美味しく食べて農家を応援!!

北関東にある栃木県「宇都宮市」はせんべいの消費量が2022年は日本一。ちなみに2021年も日本一。餃子の街・宇都宮、カクテルの街・宇都宮、ジャズの街・宇都宮と言われていますが、実は『せんべいの街・宇都宮』でもあったのです。

宇都宮人はしょっぱい・塩気のあるものが昔から大好き。その影響もあり毎日せんべいを食べている家庭が多いです。

その時、思いついたのが、産直通販「あるよ」応援プロジェクトでネット販売している、1963年創業の老舗製菓工場「鈴雅製菓工場」で、今度こそ消滅の危機にある「市塙農園」の希少野菜ねぎにらを使った“せんべい”を作れないか。ここから全てがスタートしました。

鈴雅製菓工場に何度も試作をお願いし、最終的にはせんべいでなく、新たな「ご当地おかき」として、宇都宮味『ねぎにらおかき』を開発しMakuake先行販売します！

ねぎにら農家の苦悩と最後の試み

ねぎにらを生産している市塙農園の市塙（いちはな）さんは76歳。

2019年6月に日本テレビ【満天☆青空レストラン】でねぎにらが紹介されテレビに出演。レストランやプロのバイヤーに販売し商品を認めてもらいましたが、味は納得してもらえるのに、季節限定商品なので年間通して販売できないことや、匂いが強烈過ぎて冷蔵庫に保管すると、他の食材にねぎにらの匂いが移ってしまうなど、なかなかうまくいきません。

2021年夏にMakuakeで【栃木県の希少野菜「ねぎにら」農家を救え！『ねぎにら農家の餃子』を餃子専門店と開発】を実行しました。

その時はたくさんの支えがあり現在もねぎにら生育を続けています。

しかしながら、再び消滅の危機がやってきています。

宇都宮市内のねぎにら農家で生産を増やしている農家はなく、市塙さんも生産面積を減らしました。このままでは、いくらねぎにらに対する愛情・想いが強くても、いつまでも作ることは出来ません。次の世代に残す為にも、もっと安定した販売先を見つけたい。加工商品を作りたい。

今回、年齢的にも最後の試みとなるであろう、ねぎにらを使った商品の開発に最後のチャレンジをします。

老舗「鈴雅製菓工場」が作る、地元の宇都宮味

1963年創業の老舗製菓工場「鈴雅製菓工場」は、自社ブランド商品以外にも、全国からＯＥＭで注文が殺到している製菓工場です。味は100種類以上を製造し、機械を使いながら昔からの手作業でおかき、せんべい、あられ、柿ぴー等、手作りしています。

機械化が進んでいますが、材料はもちろん湿度や気温が変わるとどうしても職人の経験からくる感覚が必要です。目視でおかきの色や手で触ったり割った時の状態を即座に判断できるのは職人だけです。おかきを焼く温度や乾燥時間を変えたり、ちょっとしたことで美味しさが変わります。ちょっとした手間が、食べた時の食味・食感を変えます。

大企業でない、地元宇都宮の中小企業の町工場だからこそ、何度も試作をやらせて頂き、新しいご当地おかき「宇都宮味」が完成しました！

社長の鈴木さんは49歳で、宇都宮の街中に工場を構える3代目の社長。通常商品はおかきの理念「おかきの基本はお米」から、東北産の契約栽培したもち米のみを使用。

昔からの「杵つき製法」で甘味のあるふっくらしたおかきを作り、焼きも「反転焼き」にこだわります。

じっくり手作業で手間暇かけて完成までに2週間は掛かります。昔からの伝統製法を守りぬいた手作りのおいしさを味わってください。

生産量は新潟県がダントツですが、宇都宮市がせんべい消費量は2021年、2022年と日本一。消費量日本一の街・宇都宮が作る宇都宮味おかきをどうぞ。

ねぎにらとは

「ねぎにら」は、栃木県農業試験場で開発されたネギとニラの交配種として誕生した野菜。宇都宮の甘みのある「新里ねぎ」と、ニラの「きぬみどり」の胚培養。葉の断面が半月状なのが特徴で、食感はにらのシャキシャキ感、ネギの甘み、ニンニク風の香りが見事にマッチして料理の美味しさをとことん引き出します。

そして、注目すべきはなんといっても栄養価。
ネギもニラも栄養価の高い野菜ですが、”ねぎにら”はその良いところ取りでカロテン、鉄分、リン、繊維質、などその栄養価のほぼ全てがネギよりもニラよりも多く含まれている栄養豊富なスーパー野菜なのです。

生産量が少なく市場に出回らない野菜は育てるのが大変。ニラは年に7回ほどの収穫があるにもかかわらず、ねぎにらは3年で5回しか収穫できないほど、大変生産量が少ない品種。

そのため、ほとんどの農家が作らないのが現状で、市場には出回りません。市塙さんが本当に惚れ込んだからこそ作り続けている野菜です。今回のMakuake先行販売で再びねぎにらの良さを知って頂きたいです。

製造開発はすんなりとはいかず、何度も試作を

市塙農園は昔からの農家の為、ねぎにらを乾燥しフリーズドライにしたり、カットして冷凍保存するなど加工が出来ません。そのため工場には“生”のまま納品しなければなりません。

鈴雅製菓は、生の野菜を納品されて製造はこれまでありませんでしたが、老舗の経験から、えびせんべいは生のままのエビを入れているのをヒントに、ねぎにらを生で入れてもおいしく出来るかもしれないと“生”のねぎにらを使った試作が始まりました。

おかきはもち米から作ります。ねぎにらをもち米を蒸かす前に入れるのか後にするのかを実験し、蒸かす前に入れ作ることになりました。出来立てお餅には、緑の綺麗なねぎにらが混ざっています。また、大量生産する訳ではないので、もち米でなくもち粉でも試作し、最終的にはもち粉で作る事になりました。

（もち粉とねぎにらを専用の機械で混ぜているところ）

今回の商品はおかきですが、実は、最初はあげもちを作ることも考えていました。
しかしあげもちにすると、ねぎにらを油であげると黒くなり、油の味が強くなり、ねぎにらの風味が油で消されてしまいました。

（試作品のねぎにらあげもち）

その為、揚げでなく焼くことにしました。焼くとねぎにらはやや黒くなりますが、絶妙におかきに混じり、ねぎにらの風味がおかきに残りました。元々、ねぎにらはネギとニラのコラボ野菜です。見た目はニラやネギのミックスですが、味はニンニク風味。独特なニンニク風味が残るこれまでにない初めての食味、匂いに出来上がりました。

味付けは醤油と塩が一般的です。ごま油、チーズ、のり、唐辛子などの味付けも出来ましたが、ねぎにらの風味を一番生かせるのは“鈴雅製菓オリジナルの塩サラダ”だと、何度も試作を繰り返した結果から分かりました。

餃子味を意識したわけではないですが、シンプルなにんにくを感じる独特なねぎにら風味の塩味おかきが完成。これが、せんべいの街・宇都宮の新定番「ねぎにらおかき」宇都宮味になればと思います。

毎日のおやつ、ビールのおつまみ、仕事の合間のおともに…ねぎにらおかきを美味しく食べて栃木の農家を応援してください！！

ねぎにらおかきの製造工程

もち粉とねぎにらを「蒸練機」に入れ、水を入れ蒸かしていきます。そのまま食べることができるふっくらしたお餅を作ります。

ねぎにら餅が出来上がるとタッパーにうつします。

手作業で均等の厚さに伸ばして固めます。

0度前後の冷蔵庫で3日間冷やし固まったら、ねぎにら餅をカットします。

固まったねぎにら餅を機械を使い、手動でカットしていきます。

短冊状にカットされたねぎにら餅を、さらにカットをしてから乾燥させていきます。

機械乾燥と自然乾燥で約5日待つと、乾燥したねぎにら餅が完成します。

職人さんが乾燥したねぎにら餅を、焼き色で焼き加減を丁寧に確認しながらじっくり焼き上げます。

さらに、手作業で焼き上がりをしっかりと確認。ここで焼きが足りないものなどをはじいていきます。

数日後に、鈴雅製菓オリジナルの塩サラダ味で味付け。塩と油と調味料を溶かした特製の液をどぶ漬にして味付けし、数日寝かしてから袋詰めをします。一袋一袋、手作業で袋詰めをしていきます。

封をして完成！

試作に試作を重ねたねぎにらおかきの完成です。

意外な発見から確信に

蕎麦には刻んだ生ネギを入れて食べるのに、個人的にネギやニラは火を通して焼いたり炒めたりして食べる習慣がありました。ニラも調べてみると生でも食べられると書いてあります。

当然、ねぎにらも生で食べられました。反省。どうしてもねぎにらを使うとき、火を通す先入観があり、生で食べることはしませんでした。

あるとき、宇都宮の人気ラーメン店「ラーメンギタギタ」にねぎにらを渡しました。食べに行くと油で炒めず、生のままトッピングしていました。生のねぎにらと熱々のスープが混じり合い格別の美味しさでした。

これまでの考えが間違っていたと気づき、ねぎにらは”生”で食べても美味しい野菜だと自信が持てました。加工しない生で美味しいねぎにらをたっぷり入れた贅沢なおかきを作る。これは美味しくなるのはあたりまえだと自信が湧き、美味しい宇都宮味「ねぎにらおかき」を販売できる確信が持てました。

リターン内容

市塙農園のねぎにら使用！完成した新たな「ご当地おかき」、Makuake限定！鈴雅製菓工場製造の宇都宮味『ねぎにらおかき』。

ねぎにらおかき

【賞味期限】製造日から150日【保存方法】直射日光、高温多湿を避けて保存してください。【内容量】100g【原材料】もち米(国産)、ねぎにら、植物油、食塩/調味料(アミノ酸等)、(一部に大豆を含む)

鈴雅製菓工場オリジナル6種類の商品

「大粒ピー」 大粒サイズの柿の種ピーナッツ入

【賞味期限】製造日から150日【保存方法】直射日光、高温多湿を避けて保存してください。【内容量】190g【原材料】もち米(国産)、ピーナッツ(ピーナッツ植物油脂)、醬油、米発酵調味料、砂糖、唐辛子/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤(一部に小麦・落花生・卵・大豆を含む)

「昔づくり」 昔ながらの醤油味！店舗一番人気

【賞味期限】製造日から150日【保存方法】直射日光、高温多湿を避けて保存してください。【内容量】160g【原材料】もち米(国産)、醤油、米発酵調味料、砂糖/増粘剤(加工でん粉)、調味料(アミノ酸等)、(一部に小麦、大豆を含む)

「ふくふくあられ」 色々なあられが楽しめる

【賞味期限】製造日から150日【保存方法】直射日光、高温多湿を避けて保存してください。【内容量】120g【原材料】もち米(国産)、醬油、植物油、砂糖、みりん、海苔、青のり、食塩、唐辛子、チキンエキス/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、(一部に小麦・大豆・鶏肉を含む)

「味一生 塩サラダ」 塩味がきいたあっさりおかき

【賞味期限】製造日から150日【保存方法】直射日光、高温多湿を避けて保存してください。【内容量】135g【原材料】もち米(国産)、植物油、食塩/調味料(アミノ酸等)、(一部に大豆を含む)

「げんこつ 醤油」 固焼きで仕上げた醤油味のおかき

【賞味期限】製造日から150日【保存方法】直射日光、高温多湿を避けて保存してください。【内容量】140g【原材料】もち米(国産)、醤油、砂糖、みりん/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、(一部に小麦・大豆を含む)

「チーズ揚げ」 濃厚なチーズが食べ始めると止まらない美味しさ

【賞味期限】製造日から150日【保存方法】直射日光、高温多湿を避けて保存してください。【内容量】100g【原材料】もち米(国産)、植物油、食塩、ナチュラルチーズ/調味料(アミノ酸等)、香料、脱脂粉乳、アナトー色素、ガゼイン、乳化剤(一部に小麦・大豆・乳を含む)

※本品製造工場では卵、乳、落花生、えび、胡麻、さば、鶏肉を含む製品を製造しております。

※6種類の商品は全て324円（税込）となります。

※応援購入の鈴雅製菓の米菓6袋は6種類が入ります。12袋は6種類が2セットです。

スケジュール

・9月中旬～10月初旬　製造：鈴雅製菓工場

・10月初旬～　発送：鈴雅製菓工場

実行者紹介

宇都宮ケーブルテレビ株式会社のwebメディア「あるよあったよ」では、食の通販サイト【あるよ】を運営。あるよに出店している2つの店舗（市塙農園、鈴雅製菓工場）が協力し、素晴らしいコラボ新商品の開発が出来ました。是非この機会に栃木県の希少野菜「ねぎにら」を知って頂き、せんべいの街・宇都宮の底力を見せられたと思いますのでよろしくお願い致します。