これがいちばん冴えたやり方。

ほら、あなたの手が欲しがっている。

常識に縛られている人にはおすすめできません。

製品情報

サイズ：長さ70mm×幅58mm×高さ38mm

重量　：約42g

材質　：模型用樹脂

接合剤：耐震用ジェル

種類　：全5種類(不透明白・不透明黒・透明白・透明黒・透明青緑)

使用法：1.グリップ・ジェル・Magic Mouseそれぞれの汚れを確認し除去する

　　　　2.グリップ底面のくぼみに同梱の耐震用ジェルを貼り付ける

　　　　3.ジェルを貼ったグリップをマウス本体に貼り付ける

　　　　4.接着力が弱い場合はジェルを水洗いの後に清潔な場所で自然乾燥させ1.からやり直す

グリップ制作の背景

Appleのプロダクト、洗練されており大変に美しいと思います。私が小学生のころは既にiMac G3が発売されており我が家にも導入されていたと記憶しています。全面的なクリアパーツと美しいパーティングライン、子供にもわかりやすいシンプルなGUI。あの名器があったからこそパーソナルコンピュータが家庭に普及していったのは腑に落ちるものです。

時は過ぎて2018年は秋、大学3年生の私には一つ悩みがありました。

Magic Mouseが手に合わないのです。

芸術系の大学だったこともあってアルミ筐体のiMacが多数導入されていたのですが、おかげさまでiMacに付属するApple純正マウス「Magic Mouse」を使用する頻度も増えました。しかし私はマウスを手で握り込むタイプな上、手そのものが一般より少し大きめだったのです。

Magic Mouseは天面に搭載したタッチパッドで左右クリック・スクロール・拡大縮小・デスクトップ切り替えなどを行える非常に先進的なマウスです。加えて平べったい形状と食いつきの良いソール。こういった要素からMagic Mouse本来の使い方が見えてきます。それは「通常は机に安置しておきタッチパッドの様に操作、カーソル移動とクリックが必要な瞬間のみ指先でつまむように持つ」のだと思います。

相性が良くなかった…。

磁器やレーシングカーを思い出させる美麗な外観、最高です。

多様なジェスチャーを描けるタッチパネル、大好きです。

ピンとたったエッジ、美しい！……けど指に食い込んで痛いのです……。

つまむ持ち方、手を浮かせ続けるのつらいのです……。

ネットサーフィンやプログラミングならつまむ持ち方でも問題ありません。むしろ適しているとすら言えます。ですがPhotoshopやIllustratorなどのアート・デザイン系ソフトウェアではドラッグアンドドロップを多用します。そのためずっと手を浮かせ続けなければならず腕がパンパンになりがちです。

他社製のマウスを使うことも考えました。エルゴノミクスデザインを意識した握りやすいマウスがたくさんありました。しかしそれはエレガントでは無いのです。

私は芸術学部のデザイン学科で多少なりとも勉強してきたつもりです。そんな私がただ握りにくいからという理由で簡単にあきらめて良いはずはありません。

なによりもMagic Mouseは美しかったのです。

そうして産まれたのが「Ad(d)Grip」

Advantage ：優位性

Add ：付け加える

Grip ：握る

3つあわせて「Ad(d)Grip」。

僕はとっても欲しいです。

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