＼『ハタガサコ × 72recipes』プロジェクトです／

こんにちは。「 たべるを 」の國方あやです。
この度は数多くのプロジェクトの中から『 ハタガサコ × 72recipes 』プロジェクトに目を留めていただきありがとうございます。

『 ハタガサコ × 72recipes 』は、
二十四節気七十二侯という旧暦に基づく季節の名前が由来です。
日本人は1年を72個もの季節に分け、それを感じる暮らしの感性をもっていたようです。

その感性を元に育まれてきた先人の知恵や技を、食の場を通して伝えていこうというのがこの『 ハタガサコ × 72recipes 』プロジェクトです。

私たちはこの度、「 医食同源 」をコンセプトにした地産地消型レストランをこの秋オープンすることになりました。

プロジェクトの拠点である「 旧畑迫病院 」は、国名勝「 旧堀氏庭園 」指定地内にあり、大正時代に建てられ昭和５０年代まで地域の病院として活躍した施設です。

このたび国指定文化財保存のため、およそ１００年前の姿に復元されたこの施設内でレストランを軸に、食と暮らしの技・知恵について学び、味わうことが出来る学校をはじめます。

この場所はかつて「 医 」で身体を治療していました。
今回、その意味を引き継ぎ「 食 」で身体を養生する場として再生させます。

まずは地域の方にとって安心安全で親しみやすい「 食堂 」として機能することが第一と考え、その上でくつろぎの場や学びの場として地域に開き、町民参加型の文化の醸成拠点となる取り組みを重ねていきたいと考えています。

まずはこれから私たちがはじめることや想いをお伝えしたいと思います。

◎津和野「 たべるを 」が監修する食と暮らしの学校

＜ レストラン運営 ＞

「 医 」に代わり「 食 」で身体を養生する「 医食同源 」がテーマで、津和野の地産地消を徹底し、その季節に、その日その時に採れる食材を使って、食材優先で献立を組んでいきます。

例えば近隣の農家さんから届く

“ 朝採り野菜定食 ”　

“ ばっかり定食 ”（ 春は筍だらけ、冬は大根だらけ ）

間引き菜や花芽・根や皮も美味しく食べる “ まるごと食 ”は季節感と鮮度とが魅力です。

また、古くから民間で伝承されてきた身体を整える食。
たとえば梅醤番茶、大根糖などを食卓に取り入れたり、草を楽しむと書く「 薬草 」の効能も予防医学の観点で食に取り入れていくなど、地元食材、伝統食・滋養食を見直し、旧暦・二十四節気七十二候に即した食を提供していきます。

▽わかなつみれ団子すみれ

▽蛍烏賊とズッキーニの糀炒め、ナスタチウムを添えて

▽焼筍・白アスパラ・インゲン豆・蕗のとうドレッシングのサラダ

＜ 食の学び舎 ＞

「 医食同源 」をテーマに、これからの健康な暮らしについて考える地域の学び場をつくっていきます。たとえば、

　●二十四節気七十二候
　　季節に沿った丁寧な食と暮らしを学ぶ時間をつくります

　●食養生
　　身の回りにある自然の恵みを利用して身体を整える術を知り
　　食材や料理の薬効を知る機会をつくります
　　（ びわの葉エキス、こんにゃく湿布、梅醤番茶、大根飴など ）

　●手づくり体験
　　たとえば乾物や調味料、お茶や食器洗剤など
　　普段お店で買っているもののつくり方や、選び方を学べる機会をつくります

他にも、山菜採りや、保存食づくり、地域のスペシャリストを囲む勉強会、あるいは伝統食や自然療法の有識者を招いた講習会など、参加者が主体的に体験し発見できる講座を積極的に開催していきます。

＜ 山の本屋 ＞

食文化、食材、健康、農など、私たちのコンセプトに沿って選書した小さな本屋を開きます。

蔵書500冊程度からはじめようと思います。

畑や料理の実用書、絵本等も揃え、来館者が自由に閲覧出来る空間として居心地の良い場所を作ります。

＜ 山のマーケット（量り売り）＞

保存食・調味料・香辛料・乾物・お茶・ハーブなど、家庭において必要な分だけ購入し、無駄な包装や自然に帰らないもの（ 捨てられないもの ）を使わないことをモットーに、消費という行為を通してこれからの暮らし方を提案してゆきます。

＜ 農園 ＞

周辺農地の花壇や畑を整備して、暮らしに取り込みやすい身近な薬草・ハーブ・野菜を栽培します。種から食卓へ、そしてまた種へと繋がっていく循環を体感出来るような農的体験を取り入れていきます。

◎お店についての詳細

( 住 所 ) 島根県鹿足郡津和野町邑輝８３０
( 営 業 ) ・カフェ／火〜日
　　　　・レストラン／土日祝
　　　　※営業時間は検討中ですので、追ってお知らせします。
( 定 休 ) 月
( Ｈ Ｐ ) http://72recipes.tumblr.com/
( Ｆ Ｂ ) https://www.facebook.com/72recipes/

◎私たちについて

「 たべるを 」は、たべることを「 愉しみ 」「 考え 」「 学び 」「 引き継ぎ 」
「 創造する 」を軸にし活動をして参りました。主に活動拠点は島根県津和野町近郊。麹カフェやコミュニティカフェの「 厨ファミリア 」、ケータリングのプロデュースなどをしています。

＞メンバー

・國方あや（ 中心、黄 ）
東京上野にて1999年から「 手間を惜しまぬ日常のご馳走 」をコンセプトに７年間にわたり飲食店経営。その後、焼き菓子の通信販売、ケータリング、食空間プロデュース、メニュー開発等 幅広く活動。2011年島根県津和野町に移住。一年間の農業研修を経て農と食の深い関わりを体感する。2013年津和野町観光協会にて商品開発や麹ドリンク専門店の開業を手がける。現在、「 たべるを 」としてケータリングを中心に、コミュニティーキッチンの監修や堀庭園のイベント企画に携わる。

・大江健太（ その右、ワイシャツ ）
1986年生まれ千葉県育ち。2015年島根県へ移住し、リノベーション・家具製作を専門とするデザイン オフィス スキモノに入社。2016年春に重度のアトピーとなり退社となる。その際、自然療法・食事療法などの方法に出会い、1ヶ月程の治療でアトピーは完治。その経験からもっと知識や知恵を深め、伝え学べる場所をつくりたいという想いがわき、縁あって＜ ハタガサコ × 72recipes ＞のプロジェクトに加わる。

・由井みなみ（ 10月津和野移住 ）
1990年生まれ名古屋育ち。大学より7年間京都で暮らす。2016年3月に3年間勤めた銀行を退職。 萩ゲストハウスrucoのスタッフを経験後、セブ留学、南アジア(ネパール、インド、スリランカ)へ行き、都市と農村のつながりを暮らしを通して学ぶ。rucoの地元の人も外の人も受け入れ、交流が自然にうまれる「壁のない場づくり」に魅力を感じ、10月より津和野町の地域おこし協力隊として島根県に移住。運営メンバーの一員となる。

・旧堀氏庭園を守り活かす会のみなさん

◎最後に
「 食 」の変化が、生活習慣病やアトピーの蔓延などを生み、多くの不安が生まれていく中、食育・スローフード・地産地消・マクロビオティック・身土不二など、時代は安全で健康的な「 食 」が求められています。

津和野には豊かな自然に恵まれた美しい暮らしの風景があります。

この土地の自然、気象、地形、土壌と深く関わった生活、文化、食物こそが津和野の歴史であり、次世代に引き継いでいくべき財産です。

都市部では得ることが難しい自然や農に寄り添える暮らし、それこそが貴重な資源と捉え「 食べること 」に焦点を当てた様々な活動を通じて、津和野の身土不二を探求し、健康で美しい暮らしをつくり、自然から遠ざかり便利で早い暮らしに移行することによって失われてしまったものをもう一度現代の暮らしにあう形で取り戻していきたい。そう考えています。

＜今回の資金について＞
今回の資金の総予算は1000万円で、厨房機器や家具・什器については整えることができました。残る200万円をMakuakeのクラウドファンディングで募りたいと思います。内訳はこちらとなっています。

　　調理道具・食器・備品費用　 ：110万円
　　広告宣伝費　　　　　　　　　：50万円
　　クラウドファンディング手数料：40万円
　　---------------------------------------------------
　　　　　　　　　　　　　 合計：200万円

どうぞ、ご支援よろしくお願いいたします！
募集期間中は各地で私たちの考えを伝えるイベントも開ければと考えております。
今回のプロジェクトに興味を持っていただいた方はぜひお声掛け下さい！

長文御覧いただき、ありがとうございました！

＊ 追記 ＊

食を含め暮らしにまつわる問題をいい方向へ進めていくには、みなさんと協力しあうことで、様々なアイディアが集まると考えています。そういったコミュニティづくりにも取り組もうと考え、facebookのグループページを用意しました。

是非お気軽にご参加くださいませ！

https://www.facebook.com/groups/1095970303813552/