麹甘酒のコクある甘みとスパイスの刺激が融合

江戸時代から217年続く酒蔵「阿部酒造」の職人が、酒造りで培った「麹」のエッセンスを「コーラ」に取り入れ、甘酒クラフトコーラシロップ「kuracola」を開発。

「kuracola」は麹甘酒の優しい甘さと自然由来の素材を使用しています。保存料は使用せず無着色・無香料・ノンカフェインでつくることで、子どもから大人まで楽しめるクラフトコーラシロップができました。

このプロジェクトでは、まだまだ進化の途中である「kuracola」のプロトタイプ版を皆さまにお届けします。集まった資金は「kuracola」の改良と、2022年5月に新設予定のクラフトコーラ製造所建設費に充てます。

酒蔵しか造れないクラフトコーラ「kuracola」

甘酒クラフトコーラ「kuracola」は、スパイスの刺激と麹甘酒のコクある優しい甘みが調和した、酒蔵ならではのクラフトコーラシロップ。酒造り職人がスパイスの調合と甘酒の配合を何度も試行錯誤して、「麹」×「クラフトコーラ」の可能性を追求しました。

原料は阿部酒造の酒造り職人がコーラのために魂を込めて造った麹甘酒と、国産きび砂糖、国産レモン、スパイスのみ。保存料や合成着色料、合成香料などの添加物は一切使用しておりません。

2つのフレーバー

幅広い人たちに美味しく飲んでいただけるように「STANDARD」と「SPICY」2種類のフレーバーを用意しました。

「STANDARD」の味わいの特徴は、ほどよいスパイスの刺激と優しい甘み。スパイス好きな人はもちろん、あまり馴染みがない人にとっても飲みやすい味を目指した甘酒クラフトコーラです。

麹由来の米の甘み・旨味がより感じやすい、甘口テイストに仕上げています。

「SPICY」の味わいの特徴は、スパイスのピリッとした刺激と苦味。ちょっぴりビターでアダルティ。奥深い大人の甘酒クラフトコーラを目指しました。スパイス感をより強調し、ドライなテイストに仕上げています。

4つのこだわり

1.酒造りのノウハウをつぎ込んだ「米麹甘酒」がコクのある甘みを生み出す

麹は日本酒造りの根幹となる大切な原材料。酒造りの世界では、古来より「一麹、二酛、三造り」と言われるほど重要視されてきました。

kuracolaは、阿部酒造の麹屋がコーラのためにつくった麹と、酒造りに使われる仕込み水で製造した「麹甘酒」をたっぷり使用。麹菌の発酵により自然な甘みとコクが生まれました。

また麹甘酒は、江戸時代には夏バテ防止の栄養ドリンクとして飲まれるほど、麹菌が生産した酵素やビタミン類が豊富に含まれています。「kuracola」は、味だけでなく身体にも優しいクラフトコーラです。

※原料として使用する米麹甘酒はアルコールは含まれておりません。

2.自然由来の素材のみ使用

kuracolaの材料は阿部酒造の麹造りノウハウを活かした麹甘酒と国産きび砂糖、国産レモン、天然のスパイスのみ。

保存料や合成着色料などの添加物は一切使っていないので、子どもや妊娠中の女性でも飲むことができるコーラです。

3.隠し味は柏崎原産のスパイス「米山トウキ」

阿部酒造の所在地・新潟県柏崎市で古来より地元の人々に愛される霊峰・米山。ここでしか栽培されない「米山トウキ」は、その独特な香りから芳香剤や魔除けとして利用されてきた歴史があります。

米山トウキを使うことで、爽快感のある独特な香りとほのかな甘みがコーラのアクセントになりました。

4.酒造りに用いる「仕込み水」を使用

美味しい酒を造るために必要不可欠な日本酒の「仕込み水」。故に酒蔵がある地域は名水が湧き出る土地であることが多いです。

新潟県柏崎市もキレイな水が豊富な地。阿部酒造が造る日本酒に使われる米山山系、黒姫山系の軟水をコーラシロップの原料である麹甘酒にも使用しています。

kuracolaの飲み方

■kuracola×炭酸水

氷を入れたグラスに、kuracolaシロップ1に対してキンキンに冷えた強炭酸水を3注ぎます。

優しくマドラーでかき混ぜて完成。レモンやライムなどの柑橘類を添えるとより爽快な味わいに。

■kuracola×牛乳・豆乳

氷を入れたグラスに、kuracolaシロップ1に対して、牛乳/豆乳を3注ぎ、優しくマドラーでかき混ぜて完成。チャイラテのような味わいを楽しめます。シナモンパウダーをふりかけるとよりスパイシーに。ホットでもおすすめです。

リターン早見表

おすすめのリターン

kuracola2本セット

2種類のkuracolaをそれぞれ1本ずつをセットでお届けします。「STANDARD」と「SPICY」、ぜひ飲み比べしていただきたいです！

kuracola割り材専用の限定酒とkuracolaセット

よりkuracolaの味わいを楽しんでいただくため、クラフトコーラ用の割材日本酒も限定製造。

スパイスの風味が強いクラフトコーラと相性バツグンな日本酒をゼロから設計し、タンク1本分、特別に仕込みます。

テスト醸造であるため、今後、同じ味わいのお酒を製造する予定は今のところございません…！

割材用日本酒は現在レシピから開発中ですので、どのようなお酒が完成するかは楽しみにお待ち下さい。 コーラと合わせて、必ず「圧倒的にうまい」酒になることを目指して醸造いたします！

クラフトコーラ×日本酒の新たな可能性を感じてください！

阿部酒造の麹造り体験

阿部酒造で麹造りをガッツリと体験してもらいます。また、普段は公開していない酒造りを行う蔵と、新しく建設されるコーラ製造所の見学も開催。

kuracolaと割材用酒もセットで付いています。

製造タンクにお名前を刻印

コーラ製造所に導入されるタンクにお名前や企業名などを刻印できる権利です。タンクが存在する限り、阿部酒造に名前が刻まれます。大・中・小、3種類のサイズをご用意いたしました。

阿部酒造 6代目が「クラフトコーラ」づくりに挑む理由

はじめまして。阿部酒造 6代目の阿部裕太です。

なぜ酒蔵がクラフトコーラを造ることになったのか。その経緯をお話します。

このプロジェクトは、子どもをはじめとしたお酒を飲めない方々にも、「地域の酒蔵」を楽しんでほしい。その一心で起ち上げました。

閉ざされた酒蔵のままではいけない

酒蔵の息子である自分自身にとっても、子どもの頃は身近な存在ではなかった酒蔵。

当時、酒業界が低迷している影響が阿部酒造にも大きく響いていたため活気もなく、幼いながら酒蔵に対して暗いイメージを持っていました。
お酒を飲めない年齢だったこともあり、酒蔵に興味を持てず、僕にとっては遠い存在でした。

※2013年当時の蔵
それから時が経ち、蔵に戻った8年前。久しぶりに酒蔵を訪れて感じたのは、近寄り堅い閉ざされた雰囲気。「酒蔵が身近ではない」子供の頃に感じていたイメージが呼び起こされ、「地域の酒蔵がこのままではいけない」と強く思いました。

自分が酒蔵に戻ってからは少しずつ蔵を解放して、地域の方や子供たちにも身近に感じてもらいたい。自分が暮らす土地にある阿部酒造を誇りに思ってもらえるような酒蔵を目指す。そんなビジョンを思い描くようになりました。

お酒が飲めない人たちとの接点をつくりたかった

日本酒には、どんなに美味しいプロダクトを造ったとしても、未成年の方には飲んでもらうことができない「法律の壁」があります。

子どもたちにも酒蔵を身近に感じてもらいたいのに、未成年者が飲むことを許されない製品を造っている……そんな矛盾を抱えながら、酒造りに励む日々を送っていました。

酒蔵が子どもたちをはじめお酒を飲めない人々と触れ合う方法はないのだろうか…？

ずっと模索していてたどり着いたのがクラフトコーラシロップでした。

「コーラ」は老若男女に飲まれているキャッチーな飲み物。

必要な甘味は麹造りの技術をふんだんに活かした米麹甘酒を使えば、酒蔵らしいエッセンスも取り入れられるはず。

コーラを使ったカクテルもあるほど、酒との親和性も高い。

思いついたとき、阿部酒造として「やる」しか選択肢はありませんでした。

お金の使い道→コーラシロップ製造所の建設費用に

甘酒クラフトコーラシロップ「kuracola」が、未成年の方やお酒が飲めない人と酒蔵を繋げるキッカケになってくれたらと願っています。

米麹甘酒を使ったkulacolaを飲んで、日本酒の発酵技術に欠かせない麹に興味を持つ人も増えてほしいです。

コーラシロップを造る新製造所が完成したら、地域の方を巻き込んだコーラ蔵開きや米麹造り体験会、子どもたち向け社会科見学を実施するなど、酒蔵を身近な存在にすることで地域を盛り上げていきたいです。

そのほか支援していただいたお金で…

積極的に製造場を開放し、お酒を飲める/飲めない関係なく、みんなが楽しめるような企画を仕掛けていきます！

ぜひ応援よろしくお願いいたします！

スケジュール

2021年12月9日：プロジェクト開始

2022年2月9日：プロジェクト終了

2022年5月下旬：コーラ製造所竣工

2022年6〜7月：順次リターンをお届けいたします。

プロジェクトメンバー

1988年生まれ新潟県柏崎市育ち。新卒で入社した「株式会社ぐるなび」で法人営業を担当後、2013年に製造数量わずか40石(1800ml換算4000本)の家業だった阿部酒造に戻る。2014年、製造責任者として「あべ」ブランドを製造開始し、現在までに230石まで復活させる。2017年から酒蔵の起ち上げを志す若者のサポートを開始。卒業生は「wakaze」CTO 今井翔也、「haccoba」CEO 佐藤太亮、「LIBROM」製造責任者 穴見峻平。2020年に清涼飲料水免許を取得。2021年から「酒」と「ノンアルドリンク」の両軸で地域活性化を目論む。

はじめまして。阿部酒造クラフトコーラ事業責任者・開発担当の三浦です。
僕は祖父の実家が営む崖っぷちの酒蔵を救うため、2020年にITベンチャーから酒造りの世界に飛び込みました。

圧倒的に美味いクラフトコーラと酒を目指して、みなさまにお届けできればと思います！

阿部酒造

1804年から続く、新潟県柏崎市の小さな酒蔵。平均年齢29歳の蔵人たちが、「発酵を楽しむ」「圧倒的にうまい」を理念に掲げ、酒造りに挑んでいる。「あべ」「★(スター)」「圃場別」など、バラエティに富んだブランドを展開し、日本酒好きからビギナーまでファンが急増中。酒蔵の新規起ち上げや事業承継を目指す若者を積極的に受け入れ、人材輩出蔵としても注目されている。

▼阿部酒造 公式HP

https://www.abeshuzo.com/

関係者からの応援メッセージ

クラフトコーラらしいスパイスの香りがしっかり立っている仕上がりに酒蔵ならではの麹を使った甘さがベストマッチしていました。
常に前を向き、新たなチャレンジに取り組む阿部酒造さんが大好きです。まさに今回のクラフトコーラにも、皆さんの熱意が刺激となってしっかり入っているのではないでしょうか。kuracolaのさらなる進化とコーラ製造所の建設、楽しみにしております！

自然な甘さでまろやかなんだけどスパイス感をしっかり感じて味に奥行きを感じました。
お酒やミルクで割っても美味しいし、アレンジできる可能性をすごく感じましたね！コーヒーのように温度帯によっても味の変化を楽しめそうです。お酒を飲まない人たちにとっても、新しい味わいを提供できそうでワクワクします。 味の組み立てが上手い阿部酒造がつくるコーラと新製造所のこれからに期待しています。頑張ってください！応援しております！

米山の麓にある柏崎市谷根という集落で、米山トウキを栽培しているGOODGRINDFARM 前畑です。
この度、阿部酒造さんのクラフトコーラ「kuracola」の原材料として米山トウキを使っていただき大変有難く思っています。kuracolaは様々な原料を厳選して使用しているとのことで、味に厚みがあり甘酒特有のとろみと甘味がありながら飲みやすくて美味しかったです。米山トウキの香りも爽やかに感じることができます。多くの方に手に取っていただければ、原料を生産する側としても嬉しく思います。