳優の髙倉直人、翻訳家兼俳優の中西良介、そしてマーケターの段裕之の５人と、馴染みのコラボレーター達で計10人程度です。
私たち全員が演劇人とは限りません。しかし皆が「演劇にはもっと出来るコトがある!!!」と大きな期待を抱いています。

演劇は作り手・観客、両方の肉体が無いと成立しません。
これが演劇最大の欠陥であり、最大の武器です！
テレビやYouTube・映画はもちろん、体験型のイベント施設でも中々ない特異性です。

もちろん作品に良し悪しはありますし見る側の好みも大きく影響します。しかし、自分好みの演劇と出会った時の衝撃は物凄いです。目の前の俳優の息遣い、事故や失敗の可能性もあるライブ感の中で繰り広げられる物語は、観客に「観た」というよりも「目撃した」という体験を与えます。

しかし、日本において演劇はイマイチ浸透してません。

まず手を付けられる対策としては月並みですが、「敷居を下げる」必要があるのではないでしょうか。

初台にあります新国立劇場。そこがもつ日本唯一の国立俳優養成機関<新国立劇場演劇研修所>。
私たち俳優部の全員がそこを修了しています。

(↑15期生募集チラシ 現アヴァンギャルドメンバー４人が載っている。)

私たちはそこで演劇の豊かさを体験し、演劇が社会と繋がるべきものと知りました。

繋がる"べき"というか、単純にそっちの方が面白いと気づいたのです。
なぜなら私たち人間が生きているのは"社会"だからです。

私たちは、「演劇で少しでも社会がワクワクする方向に！」をモットーに日々活動しております。

そんな思いからか月に１回演劇を使ったイベント「HUB(ハブ)」を開催しています。
参加者は一流商社マンからフリーター、僧侶やカーレーサーの方まで多様性抜群！
演劇を使った非日常体験の中から日々の考え方をストレッチします。
好評のお陰か6月にはこのイベントを使ってある大学にて特別授業を行うに至りました！

この「HUB」は僕たちの出会いの場です。演劇が好きなお客様も来れば、僕たちと久しぶりに会いたがる同級生や仕事仲間も来ます。時に私たちが今後仕事で関わる可能性のある方を招いたり、逆に私たちとコラボレートしたい！という方が参加してくださる事も多々ございます。

とてつもなく巨大な夢ではありますが、自分たちの劇場を持ち、創作と発表、出会いの場となる拠点を持てるその日を目指して精一杯邁進します。

演劇のメッカ…イギリス。そこで体験した演劇が忘れられない。
小学校の遠足みたいなことを言いますが、「家に帰るまでが演劇」といった感じでした。

彼らは演劇を劇場で終わらせてはいません。
近くのパブや劇場に併設されたカフェで必ずと言っていいほど観劇の前後に食事やお酒を嗜んでました。

そこで友人や恋人と芝居について語り合い、自らの日々に持ち帰っていくのです。

当公演は命がけでチケット価格の減額に挑戦しております。是非とも観劇後に下北沢で楽しく食べて飲んで、帰って愛する人と素敵な時間を過ごして下さいませ！

目標金額である90万円を達成した場合そのうちmakuake手数料とリターン製作を除くと手元に残るは50万円。その資金を「演劇はじめて割」「カップル割」を施行する資金に当てさせて頂きます。そして、この場にて今回の割引システムについて簡単に説明させて頂きます。

まず、「適応者の線引き」について。
「はじめて」というのはどこかに記録してある訳でもなければ証明書もない、いわゆる自己申告です。しかも「小学校の時に観た学校演劇は含まれますか？」と言う意見も入り込み、議論は泥沼化してしまいます。

そこで今回は大胆に

というなんとも曖昧な設定にさせて頂きます！

ただ演劇を観て欲しい訳ではなく、胸を打たれて欲しいのです。

また、若干の手間を頂きますがこの割引を申請する方に「なぜ今まで演劇とあまり関わって来なかったのか？」。そして観劇後に「演劇をどう思いますか？」というアンケートに答えて頂きます。

また、今回の「カップル割」の定義は「一緒に演劇を見にくる時点でカップル！」です。
なので恋人や夫婦である必要はありません。是非ともご気軽にご友人をお誘い合わせのうえご参加下さいませ！！

この度「クラウドファンディングを行う、行わざるを得ない」ということ自体が私たちの実力不足以外の何者でもありません。しっかり予算が組めてないわけですから。
ちなみに今回、クラウドファンディング無しにギリギリ赤字を防ごうと思うとチケット値段はおおよそ5500円です。それを実行しないのは「チケットを安くしたい」という私たちのワガママ以外の何物でもありません。

また、正直このクラウドファンディングで90万円が集金できたところで私たち団体メンバーのギャラと言えるものはゼロです。集まってくださったスタッフさん達に稼働費をお渡しするだけで精一杯です。(それでも皆さん予算度外視で共作してくださっています)

何が言いたいかというと、演劇の予算組みは熾烈を極めるということです。

必要なのは、シンプルに「人気」。それだけです。それは「集客力」に繋がり、「長期公演」や「公演以外の仕事による資金源」に行き着きます。

言うが易しですが、「人気」を掴んでいくのは最も難しいことだと自覚しています。
「企画の面白さ」「広報力」「実力」そして「運」。など多くの要素がないとソレは遠のいていくばかりです。

しかし、このアヴァンギャルド×コンプレックスという団体の旗揚げ公演にはすでにこれだけ多くのご助力が集まっています。これは期待の現れであり、最高のプレゼント・最高のプレッシャーです。

私1人では抱えきれないこの贈り物を仲間達と分け合いながら、少しでも社会をワクワクさせる方へ嗅覚鋭く進んでゆきます。

今後ともアヴァンギャルド×コンプレックスをよろしくお願いいたします。

2019年8月10日
アヴァンギャルド×コンプレックス 代表　　岩男海史

■リスク＆チャレンジ
・公演準備含めてクラウドファンディング 実施においては念入りに準備を進めていますが、不測の事態によりリターンの返送が遅れる場合がございます。
・製品につきましては、デザイン・仕様が一部変更になる可能性もございます。
・ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。