プロジェクト概要

1978年6月の宮城県沖地震で蔵が倒壊し、当時は国の補助などなかった時代だったので、蔵を立て直す余力はなく「解散」という形をとらざるを得なかったのでした。時間は流れ「代」は変わり、いよいよ継承者もいないので免許を返上という話が上がったところ、当時音楽家として活躍していたかの香織が、生家の酒造りの灯が消えていくことに身を削られる思いになり、続けられないかと酒造りの修行を始めたことから、この度の再興への道がはじまりました。

2022年、43年ぶりに自醸蔵を再興し、次世代に繋ぐ計画のはじめの第一歩です。 このスタート「自醸を出来る環境を整える」という形をとります。持続可能な事業活動を繋いでいくために、少しだけ背伸びをしながら進めていきますので、多くの方に応援をお願いしたいと思っています！

プロジェクト詳細

はじめの第一歩は、「クラフトスタイルのお酒造り」を開始できるようにしていきます。自醸蔵の再スターㇳ、初出荷となる日本酒は、私たちが師と仰ぐ奈良・天理市にある稲田酒造の黒瀬弘康杜氏が、日本酒の熟成は杉樽でしかおこなわれていなかった時代に、試行錯誤と数々の挑戦の結果、樫樽に辿り着かれました。黒瀬弘康杜氏は焼酎「百年の孤独」を長く携わっておられましたが日本酒の世界へ転身。

造る楽しみ、プロセスの楽しみ方、そして吞む愉しみ方を、常に試行錯誤され、熟知されているので、いつもワクワク感がありそのお話はいつも質問の嵐になりがちです…笑

そんな黒瀬弘康杜氏の経験された世界を、少しでも体感したくて私たちもこの挑戦を始めることにしました。私たちが使用している樽は、私たちのこれからのコンセプト「クラフトスタイルのお酒づくり」にぴったりの４８～５６ℓサイズで、フランスでトースティングされたものを輸入されている有明産業さまの樽を使っております。

現在、フレンチオークの樽の中で、静かに熟成の時間を重ねています。フレンチオークのトースティングの香りが、日本酒に出会い、溶け込み、ひとつのものに仕上がっていくロングストーリー。どんな物語に仕上がっていくか、私たちも本当に楽しみです。

自然と共生する町

ここ２年程、毎年M6クラスの地震が起きているので毎年少なからず被害があります。今年は幸いなことに日本酒の入ったボトルは割れていませんでしたが、空のボトルやおいていてたディスプレイ用の年代物の「甕」などが割れていたりして、悲しい気分になったことは言うまでもありません。

蔵の再興の計画を始めるにあたり、地震対策については建築家とこれまでの地震の話等も含めて共有しつつ、地震は避けられないけれど、少しでも被害を少なくするための「ソナエ」を考え、実行していかねばいけないと考えています。耐震はもちろんですが、長く地震と付き合う町に住む「知恵」をいかして「ソナエ」にいかしていきます。

仕様

七清水農園醸造所のお酒商品は、すべてのみきりサイズを意識した細身の500mlサイズでご用意しています。冷蔵庫でも省スペース、持ち運びにも軽いので、様々のところから、好評の声をいただいています。

今回の樽熟成のお酒もボトルの色等は変わりますが、同じ500mlサイズでお届けします。利き酒やブレンディングを重ねて、ステキな仕様に仕上げましてお届けします。そのプロセスを公式のＳＮＳでのチラ見せも交えてレポートしていきますので、この機会にフォローもよろしくお願い致します。

スケジュール

現在、建築家と地元の工務店さんと連携して試行錯誤しております。秋の終わりには自醸を開始できるように計画中です。リノベーションが仕上がり、すべての機関の確認が終わったら、早速、この瓶詰を開始していきます。それ以前に利き酒や、ブレンディングをすすめていきます。随時レポートでご報告しいきますので、ご期待ください。お酒のリターン品の発送は12月を予定しております。

リターンについて

【Makuake超限定】元百年の孤独の造り手 黒瀬弘康杜氏プロデュース 樽貯蔵の熟成酒 ブレンド500ml、10本（若柳地織あずま袋付き）

樽熟成酒にも熟知されている黒瀬弘康杜氏プロデュースいただき、樽貯蔵のB001（酒米：五百万石）もしくは、B002（酒米：蔵の華）を、リノベーション後の自社蔵で特別にブレンド、瓶詰めした10本限定でお造りします。15,000円

黒瀬弘康杜氏との協業については、レポートやＳＮＳで紹介していきます。

【セット内容】

・ブレンディングした500mlのボトル１本

・このプロジェクトに合わせた若柳地織あずま袋付き

・お礼のお手紙

※料金は税込・送料込の価格となります。
※酒蔵から常温便（またはクール便）で直送いたします。
※2022年12月初旬から順次発送いたします。

若柳地織とは…

明治から大正にかけて栗原市若柳町を中心として盛んに製造された綿織物です。現在ではただ１社だけが伝統の技術・技法を継承し、ふるさとのぬくもりを織り続けています。

１９１５年にトヨタの創設者、豊田佐吉翁が発明した「豊田式鉄製小幅動力織機（Ｙ式）」を現在も使用。

現在では部品もほとんどなく、メンテナンスも並大抵のことではないが、それでもＹ式織機にこだわるのは、色合いや縞の出し方に特色があり、独特の肌触りと風合いは他では出せない味わいだからです。

【超数量限定】樽貯蔵の熟成酒 500ml の2本セット（若柳地織あずま袋付き）

樽貯蔵のB001（酒米：五百万石）と、B002（酒米：蔵の華）を、リノベーション後の自社蔵で瓶詰した10セット限定 20,000円。

【セット内容】

・熟成酒B001とB002の500mlのボトル各１本、2本セット

・若柳地織あずま袋付き

・お礼のお手紙

※料金は税込・送料込の価格となります。
※酒蔵から常温便で直送いたします。
※2022年12月初旬から順次発送いたします。

【酒米別に応援１】B001五百万石 ５０セット

樽貯蔵のB001（酒米：五百万石）を瓶詰のお酒１本＋お酒に合う一品付き、リノベーション後の自社蔵で瓶詰しまして、オリジナルラベルでお届けします。

【セット内容】

・500mlの樽熟成酒１本

・熟成酒に合う、女将セレクト地元の保存食

・お礼のお手紙

※料金は税込・送料込の価格となります。
※酒蔵から常温便で直送いたします。
※2022年12月初旬から順次発送いたします。

【酒米別に応援２】B0002の蔵の華 ５０セット

樽貯蔵のB002（酒米：蔵の華）を秋に瓶詰のお酒１本＋お酒に合う一品付き、リノベーション後の自社蔵で瓶詰しまして、オリジナルラベルでお届けします。

【セット内容】

・500mlの樽熟成酒１本

・熟成酒に合う、女将セレクト地元の保存食

・お礼のお手紙

※料金は税込・送料込の価格となります。
※酒蔵から常温便で直送いたします。
※2022年12月初旬から順次発送いたします。

【自醸蔵再興を応援】12代当主 かの香織 デザインのオリジナル手ぬぐい

自醸蔵再興を記念し、１２代当主 かの香織 がデザイン×かまわぬさんとのコラボによるオリジナル手ぬぐい。この世に１００枚しかないオリジナル手ぬぐいで応援をお願い致します。

【リターン品内容】

・オリジナル手ぬぐい１枚

・お礼のお手紙

※料金は税込・送料込の価格となります。
※2022年11月～発送いたします。

【自醸蔵初仕込みで乾杯】2023年1月8日開催、初仕込み酒でお祝いの会に参加

東京都千代田区紀尾井町にある「紀尾井町サロンホール」で開催します。

12:00～、14:30～ の２回開催。各回とも75分程度を予定しています。

・初仕込みのお酒で乾杯！

こちらのお酒は、リノベーション後の酒蔵で「初仕込み」したものをご用意する予定です。その仕込み状況は、こちらのMakuakeメッセージ上やＳＮＳでご報告していきます。ご期待くださいませ。

・その他、はさまや酒造店のお酒を各種ご用意いたします。

・初仕込みに合わせたケータリングのご用意いたします。

※料金は税込の価格となります。
※こちらのリターンは、当日ご出席可能な方のみとなります。

資金の使い道

応援で頂いた資金は、これから進めていく再興プロジェクトに使わせていただきます。すべてご報告いたします所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

実行者紹介

◆七清水農園醸造所株式会社

1757年創業 はさまや酒造店を継承する運営企画会社として2019年7月設立。

宮城県栗原市高清水中町8番地（同一住所）1978年6月12日に起きた宮城県沖地震の影響で倒壊したままになっている、はさまや酒造店の酒蔵を新たに小さな酒蔵＝マイクロブルワリーとして、酒蔵の再興をまちづくりの観点から考える事業会社です。

はさまや酒造店 12代当主 かの香織の目を通して、これまで培った食文化の伝統を継承し、持続可能な事業運営を自制台へ繋いでいきます。

こだわりの日本酒づくり、それに続く画期的なエイジングをかけた熟成酒への挑戦、地元りんご農家さんとのコラボによる、食品ロス削減に着目したりんごリキュール造りなど、2020年度より新体制での酒造りを開始しています。

◆はさまや酒造店

宮城、くりこま高原。その緑豊かな大自然の真ん中に醸造元として永く地元の皆様に支えていただきながら「桂泉〜けいせん」を造り続けて265年。
創業は1757年、江戸時代中期。明治天皇ご巡幸の際、この地の湧き水を御前水として献上したこともあり、日本有数の米どころということだけでなく、湧水の恵みも豊富だからこそ先人はこの地に酒蔵を構えたということがうかがい知れます。

1978年（昭和53年）の宮城県沖地震の影響で土蔵の蔵は倒壊目前でやむなく取り壊しをいたしました。現在は、栗原市の醸造元の酒蔵の一隅をお借りし、歴史の火を消さないように酒造りを続けていました。2011年に起きました東日本大震災でも、一番強い震度を記録したこの場所、宮城県栗原の復興の灯火（ともしび）となるよう、自然環境に優しい考え方、昔ながらの醸造方法で純米酒を中心に醸造を続けています。
https://hasamaya.stores.jp/

◆かの香織（ Caoli Cano ）
音楽家、作詞作曲家、シンガー、音楽プロデューサー
宮城県出身 国立音楽大学声楽科卒

はさまや酒造店12代当主

一般財団法人 オーバーザレインボウ基金 代表理事
宮城県 親善大使 みやぎ絆大使
栗原市 親善大使 栗原ドリームアンバサダー
一般社団法人日本童謡学会 理事（～2019年）

80年代、伝説のバンド「ショコラータ」で東京原宿・アンダーグランド クラブミュージックシーンでインディーズデビュー。

1991年、ソニーミュージックエンターテイメントよりソロデビュー。1994年シングル「青い地球は手のひら」が全国の第２FM系でヒット。1996年「午前2時のエンジ
ェル」のヒット以降、現在まで18枚のソロアルバムを発表。NHK 番組「真夜中の王国」の司会、他、多くのテレビコマーシャル音楽や映画主題歌、TVアニメ音楽など作詞作曲、クリエイティブな制作活動を展開中。多方面のジャンルへの楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。

また、生家である1757年創業 はさまや酒造店（宮城県） 第12代目当主として、地域復興、活性化の一環として日本酒造りに関わる。東日本大震災以前2006年よりチャリティー活動に参加。宮城県出身のさとう宗幸氏、稲垣潤一氏、山寺宏一氏ら文化人と共に、一般社団法人「みやぎ びっきの会（仙台市青葉区）」理事として音楽を通し、復興県の子どもたちの心の支援、楽器支援を中心とした活動に奔走する日々を送る。
2016年、一般財団法人 オーバー ザ レインボウ基金設立。音楽を通して医療の現場で心の支援を展開する「ワンソング プロジェクト」、廃校校歌を１００年以上先の未来に伝える校歌保存事業、自然環境保全、震災復興県の子ども支援を主軸にした支援活動を展開。音楽、自然、日本文化。忘れてはいけない感謝の精神、いのちあるプライスレスな世界を音楽を通して、日本酒という伝統文化を通して世界に広めようとしている。
■執筆／デザイン
NHK交響楽団公式サイト エッセイ「音の記憶」、日本酒ABC を盛り
込んだ料理本【素食が贅沢】出版（グラフ社）、ボージョレーヌーボ
ー（コーディア社、サッポロビール）ラベルデザイン、福口おむすび
弁当（日本レストラン・JR 系コンビニNEWDAYS）商品企画・デザ
インテレビコマーシャル音楽（抜粋）
■社会貢献活動
文化芸術振興、音楽精神医療、自然環境、国際交流、復興支援
一般財団法人「オーバー ザ レインボウ基金」設立者、代表理事
http://www.orf.jp/