日本刀工法の継承者が造る８層の包丁

三木市の伝統工芸品「肥後守ナイフ」と５０数年ぶりに出逢って３年余。継承者である五代目と日本で、アメリカで、世界へ広めています。

世界でも、日本の刃物の切れ味は認められてきました。刃物は使えば切れ味が落ちますが、研げば切れ味は蘇ります。

しかし、研ぐ事は誰もが出来る事ではないと思います。切れ味が落ちにくくてよく切れる刃物が有れば。　

独自のダマスカス鋼は８枚の異なる鋼を重ねて鍛錬される事に因り。さらに、良い鋼、故、硬度が保たれて切れ味が良く、永切れします。

料理好きな知人の弁ですが、自慢したくなる包丁を１本持っているけど、通常の料理には使わない。

イザと言う時、例えば、刺身を造る・ステーキ・生で食する食材しか使わない。宝物の様に使っているそうです。

独自のダマスカス鋼・グリップの型　　

・衛生的な材質・シンプルを追求！

・昭和の初めに洋包丁が輸入され家庭用は和包丁にとって代わりましたが、切れ味では和包丁には遠く及ばず、やはり、和包丁だね。でした。

・先代と先々代が、昭和２０年代に三枚合わせの「ステンレス割り込み」包丁の実用新案を取得して新潟地区で初めて切れる洋包丁を生み出しました。

・当代が創るダマスカス包丁への想い。

　ダマスカス鋼は、古代インドが起源で木目模様が特徴のウーツ鋼を使って、

　シリアのダマスカス地方で刀剣などを鍛造したことから引用されています。

　当代のダマスカス鋼は心材のＶ金１０鋼の外側に８枚の異なるステンレス系の

　鋼を積層させたもので、サビに強く、切れ味よく、永切れが得られます。

　鋼材の吟味に加えて、永切れする硬度、折れない摩耗しにくい硬度。

　材質と硬度がちぐはぐだと、折れたり曲がったりの可能性があります。

　それらを一つづつ解決させたのが８枚の鋼です、鍛錬です、焼き入れです。

・包丁の硬度は６０度超が最適です、６０度未満だと摩耗が激しく。

　６０度多く超えると欠けやすくなります。

・匠の技は、こんなところを大事にしています。　

冷鍛錬・刃紋に微妙な違いが生まれれます。

　　　・鍛錬に因って、鋼が締まります。

刃の厚みの調整を兼ねた水研

水研機での中研ぎ

調整研ぎ・後は、秘伝の仕上げ研ぎ！

家紋　義作と義作の切れ味！！　　

◎・家紋　義作はＶ金１０鋼をベースに８枚の鋼を積層して鍛錬しています。

　　　焼き入れ硬度が６０度を超える。

　　・刃の厚みを究極と言える１．９ｍｍとしている

　　・刃厚を薄くすることで切れ味が数段上がる。

　　　冷鍛技術で鋼の強靭性を生かすことが出来ている。

◎・義作もＶ金１０鋼をベースに３０数枚のステンレス系の鋼を積層していますが

　　　鋼板工場で圧延ロールにて接合されています。

　　　刃こぼれを無くし、切れ味を良くするために刃先は蛤型にしています。

　　　一般的な割り込み仕様とは異なり、折れず、曲がらず、欠けにくく。

　　　研ぐ事に因り切れ味が変わらない丈夫な製品です。

　　・切れ味は家紋　義作との違いは少ないですが永切れで少し劣ります。

　　　魚・肉・野菜等々、何を切るのにも使いやすいので普段使いに最適です。

◎日本（アルファ工業）で、１丁１丁、丁寧に手研ぎしています。

◎・　Ｇｉｓａｋｕ　は、ステンレス３ｃｒ１３鋼

　　　ステンレス鋼ですが炭素鋼等、数種類の素を科学的に配合されています。

　　　錆びにくく・硬さ・粘り・切れ味と耐摩耗性等刃物に必要な配合材。

　　　硬度は５７／５８度にて義作に比べると切れ味は落ちますが。

　　　硬い物も叩き切るには丈夫と言えます。

◎日本（アルファ工業）で、１丁１丁、丁寧に手研ぎしています。

　
・利用シーン など

・刺身造り・魚の捌き・肉切・生もの刻み（ネギ・トマトなど）

　切れが良いので、食材の細胞を壊さないので、そのものの味を生かします。

刺身造り

肉切

ダマスカス８層鋼包丁

ダマスカス８層鋼包丁の誕生

実行者の私（藤本）と工具博士と呼ばれる５０年来の友人の松谷さんが。

新潟鋳造の佐藤さんとの出会いから桐生さんと知り合って。

日本で、世界で見たことが無い包丁を造りたいの想いが合いました。

包丁のグリップは通常は木柄が多いですが、衛生面を考えて佐藤さんが考案した

鋳造のグリップを松谷さんが工具博士の立場から長使いも考えての形状を。

通常はグリップには何らかの色が必要とされていましたが。

金・銀・真鍮・赤・黒等々、試しました。

紆余曲折しましたが、最後に私は。

素材のままなシンプルに決めました。

自然的なシンプルな形状他。

刃紋

水研研ぎ

中研ぎ機

桐生さんと松谷さん

仕様

商品サイズ・重量

家紋・義作　三徳　全長：２９８ｍｍ／刃長・１７３／刃幅・４７　重量・２００ｇ

家紋・義作　牛刀　全長：３３５ｍｍ／刃長・２１２／刃幅・４７　重量・２１０ｇ

※手造り品です、サイズの誤差は有ります。ご理解をお願い致します。

商品の材質製造国

Ｖ金１０鋼ベースの８層鋼　日本

義作　三徳　木柄　全長３１０／刃長・１６７／刃幅・４３ｍｍ　重量・１９５ｇ

義作　牛刀　木柄　全長３３０／刃長・１９６／刃幅・４３ｍｍ　重量・２００ｇ

※手造り品です、サイズの誤差は有ります。ご理解をお願い致します。

Ｖ金１０鋼ベースの３８層

製造・中国、刃付け管理・日本（アルファ工業）

キャベツをバッサリ

Ｇｉｓａｋｕ野菜切　全長３１０／刃長・１８２／刃幅・８５ｍｍ　重量・３７０ｇ

※手造り品です、サイズの誤差は有ります。ご理解をお願い致します。

ステンレス・3cr13鋼

製造・中国、刃付け管理・日本（アルファ工業）

FAQ

家紋　義作と義作の違い。

家紋　義作包丁は選ばれた８枚の鋼を重ねて冷鍛に因り鋼の粒子を整え、

美しい刃紋を浮かび上がらせ、鋼が持つ特性を整えるので切れ味と耐久性が

得られます。

私と桐生さんとのＱ＆Ａ

Ｑ：桐生さんが造られている割り込み包丁と今回の八層鋼の切れ味は。

Ａ：一言で申し上げるなら同等です。

　　何故なら、私が造る包丁だから。

Ｑ：切れ味が同等なら、今回の包丁を、お願いする意味が無いように感じますが

　　何故、同等と言われるのですか。

Ａ：割り込み包丁も八層鋼包丁も、ベースになる鋼は「Ｖ金１０号」と呼ばれる

　上ランクの鋼を用いているので、切れ味は同じになります。

　少し理論的になりますが。

　俗に言われる「高級品」と一ランク上との違いを言わせて戴くと。

　通常の高級品は一定の価値を有していますが完全とは言えません。

　私の持論から述べると、逃げ口上が。

　※万が一不具合品が有れば交換しますと謳われていますよね。

　　造る者の詭弁であり許容範囲を設けていると言えます。

◎家紋　義作は桐生工場を出て、応援購入者様が手に取られるまでは、

　１００％桐生が保証出来る逸品です。

　従って、万が一と言う言い訳は致しません。

　それでも、万が一が生じた場合は、倍返しの２丁を、お届けします。

　万全を求めて造っていますでは無く。

　間違いないものしか工場から出しません。

◎同じ作者で、同じ製法でも、恥じないものをお届けするには自ずと心構えが異な　　るのは心理ではないかと。

・但し、Makuakeさんの会員様にはおられませんが、世の中にはクレーマーと呼ばれ

　る方が少なからずです。

　受け取ってから、自分の都合で苦情を言われる方がおられても。

　一丁一丁、渾身を込めての物造りをしています。

　変なクレームは一見すればわかります。

　だから、倍返しが可能です、受け取られた時点での不具合は０だと言い切ります。

　家紋　義作は切れ味と永切れを求めました。

・刃の厚みの因って切れ味が異なります。

　一般的な包丁の厚みは約２ｍｍ～２．５ｍｍですが。

　家紋　義作は、約１．９ｍｍと薄くしました。

　薄くすると耐久性が問題となりますが、異なる８枚の鋼を厳選する事で

　強靭な鋼が生まれました。

・さらに、通常の刃付け研ぎは、＃３０００相当ですが。

　家紋　義作は、さらに、＃５０００相当の仕上げ研ぎを施しました。

　従って、切れ味と永切れ、耐久性を持つ逸品と言い切れます。

・ご自身で、お試しください、きっと、ご満足戴けます。

　切れ味の良さは。

・刺身（造り）では舌触りガ。

・野菜では独自の甘さ・苦みを潰さない。

・肉汁を閉じ込める。

スケジュール

家紋　義作は全て一から造ります、私の勝手な想いですが１日でも早くお使いいただきたい気持ちで、出来れば年内にお届けできればと考えて生産中です。

従って、２０２３年１２月お届けを目指しています。

リターンについて

家紋　義作　三徳包丁

家紋　義作　牛刀包丁

義作　三徳＆牛刀

Ｇｉｓａｋｕ　野菜包丁

実行者紹介

三木市の伝統工芸品「肥後守ナイフ」と

５０数年ぶりに出逢って３年余。

肥後守の名で製造できるのは世界で１件「永尾定駒製作所」のみの五代目と。

日本で、南北アメリカで欧州へアジアへ広めています。

初めて韓国へも広めました。

三木の刃物（包丁）もサポーターの皆様に紹介できないか、悩みました。

日本の包丁は世界でも認められて愛用者が急増しています。

三木にも数社の包丁を造っておられますが。

いづれも後継者不足で需要が供給を超えています。

三木市以外での開発を考え模索しましたが。

堺も関も武生も土佐も供給不足です。

需要を満たす供給は現時点では難しい。

そんな中、友人の紹介で輪が出来ました。

洋包丁の開発者の系統で有る、桐生さん。

鋳造工場の佐藤さん。

５０年来の友人で、工具博士と呼ばれる松谷さん。

そして、私（藤本）がコラボです。

肥後守の普及にも別打ちの数ランク上の製品でした。

今回も、初めてと言える。

日本刀の工法を活かした８層鋼の包丁です。

桐生さんが一人で全責任を持って造る。

こんな刃物ならサポーター様に。

勝手な想いですが、喜んでいただける。

この様な想いの４人のコラボです。

Ｍａｋｕａｋｅ様のサポーター様には。

第一回、別打ち　定光作　肥後守ナイフ

第二回、日本文化である、天然砥石で研ぐ。

第三回、研ぎ、電動編

第四回、肥後守が創る、アウトドア包丁

第五回、黒鞘の肥後守に干支・名入り。

沢山の応援購入有難うございました。

第六回、も宜しくお願い致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルファ工業（株）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藤本義信

江戸期から受け継がれた日本刀の後継者の当代。

先々代が昭和２年に出刃・刺身・薄刃包丁及び鉈などの打ち刃物の製造販売を始め。

その後、昭和２０年代に三枚合わせの「ステンレス割り込み」包丁を研究。

実用新案を取得して、新潟地区で初めての洋包丁（割り込み式）の商品化に成功。

当代は日本刀の工法を元に独自のダマスカス鋼を用いた包丁を造りだした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桐生工業　桐生　哲

桐生さんの先々代とお弟子さん

グリップの考案者・佐藤さん

新潟精密鋳造の佐藤専務が新潟の地場産業の町おこしとなるなら。

佐藤さんの本業は自動車関係の部品を鋳造されています。

松谷さんと工場を訪ねました。

私たちの要望に即答で協力し合う事となりました。

力強い仲間です。

ショールームに有った小さな達磨（勿論・鋳造品）が。

鋳造風景

４cmの小さな達磨（鋳造品）

工具博士と呼ばれる、その道、５０年の松谷さん

新潟生まれ、アイデア満載の

刃物・工具の開発を続ける。

グリップは。

女性にも、男性にも。

小さな手でも、大きな手でも。

握ればわかる。

手に馴染む優れもの。

開発者、３人と私の。

知識・見識・洞察力が。

生み出した理想と言える。

刃とグリップ。

見た目も衛生面でも。

松谷さん（左）と桐生さん　　　　　　　　　　　　　　　　　　桐生工業にて

後書き

アドバイザーである松谷さんに全権依頼していましたが。

５月に新潟へ桐生さんを訪ねて最終の内合わせをしました。

新潟・三条市から車で約３０分、周りには人家は疎ら（１軒）。

少々の音がしても苦情は無いと思われる環境でした。

静かで良いですねと・・・。

偶に来るのは運送屋さんと「熊さん」くらいです（笑）。

新潟へは３０数年毎月出張していたので「熊さん」が出るのを思い出しました。

一度だけですが、ゴルフ場で「子熊さん」と出会ったことが有ります。

桐生さんの工場

３月末ごろの撮影（３月初めまでは、ほとんどが雪・雪・雪）