Agrium［アグリウム］は、花畑やハーブ園、里山や森林の風景など、あなたがお気に入りの景色をガラス水槽の中につくりこみ、愛で、育て、摘んで、料理に添えて楽しむ、新感覚の卓上インテリアです。

※上記3つの作品例はいずれも、Agrium［pro］＋シリンダー水槽Lサイズの組み合わせです。

Agriumとは、「農業」を意味する［Agriculture］と、
流木やコケを観賞して楽しむテラリウム［Terrarium］の造語。

アグリウムは、観賞だけでなく食べることも目的となるので、ハーブや新芽野菜、食用花など「食べられる植物」を中心に、ガラス水槽の中に景色を構成していきます。

水槽の中に培養土を敷きつめれば、そこから先はつくる人の自由な発想で景色をつくりこんでいきます。
一面花畑にするのも良いですし、流木と苔で背景をつくり、ディルやイタリアンパセリなどのハーブを寄せ植えするのも良いでしょう。切った枝を無造作に散らしたりドングリを入れて秋を表現する人もいます。

新芽野菜の収穫だけと割り切って、緑一色の草原景色にするのもよいでしょう。クリエイティブな感性を研ぎすまし、無心になって創作を楽しんでみませんか？

❶ ガラス水槽に培養土（写真はバイオソイル）を入れ、地を押し固めてならします。
❷ 苗ものがあれば、先に苗を植こみましょう。
❸ 流木や石を設置します。全体のレイアウトを意識して慎重に配置しましょう。
❹ コケを配置します。新芽野菜を育てる場合はここで種をまきます
❺ レイアウトの配置が完了したら、専用のフタを設置します。
❻ Agrium本体をフタの穴に合うように設置して、電源につなげば準備完了です。

以前、屋久島の原生林の奥地にある白谷雲水峡を旅したときのこと。森の中にはうっすらと霧がたち、そこにやさしい木漏れ日が差しこむ、美しい景色が目の前に広がりました。この霧と光のハーモニーが幻想的すぎて、思わず我を忘れてしばらく見入ってしまったほど…。

アグリウムの「霧」と「光」の演出は、この屋久島での体験がきっかけとなって生まれたものです。

毎日、朝方と夕方になると、Agrium本体から山霧に見立てたミストが噴射され、水槽内に充満します。この演出が同時に水やりも兼ねるので、管理がとてもラクになります。うっかり霧吹きを忘れて、「気づいたら植物や苔を枯らせていた…」ということもなくなることでしょう。

※ミスト噴射は、時間指定モード、発芽モード、連続モード、休止モードなど、5つのモードから選択することが可能です。

地球の空は表情に富み、世界各国で空の色は様々な呼び名で呼ばれてきました。Agrium本体にはリアルタイム・クロックが内蔵されており、季節と時間帯に応じて、20パターンの空色をリアルに再現できます。そのときに現れる空色はランダムで、「晴れ」の場合もあれば、「曇り」の場合もあります。季節と時間帯によって空色の出現確率がプログラムされているため、自然界と近い光の演出が可能になります。

※内蔵された時計の日時に合わせて、空色が自動的に移り変わる仕組みのため、空色を外部からコントロールすることはできません。

※上記の空色写真はあくまでイメージですが、できる限り実物の空色に近づけた照明色を設定しています。

レインボースカイ機能により、自然光に近い演出が可能になったことで、光が差し込む「窓辺」にとらわれず、暗めのエントランスや、レストルーム、書斎、リビング、キッチンなど、場所を選ばず様々な場所に設置できるようになります。

アグリウムには、農薬はもちろん、化学肥料も使用しません。化学肥料については市販品を使っていただくこともできますが、食用にする場合、安全性に不安が残ると考えているため推奨はしていません。
自分の手で育てるからこそ得られる「安心」がここにあります。

花によっては食べられる花［エディブルフラワー］があるのです。上の写真は、ブラウニーにビオラの花びらをそっと添えたところ。エディブルフラワーはおもてなしのシーンで重宝するアイテムの一つです。

大切に育てた一輪の花をさりげなく飾ることも、また粋です。

晴れたピクニック日和には、新芽野菜の出番。マスタードの新芽をはさんだサンドウィッチを持ってお出掛けしてみてはいかがですか？マスタードの新芽は、種子の辛みや香りがそのまま残るので、ピリ辛な風味を味わいつつ、ビタミン豊富な葉の部分も摂取できて、一石二鳥です。

※リターンの詳細内容についてはこのページの一番下で説明します。

その前に、私たちがどのような活動をしているのか、少しだけ紹介をさせてください。

現在、オーガニック作物を安定生産するための独自の栽培技術「ネイチャーポニックス」の研究開発を活動の中心として、農業者がまじめに向き合うべき「土づくり」以外の工程をできる限り省力化する次世代栽培システムの実現に向け、デザイン、ハード／ソフト設計、現場設計など、数名のメンバーが集まり、活動をはじめています。

このプロジェクトの背景には、長雨や集中豪雨などの異常気象により露地の健全な農作物が深刻な被害を受けているという事実があります。雨や風でなぎ倒されるだけでなく、病虫害により被害を受け、品質の低下および市場価格が高騰するという社会問題を解決するためのノウハウを、およそ5年間にわたる独自の研究により積み上げてきました。

ネイチャーポニックスプロジェクトは、水面下のプロジェクトのため、名前や顔写真をこの場ではあえて公開しないメンバーや協力者も多数います。メンバーを代表してプロジェクトリーダーと営業コーディネーターの経歴をご紹介をさせていただきます。

1983年、静岡市生まれ。

大手出版社にて営業や制作を経験した後、2010年に独立。

CIコンサルティングやWEB制作、新商品開発、空間設計などのデザイン・ブランディング案件を個人として請け負う傍ら、高品質なオーガニック野菜を安定生産するためにはどのような土の状態になっていればよいのか、自宅の一室をラボとし、ひそかに土壌微生物について研究する二足のわらじ生活を送る。

2016年に知人の紹介により転機が訪れ、静岡県焼津市に協力者を得て、ネイチャーポニックス・プロジェクトを発足。酒や味噌づくりと同様、作物も微生物によって育まれるという考えから、酒蔵ならぬ「野菜蔵」という木造グリーンハウスを建設し、マイクロミストによる土壌微生物の棲息環境コントロールのもと、本格的な栽培検証を行っている。

純米の日本酒好き、二児の父。

1982年、東京都生まれ。

獣医師の資格を持ち、ペット産業の人材育成および、ペットに関連する商品やサービスの企画開発・営業・マーケティング戦略立案など幅広い活動を展開する中、2015年クラウドファンディング Makuakeにて代表の永田の活動を知る。

農と食の明るい未来像に共感し、「娘や子供たちに美味しくて安心安全な野菜を食べさせることができる世の中を実現したい」という自身の夢とも重なり、プロジェクトに参画。里山野菜の活動を広く世の中に受け入れてもらうべく、自身の幅広い人脈を活かした営業戦略やパートナー探しを中心に行う。

愛猫と愛娘の父。

アグリウムは、本業のネイチャーポニックス・プロジェクトの技術開発のプロセスで、枝葉として生まれたプロダクトです。このプロダクトで得られた資金は、一部をアグリウムのサービス水準を高めるための費用に、残りはネイチャーポニックスの研究開発費に充てさせていただく予定です。

ネイチャーポニックス・プロジェクトが活動のメインの位置づけとしてあった中で、アグリウムの開発に費やせる時間は限られていましたが、フリーランス仲間のデザイナーやフラワープランナーが快く演出協力をしてくれたことや、苦楽を共にしたプロダクト開発メンバーの忍耐強い支えがあったからこそ、何とかアグリウムの世界観を形にして、皆様と共有できるところまで来ました。

この場をお借りして、ご協力いただいたすべての皆様に厚く御礼を申し上げます。

※ 上の写真は、アグリウムのシリンダーグラスの選定や試作、撮影等で多くのご協力をいただいた「花とみどりと茶色い犬」アトリエでの一枚。

今回クラウドファンディングを行うもう一つの目的は、アグリウムの世界観を一緒に育て、盛り上げていく「仲間」を集めることです。

つくりこんだ作品や料理をお互いに共有しあう中で、世界中の豊かな自然環境を見直してみたり、日本の農と食の未来について一緒に考えてみたりしても面白いのではないでしょうか？タイトルの「クリエイティブ会員」という表現には、まだまだ未熟なアグリウムの世界を、皆様の自由な発想やクリエイティビティで、一緒に発展させていきたいという気持ちをこめています。

クリエイティブ会員になってくださる100名の方には、以下のような特典をご用意いたします

・将来的に、アグリウムカンファレンス（アグリウムの作品展示イベントもしくは写真展）を開催する場合、参加者として優先的にご招待または審査員としてお声掛けさせていただく特典。

・アグリウムのコンセプトや楽しみを発信するイベントや教室を、自由に企画・開催していただける特典。（「アグリウム®」という商標権を使用する権利　※イベントや教室を開催する場合は事前にお知らせください）

・希望者には、アグリウム公式ページに設置予定のクリエイティブ会員紹介のコーナーに、お名前を掲載する特典。［※個人情報を考慮し、ローマ字での掲載（順不同）とさせていただきます。サンプル：Kazufumi Nagata］

※クリエイティブ会員の有効期限は1年ですが、毎年自動更新となり、年会費・更新料などは一切かかりません。

最後に、リターンに関するQ＆Aをまとめました。

［Q1］Agrium［nano］とAgrium［pro］の違いは？

Agrium［nano］は容量の小さい水槽用のお手軽モデル、Agrium［pro］は容量の大きな水槽用の本格派モデルです。ミストの噴射量や水タンク容量、レインボースカイ照明の光束パワー（明るさ）が異なります。

［Q2］Agrium［nano］でもハーブやエディブルフラワーは育てられる？

Agrium［nano］は新芽野菜専用のモデルなので、ハーブやエディブルフラワーを育てたい場合はAgrium［pro］をご利用ください。

［Q3］アグリウムで野菜や果物の収穫はできる？

アグリウムは、食糧の栽培や収穫が本来の目的ではなく、「食卓をほんの少しだけオシャレにする」ことを目指して開発されたプロダクトです。土の容積が小さいアグリウムでは、野菜や果物を栽培することは難しいでしょう。（より大きな水槽で、土の容量を増やしてチャレンジいただくことは大歓迎です！）

［Q4］アグリウムの培養土はどのようなものなの？虫は発生しないの？

アグリウムでは、現在「バイオソイル」と「ミネラルソイル」という2種類の培養土を取り扱っています。バイオソイルはその名の通り、微生物の培養に重きを置いた有機培土で、土の環境が良くなれば作物の生育がみるみる良くなる魔法のような土。ただし、バイオソイルは生き物なので、枯れ葉の放置や水分過多などの悪環境が続くと、小さな虫が発生することがあります。一方、ミネラルソイルは鉱物由来の培土で、環境が安定するので虫の発生リスクが小さい土です。

［Q5］バイオソイルでの栽培は難易度が高そうですが、オーガニック栽培の醍醐味と、微生物を育てる楽しみが味わえる土ということですね。栽培を成功させるコツがあったら教えてください

作物に光をきちんと当て、土に適度な水分を維持し、できるだけ環境を一定に保つことです。そして、何度も根気づよく同じ土で栽培を繰り返してください。作物が光合成で得たエネルギーを土に入れ耕してくれるので、土は徐々に良くなっていくはずです。また、枯れてしまった作物や発芽しなかった種などは早めに取り除き、ミストの設定には注意して、水は与えすぎないようにしましょう。虫の発生は土の環境のバロメータです。コバエなど羽を持つ虫は、土の中にたまった不浄な成分を水槽外の別の場所に移動するためにせっせと働いてくれているのです。コバエが発生した場合には、「生きた＝枯れていない」作物が植わった状態のままベランダなどでしばらく日光にさらすなどして、土の中の不浄な成分が抜けるのを待ちます。

リターンの説明は以上です。

今後の取り組みを実現するために、一人でも多くの方のご支援をお待ちしております。何卒よろしくお願いいたします。