去りゆくものと残されたものとが空間を共有できる仏壇は日本固有の素晴らしい文化です。

しかし時代の変遷とともに家族構成や住まいの環境が多様化し、仏間のない暮らしの中にどのように仏壇を取り入れたら良いか、迷っている方も多いのではないでしょうか．．．

                                壁掛け Art 仏壇「梵-soyogi-」

「壁掛け Art 仏壇」はコンパクトで置き場所を取らず、絵画やオブジェを飾る感覚で設置することができる仏壇です。

身近な目の届く場所に仏壇があり、日常のふとしたシーンに故人に想いをはせる。それが何よりの供養であり、残された者の心に平安をもたらします。

本プロジェクトは、改めて仏壇の原点に立ち返り、自分たちの暮らしに合った、新しいカタチの祈りの場を提唱するものです。

従来の仏壇に納得しきれない方や、仏壇について考えたことがない方は是非ご覧いただければと思います。

                                             私たちの紹介

まず、簡単に私たち株式会社 渡辺工房を紹介させていただきます。

当工房代表、渡辺壮由樹と申します。

当工房は住宅及び、ホテル、レストランなど商業施設のデザイン・施工を行っている会社です。

特に古民家のリフォームや再生を得意としており、その建物の良さを生かしながら新しい要素を取り入れてより良い空間を生み出すことを心がけて、デザインをしています。

また、祈りの場である仏間や仏壇、お墓のデザインも手掛けており、住宅や商業空間以外でも様々なものをデザイン・施工させていただいており、多くのお客様からご満足と謝意が寄せられております。

使用する素材にも大変なこだわりを持っており、石や土、木の無垢材、鉄やガラスなど、目で見るだけではなく五感で感じられるような素材を使用しています。

　　　　　　　　　　　　　そもそも仏壇とは何か

                                               仏壇の原点

お仏壇の原点は、仏堂を小さくした形の厨子です。仏壇としての最初のお厨子は法隆寺にある国宝「玉虫厨子」だと言われています。その後様々な厨子が考案され、仏像やお位牌等が安置されていくようになりました。本来厨子は、仏像やお位牌のみを安置し、拝むというシンプルな形であったため、現代の仏壇のように多く仏具は置きませんでした。そして近世元禄以降、これらが発展し様々な仏具を置くようになり今日一般民家にみられるお仏壇の祈りの形となりました。

そして時代の変遷とともに、家庭習慣、家族構成や居住空間の多様な変化に伴い、お仏壇もこれらのニーズに合わせて、大きな変化を迎えました。

                                       本来仏壇に決まりはない

お仏壇には、宗派によって決まりや制約があるものもありますが、現実的には、宗教観、慣習的道徳観や固定観念から解き放たれた、全く自由の発想の世界にあります。置き場所や向き等の制約もなく、実におおらかなものです。

                                      壁掛け Art 仏壇について

扉を開け、拝み、扉を閉める。仏壇本来の形であるシンプルな祈りのスタイル

　　　　　　　　　　　　壁掛けArt仏壇 の使用方法

この仏壇は、ご自宅の壁に取り付けます。専用の留め金を壁に取り付け、仏壇側についているフックを留め金にかけて設置をします。

また 壁掛け Art 仏壇 の内部には、一般的なお仏壇と同様に、お位牌やお遺灰を納める容器（コアボトル）を納めるのもよいですし、寄り添って生きてきた最愛のペットのお位牌・コアボトル・お写真を納めるなど、想い想いの相手に合わせて自由に飾っていただき、亡くなった方を思う空間を作っていただければと思います。

そして扉はスライド式になっており、開けておいたり、閉めてさりげないオブジェのように飾っていただくこともできます。スライドするパネルは、その時の気分に合わせて、別なパネルに交換ができ、部屋の模様替えの時にも対応ができます。

（パネルは磁石で取り付けているため簡単に取り外すことができます。）

                                               仏壇の寸法

お仏壇のサイズは上図の3サイズになります。

お位牌などを置くスペースの寸法は、以上の通りになります。

※さらなる検討により、内部の寸法が多少上下することがあります。

＜仕上げ＞

本体：OSUC塗装仕上げ[艶あり]

扉パネル：和紙貼りコーティング仕上げ[艶あり]

　　　　　　　　　　　　　　　　　　職人の手作り

こちらの製品は、職人によって手作りで作られていますので、ひとつひとつ製品の表情が異なります。１つとして同じ仕上がりのものはありませんので、お客様のオリジナルの仏壇になります。

                                           工芸作家 シリーズ

                                   工芸作家 atelier m4 前田純一

こちらの作品は、長野県の工芸作家 前田純一さんによって製作されたものになります。素材・仕上げの一つ一つに大変こだわりを持って作られております。

お仏壇にオリジナリティーを求めている方は是非この機会にいかがでしょうか？

この作品は、各サイズ限定１名様となります。

＜仕上げ＞

本体摺漆仕上げ

内部金箔古美仕上げ

扉パネルアルミ鍛造 金箔銀箔古美仕上げ

前田 純一
1948年 東京都宝町生まれ

前田木藝工房三代目。1984年に工房を鎌倉から美ヶ原へうつし、原野の開拓をしながら生活に必要なものを制作する事で工芸の本質的な意味を自らに問い直し、日本伝統工芸会正会員（現在は退会）時代に多く制作した硯箱、飾棚等から作風に転機をむかえる。後、銀座和光にて個展を3回開催するなど精力的な活動が評価されている。

【歴任】

社団法人・日本工芸会長野会 会長

松本市都市景観賞 審査委員
「非営利活動法人三城シューレ」 理事長
木彩会 会長

[atelier m4 ホームページ参照]

　　　　　　　　　　　　　　　本プロジェクトの注意事項

・製品の壁への取付はお客様の方でお願いいたします。なお取付金物は商品に付属しています。（取付には電動ドライバーが必要です）

・一つ一つ職人の手作りで製作しているため、塗装やサイズの仕上がりに差が生じます。それは製品の表情であり個性と捉えていただければと思います。

上記内容をご理解の上、購入をご検討いただければと思います。

なおサイズが３種類ございますので、リターン内容をご確認の上、お間違いがないようお願い致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最後に

最後まで本プロジェクトページをご覧いただきありがとうございました。

このページを読んで、少しでもこの「仏壇」という素晴らしい日本の文化を再認識していただき、購入をご検討いただければ非常に嬉しく思います。

よろしくお願い致します。