触れるとふわふわと柔らかく、まるで咲きたての生花のような質感を実現しました。3分咲きや5分咲き、満開といった開花の状態をそのまま保存できるため、一輪一輪がそれぞれ異なる個性を持ちます。同じものが二つとない自然な美しさを、限りなく本物に近い形でお楽しみいただけます。

ラスティングフラワーは、宇都宮大学大学院高分子化学の教授と共同開発した薬剤技術を使用しています。生花を素早く脱水し、花の組成ごとに回数を調整して洗浄した後、着色、乾燥して仕上げます。この技術は、2018年に経済産業省中小企業庁のものづくり助成に採択されるほど高く評価されています。

薬剤だけではなく、花ごとに異なる特性を見極める職人の技が不可欠です。自然の生花に近いテクスチャーを再現するため、花ごとの特性や状態に応じた最適な加工を職人が一つひとつ丁寧に施しています。その結果、時間が経っても美しさを保つ花が生まれるのです。

大切な人への贈り物に、枯れることのない花を。誕生日や記念日、結婚祝いなど、特別な瞬間を永遠に彩るラスティングフラワーは、贈る人の想いを長く心に留める、かけがえのないギフトです。

結婚式のブライダルブーケや、プロポーズで贈られた花束を、美しいまま永遠に保存することもできます。また、葬儀でいただいた花を加工し、お仏壇にいつまでも飾り続けることで、故人への想いを形に残せます。今後はお客様それぞれの思い出の花を保存加工するサービスを検討中です。

お水や日々のお手入れが一切不要。長期間美しさを保ちながら、水資源の節約にもつながります。手軽さと環境への配慮を兼ね備えた新しい花の形です。

生花の高騰が続く中、売れ残った花の廃棄にもコストがかかるのが現状です。ラスティングフラワーは、廃棄される花を減らし、無駄な資源と費用の削減に貢献します。持続可能な未来を目指す賢い選択です。

もともと、私たちは生花店として冠婚葬祭用のギフトフラワーを提供しながら、スクール運営も行っていました。そんな中、生徒の一人から「結婚式のブーケを立体のまま残したい」という要望がありました。当時、立体で花を保存する方法としては「ドライフラワー」しかありませんでしたが、ポロポロと崩れやすく、色も変わってしまうため、長く楽しむのは難しいものでした。

「もっと美しく、長く保存できる方法はないのか？」という問いを抱え、私たちは様々な文献を調査。ちょうどその頃、ブリザーブドフラワーが登場した時期ではありましたが、白い花を真っ白な状態で保存するのは難しい技術的課題がありました。

その後、経済産業省の助成を受ける機会に恵まれ、宇都宮大学の高分子化学教授と共に開発を進めることができました。試行錯誤の末に完成した特殊薬剤は、花を生花のような美しさで保存することを可能にしました。しかし、この技術だけでは十分ではありません。自然の花それぞれが持つ特性に応じた最適な加工バランスを見極めるため、経験と職人技も不可欠なのです。

ラスティングフラワーは、花の美しさを永遠に残したいという想いと技術の結晶であり、特別な瞬間を形にするための新たな選択肢として、多くの方々に喜ばれるアイテムとして今後も事業を展開したいと考えています。

ぜひ応援購入をよろしくお願いいたします。

有限会社Arknetは、生花の美しさを永く楽しめる「ラスティングフラワー」を通じて、フラワーロス問題の解決に取り組んでいます。プラント構築から加工方法の教育、商品販売、生花加工サービスに至るまで、花を永く大切に残せる仕組みを提供しています。

湿気に強く腐敗しない独自の加工技術やSDGs対応のプラント運営を基盤に、多くのパートナー様の協力を得ながら活動を拡大中です。

「枯れない花：ラスティングフラワー」を広め、より多くの人々に喜んでいただける企業を目指しています。
私たちの取り組みに共感いただける方からのご連絡をお待ちしております。