この 青みかん、棄ててたの？ なんてもったいない！

ビールに使って新たな価値を生み出したい！

そう思って考えたのが【青みかん IPA】5.5% です

今回作るのは1,000L、使う青みかんはなんと150kg！！おまけに青みかんの手搾りストレート果汁も入れます！

ケチる事はしません！ふんだんに使って青みかんを良さを引き出そうと思います！

▼こんなイメージで、大量の青みかんを使いたいと思ってます

先ずは自己紹介をさせてください。

横浜みなとみらいにある商業施設、横浜ハンマーヘッド内 にあるレストラン QUAYS Pacific Grill 1階にある『NUMBER NINE BREWERY』でBrew Masterをしている齋藤健吾と申します。

▼QUAYS Pacific Grill のホームページ

https://www.huge.co.jp/restaurant/new-american/quayspacificgrill

▼QUAYS Pacific Grill の正面入口

まだ2年目の若いブルワリーですが、実は開業以来からモルト粕などの廃棄物の再利用などの取組みをずっと行っていました。

▼NUMBER NINE BREWERY の醸造設備

そんな中、たまたま出会った再利用に情熱を注ぐ人々、そんな人達の力をお借りして ”アップサイクル" を実現したいと思っています。

プロジェクト詳細

僕らのプロジェクトの主役はクラフトビール、でも、そこに携わる再利用に情熱を傾ける人々の想いも届けたいと思っています。

今回の「青みかんIPA」には欠かせない、青みかんを農家さんより買い取ってジュースやドレッシングにしているアマンダリーナ合同会社の代表社員、奥井さんをご紹介します。

▼アマンダリーナの奥井さん

奥井さんは神奈川県内のみかん農家さんから、みかんの成長を促す為に間引いて廃棄してしまう摘果みかん（青みかん）を再利用してドレッシングなどに加工、販売されています。

奥井さんの熱量はとても強くそしてパワフル！初めて会った時から、そう思ってました。

ー 偶然の出会いでした ー

NUMBER NINE BREWERYがあるQUAYS Pacific Grill の2階ではジンの蒸留もしています。そこでHead Distillerを務める深水が横浜市からの紹介で奥井さんと出会い、たまたま僕に紹介してくれたのです。僕は当初、みかんはビールにするのは難しいからなぁ、、と思っていたのですが、奥井さんの話しを聞いてサンプルをかじったら「あっ、ビールでいけるかも」そう思い、その場で今回のビールへの挑戦をお伝えし実現しています。

ー 農家さんとのWin-Winの関係を築きたい ー

青みかんは温州みかんの若い果実の事をいいます。

木になっているみかん全てが熟すと一つ一つが小ぶりに、味も十分にのらなくなってしまうので、その実が若いうちに摘果（間引き）をするそうです。

その摘果みかん（青みかん）は市場にのらずに、どうせ捨ててしまう価値のない物だった。

その青みかんを農家さんから購入し野菜の収穫が少ない8月に少しでも貢献できる様に奥井さんは努力をされてきました。

▼摘果前の青みかん

そんな奥井さんが農家さんから集めた青みかんを、あの時かじって感じた味、ほろ苦くて、爽やかで、シトラス感あふれる IPAにしたいと思ってます。

ところで、皆さん青みかん食べたことありますか？

正直、けっこう酸っぱいです。でも、その香りは素晴らしい！ そしてその酸味はフルーツビールを造るのにも適しています。

そんな価値がないと思われていた青みかんですが、付加価値を付けて、生産者、それを見出して商品化する我々、それを楽しむ皆様、全員が笑顔になれる、そんな環境が当たり前にあるアップサイクルを構築したいと本気で思ってます。

▼青みかんの様子を見る奥井さん

今回の「青みかんIPA」僕自身、早く造って飲んでみたい、、とても楽しみです。

▼アマンダリーナさんのホームページはこちら

https://hamandarina.com/

次に紹介させていただくのは、ビール製造工程で出てしまうモルトのしぼり粕を再生紙へと加工する取組みをしている株式会社kitafukuの代表、松坂さんご夫妻。

再生紙の名前は【クラフトビールペーパー】

▼株式会社kitafukuの松坂さんご夫妻（写真中央が松坂さん、左が奥様）

クラフトビール愛飲家でもある松坂さんご夫婦は通常、産業廃棄物として処理されるビール原料のモルトのしぼり粕を再利用してクラフトビールペーパーを作ってくれています。

ー 実は、このアイデアがすごいんです ー

通常は豚や牛の家畜の餌にする事を考えます。

でもビールを梱包する時の箱、コースターやビールメニューなど紙の利用頻度は本当に高い。しかも、このクラフトビールペーパーは敢えて温かみある仕上がりにしてるそうで、何とも言えない味わいがあるんです。僕の勝手な想像ですが松坂さんご夫妻の人柄や想いが商品に乗ったんじゃないかな？そう思ってます。

▼ビールを造る工程ででるモルト粕

ー アップサイクルへの道のり ー

ただ、ここに至るまでは製紙会社を見つける所から、試行錯誤と傷みやすいモルトのしぼり粕の運搬の問題などなど、クリアしなければいけない事は沢山あったはず。簡単にはコースターまで辿りつかなかったと想像してます。

でも、松坂さんご夫妻の情熱とアイデアによって製紙会社の方や自治体関係者、僕を含めた横浜市内のブルワリーなどたくさんの人の心が動いて確実に形になってきています。

▼クラフトビールペーパーからできたコースター（サンプル）

今回は、この温かみ溢れるクラフトビールペーパーを使ったコースターもセットに盛り込んでいます。

▼kitafukuさんのホームページはこちら

https://cbp.kitafuku-project.com/

そんな人々の想いを、ぎゅーっと詰め込んだ、「青みかんIPA」を NUMBER NINE BREWERY のBrew Master である私、齋藤健吾が大切に、そして気持ちを込めて醸造します。

Breweryのコンセプトは【Refreshing & Drinkable】

ー 飲み疲れしない、でも香り豊かなビールを造りたい ー

アルコール度数が高いと、どうしても飲み疲れしたり、飽きてきたりしてしまいます。まして、日本人は比較的アルコールに弱い。実は僕もその一人です。

お酒飲むのは好き、でも沢山飲めない。アルコールが少し低くて、香り高く飲みやすい、そんなビールを目指しています。今回の青みかんIPAもそんなビールに仕上げていきたいと思っています。

▼NUMBER NINE BREWERY Brew Masterの齋藤です

ここで僕の経歴を簡単にご紹介します

ビール造りにのめり込んだのは、もう15年も前です。

ー 人生を変えた1杯のビール ー

当時、神奈川県内で日本酒とクラフトビールを造っている会社に入社しました、理由は単純に面白そうだったから、特に情熱とかはありませんでした。でも、そこで飲んだクラフトビール（アルコール度数の強い黒ビール）に衝撃、と言うか心が震えてこんなビールを造ってみたい！！と強く思ったのを今でもハッキリと覚えています。あの日の事は一生忘れないと思います。

それが2006年の事です。

2008年：どうしてもブルワーになりたくて千葉県のブルワリーに入社

2016年：ビールの勉強の為に退職し、ニュージーランドへ渡航し現地ブルワリーで働く

2017年：オーストラリアでブルワリーを経営しているニュージーランド人から誘われオーストラリアに渡る

2017年：帰国

2019年：株式会社HUGE NUMBER NINE BREWERYに醸造責任者として入社

今回の青みかんIPAは正直、簡単なビールではないと思ってます。青みかんの良さをビールにどうやってのせるか？香りをどうやって残すか？課題はありますが、このビールが完成して、それを飲んで笑顔になっている人達を思い浮かべながら丁寧かつ大胆に造っていこうと思います。

▼ビールのイメージ写真（色はもっと薄くする予定です）

ー Breweryが入っているQUAYS Pacific Grill について ー

『大人の集合場所』をコンセプトにニューアメリカン料理を提供しており世界のサーモンやハンバーガー、カリカリでジューシーなフライドチキンなどが楽しめる大人のレストランです。

また、1階ではNUMBER NINE BREWERYでクラフトビールの醸造とHAMMER HEAD ROASTERYでクラフトコーヒーの焙煎、2階にはNUMBER EIGHT DISTILLERYでクラフトジンの蒸留も行っている3つのクラフトが集まった世界でも類を見ないレストランです。

▼QUAYS Pacific Grill 正面入口

▼2階のテラス席

▼ニューアメリカン料理の数々

今回は、ビールと食事券のセットもご用意していますので、是非この機会にQUAYS Pacific Grillにお越しいただきニューアメリカン料理、僕ら自慢のサービス、大人の雰囲気、横浜みなとみらいの景色、などなど優雅な時間を過ごしていただきたいと思っています。

－ 最後に －

僕自身、物の価値について考える事が増えています、どうやったら価値を上げる事ができるのか？

最近、いや昔からですが、やっぱり人が笑顔になる時にその物の価値はグンと上がるんじゃないのかな？そう思っています。 通常は廃棄されてしまう物、その物にあったストーリーと関わった人たちの努力や想い、そういう今まで何となく流していた物を再利用して新たに生き返らせて皆様に楽しんでもらう、時代の流れはそちら側に向かっている気がしてならないし、そうあるべきだと考えています。

今回は、たまたま出会う事ができた皆様の情熱と協力を元に「青みかんIPA」を造りますが、これからも同様に、笑顔を増やす活動、楽しい活動、そして価値を高める取組みを続けていきます。

今回のオンライン催事をきっかけに皆様の応援がいただければ、すごく嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました！

株式会社HUGE

QUAYS Pacific Grill

NUMBER NINE BREWERY

Brew Master

齋藤健吾

商品仕様

品名：青みかんIPA

品目：発泡酒
容量：350ml（缶ビール）
原材料：麦芽（外国産）、青みかん（国産）、青みかんジュース（国産）、ホップ
賞味期限：製造より6ヵ月（冷蔵保管）
出荷開始予定：2022年2月頃

品名：定番ビール

品目：ビール

容量：350ml（缶ビール）

原材料：麦芽（外国産）、ホップ

賞味期限：製造より6ヵ月（冷蔵保管）

出荷開始予定：2022年2月頃

品目：QUAYS食事券

有効期限：2022年2月1日から7月30日

スケジュール

2021年12月：缶詰機導入予定

2022年1月：青みかんビール仕込み予定

2022年2月：発送開始

※缶詰機の導入は輸入の為、スケジュールは多少前後する可能性があります

リターンについて

青みかんIPAだけでなく、その他のビールやQUAYS Pacific Grillも知っていただきたいので、定番ビールとのセットやQUAYS Pacific Grillの食事券とのセットなどもご用意しました。

①【青みかんIPA 3本セット】青みかんIPA350ml缶×3本のセット 2,980円（送料、税込）

②【青みかんIPA 6本セット】青みかんIPA350ml缶×6本のセット 4,800円（送料、税込）

③《早割限定50セット》【青みかんIPA 6本セット】青みかんIPA350ml缶×6本のセット 4,300円（送料、税込）

④【青みかんIPA 3本、定番ビール各種1本ずつの6本セット】青みかんIPA350ml缶×3本と定番ビール（Hammer Head Ale、QUAYS Pilsner、Hazy IPA、の 350ml缶ビール×各1本）の合計6本のセット 4,800円（送料、税込）

⑤【青みかんIPA 6本とレストラン食事券（3,000円分）セット】青みかんIPA 350ml缶×6本とQUAYS Pacific Grillの食事券のセット 7,800円（送料、税込）

⑥【青みかんIPA 6本とレストラン食事券（5,000円分）セット】青みかんIPA 350ml缶×6本とQUAYS Pacific Grillの食事券のセット 9,800円（送料、税込）

資金の使い道

みかん購入費やビール醸造原料などに使用させていただきます。