プロジェクト実行者
ストーリー
- 開発10年、超高密度コットン100%の素材でできた防護できる日本製のワンピース
- 飛沫・花粉を防ぐ程の高密度に対し、通気性の良さとシルクのような触り心地を実現
- 飛沫から身を守るという新しいライフスタイルに対応、防護服という普段着をご用意
変化する日常へ280-EUKA'sを
阪上織布株式会社は超高密度コットンによる飛沫・花粉対策の観点から、新しいファッションの形を提案します。
コットン100%の280-EUKA’sは、超高密度に織り上がり、なおかつ、今までにないやさしい風合いに到達しました。
高密度がゆえに、飛沫や花粉を通さない、肌触りのよい普段着としての防護服をご用意しました。
開発期間10年、高密度織物の常識をくつがえすやわらかさと、シルキーなタッチを持つ「280-EUKA’s(ユーカス)」
スギ花粉のような微粒子も通さない緻密な構造でありながら綿100%の通気性も併せ持ちます。
-クラウドファンディングの目的-
医療用防護衣の考え方を持つ普段着の必要性を検討する
まず、クラウドファンディングを利用し、販売することで医療用防護衣の考え方を持つ普段着の必要性を分析します。そして購入者から直接意見をもらい、デザインの改良・提案を繰り返し、得られた情報と持てる技術を医療用防護服に落とし込みます。最終的には、再利用が可能な織布を用いた防護服を完成させることで、SDGs社会に貢献したいと考えます。
PRTIMES-記事閲覧はコチラ-
企業紹介:阪上織布株式会社
日本では先進的な繊維の研究は目に見えて少なくなりました。しかし予測できない変化の時代に、衣服に関する課題や要望は、これまで以上に積み上がっていくでしょう。繊維の今を担う私たちは、これまで受け継いできた100年以上の知識とノウハウを活かすことで、衣服に関する課題を解決していきます。
ご協力、お願いいたします。
社長 阪上元彦
変化する環境での生活をテーマにした衣服
マスクから始まり自分の身を守る事を意識した生活が日常となり、何気ない日々の暮らしにも不安を感じることが少なくありません。避けられない飛沫などの問題と共存・共生が当たり前となった新常態において、「人の命を守る」という衣服本来の目的が見直される転換期に私たちは立たされています。大切な人、かけがえのない家族の毎日を守る大切な衣服であることはもはやスタンダードとなり、心から欲しいと思える洋服を選び長く付き合うことが、本当の意味での“ファッショナブル”であると言えるのかもしれません。これまでのファッションの流れをスローダウンさせることで、サスティナブルな未来に貢献していきたいと考えています。
糸番手(太さ)80/2の細い糸を、密に密に詰めて織り上げ、目付(重さ)176g/㎡に仕上げました。
そして誕生したのが、新開発の素材「280-EUKA’s(ユーカス)」です。
スギ花粉のような微粒子も通さない緻密な構造でありながら綿100%の通気性も併せ持ちます。
フィルターでない280-EUKA'sを、敢えてフィルターとして使ったときの性能を測定(細孔径分布測定 社内テスト)しました。
グラフは、どの大きさの穴がどんな割合で存在するか、を表します。
実測値は、穴の大きさ0.72~10.61μm/平均2.68μm/標準偏差2.14でした。これは数学的に、大きさ0.72~6.96μmの穴が全体の95.4%を占めるという意味です(飛沫の大きさ:4~10μm、スギ花粉:20~30μm)。
「糸と糸の隙間は、どれくらいでしょうか?」を測定したのが、上のグラフです。
横軸:糸と糸の隙間の寸法
縦軸:隙間の数
と思ってください。「だいたい1~4μmの隙間だよ」という結果でした。
ダニ(約300μm)は当然ですが、なんとスギ花粉(30~40μm)のような微粒子もこの織物を通過できないとのこと。ちなみに織物を構成する綿糸(40番手)の直径は約150μmです。
デザインを始めるにあたり、まずは従来の防護服を徹底的にリサーチし、理解を深めるところからスタートしました。ヨーロッパのヴィンテージものなども購入、自ら着用し、検討を重ねました。
飛沫や花粉、サイズ感、いろんな条件を満たしながら、外出しても違和感なく着用できるデザインに落とし込みました(AtelierM/A 小出代表)。
2008年のリーマンショック以降、私たちは織物における技術・技能を改めて見直し、開発・改良に力を注いできました。そして2010年、繊維業界の常識として100年以上誰も手を加えなかった織物技術を更新することで、糸密度の基本的な限界を上回る超高密度織物がカタチになりました。しかし、高密度が故に風合いは固く、染料が浸透せず染められないなどの問題点も残しました。
それから10年。製品化への課題を解決し、微粒子を通さない緻密な構造でありながら、綿100%の通気性も併せ持つ世界に一つだけの素材「280-EUKA’s」が誕生しました。
商品詳細
■TYPE.001/前後2way開きシャツコート/LightGrey
欧州のヴィンテージサージカルガウンにみられる特徴を現代版にアレンジ。
通常のサージカルガウンは後ろ向ろ開きの状態での着用が基本だが、前後どちらでも着用で期ファッションとしてのコーディネイトも楽しめる仕様に。
ルームウェアや普段着使いには前開きの羽織として、また通勤や通院、買い物や人ごみに出る際には後ろ向きで防護性をプラスするといった2way機能が特徴。
【サイズ】
■TYPE.002/スタンドカラーダブルシャツコート/White or LightBlue
防護性に配慮したダブル開きのロングシャツ型デザイン。袖口は2段階のボタンホールで調節可、首元はやさしくフィットし外部からの飛沫や花粉などの侵入を防ぐ。
体全体を覆うロングシャツタイプだが、左右にとった大きなスリットで動作に支障はなく、ボタンを開けたラフな状態での着用も可能。
スタンドカラーダブルシャツコートは2サイズのユニセックス展開。
Mサイズ相当、スタンドカラーダブルシャツコートの男性着用イメージ。
【サイズ】
※TYPE.002は色により2サイズございます。
White
Women's-M相当/Men's-S相当
LightBlue
Women's-L相当/Men's-M相当
■TYPE.003/シャーリングスモックワンピース/LightBeige
衿ぐりと袖ぐりにボリュームのあるシャーリングを施した女性らしいデザイン。首もと後ろの3つのボタンで少し深めの開き。
シャーリングが外部からの飛沫や花粉などの侵入を防ぐ気密性を維持し、ラグランスリーブのゆったりとしたスモックシルエットで動作性も兼ね添える。
【サイズ】
■共通機能
外部からの侵入を防ぐため、衿ぐり・袖口の開口部はしっかりと閉じられるようボタンホールは2~3段階で調節可能。
また上からは織ることを前提としているため、インナーに合わせてシルエット調整が可能なウエストベルトや、サイドポケットも基本仕様となっている。
■リターン紹介
■TYPE.001/前後2way開きシャツコート/LightGrey
【50名様限定】早割販売価格¥12,970-(一般販売予定価格より36%OFF)
【100名様限定】Makuake販売価格¥14,270-(一般販売予定価格より26%OFF)
一般販売予定価格¥19,460-
■TYPE.002/スタンドカラーダブルシャツコート/White or LightBlue
White -M(Women's)/S(Men's)
【50名様限定】早割販売価格¥15,560-(一般販売予定価格より34%OFF)
【100名様限定】Makuake販売価格¥17,120-(一般販売予定価格より26%OFF)
一般販売予定価格¥23,340-
LightBlue-L(Women's)/M(Men's)
【50名様限定】早割販売価格¥15,860-(一般販売予定価格より34%OFF)
【100名様限定】Makuake販売価格¥17,450-(一般販売予定価格より26%OFF)
一般販売予定価格¥23,790-
■TYPE.003/シャーリングスモックワンピース/LightBeige
【50名様限定】早割販売価格¥11,130-(一般販売予定価格より31%OFF)
【100名様限定】Makuake販売価格¥12,240-(一般販売予定価格より25%OFF)
一般販売予定価格¥16,690-
■生産ストーリー
糸から始まり織、染、デザイン、縫製までを一貫して、日本の企業が、1点の良いものを創り上げるために協力しました。
https://www.atelier-m-a.co/
https://atelier-m-a.shop/
「苦労したポイントは、着用シーンの想定や用途を考えることにありました。家庭用防護服というカテゴリーは、これまでにないカテゴリーだったため、着用シーンをはっきりイメージすることができなかったのです。」atelierM/Aの小出代表は言う。
デザインを始めるにあたり、まずは従来の防護服を徹底的にリサーチし理解を深めるところからスタート。ヨーロッパのヴィンテージものなども購入、自ら着用し検討を重ねた。
□ ウエストベルト(ウエストが絞れること、動きやすさ、ゆとり分量が邪魔にならない、フリーサイズで着用者のサイズがある程度変わってもフィット可能なものに)
□ 袖口が絞れること(袖口が邪魔になりにくいように)
□ 前から飛沫が入りにくい仕様
□ 前のネック部分が詰まっていること(飛沫防止)
これらの条件を満たしながら、外出しても違和感がなく着用できるデザインへ落とし込む。あくまでも防護服の延長線上にあるデザインを汲みながら、ファッションアイテムとして日常生活でも着用できるデザインを導き出した。
細部についても、日常シーンで着用しやすいデザイン性と機能性を考慮。
袖口やあき部分には紐をもちい、貝ボタンを採用。日常のファッションと合わせても違和感のない洗練された色展開に。
室内・室外での着用、繰り返し着用できる防護機能を備えた衣料をイメージ、検討を繰り返す。購入したヴィンテージ防護服を日常的に着用、デザインを日々アップデートすることで、日常的にもかっこよく着用できる防護機能を持った衣料のイメージが固まっていった。
http://www.toyotashigyo.jp/
糸は焼く。材料である綿糸は、なんと焼かれた糸。ハイクオリティなスーピマコットンはガスの炎の中をくぐらせる。焼きすぎてもいけない。焼きすぎると糸そのものに引火し、原料が丸焼けになる危険をはらむ。大阪河内の山間に工場はある。焼き加減は荒っぽくも繊細な技、この道60年のベテラン豊田糸業。炎はムダな毛羽・不純物を焼きとばし、糸を締める。その結果、織物は光沢を帯び、染色で鮮やかな発色が可能となる。また焼かれることで糸が締まり向上する耐久性。得体が知れず危険極まりない妙技。この国で100年以上前から行われている手法をガス焼きと呼ぶ。知る人も少ない。しっかりとガス焼きされた綿糸は、窯の中に送られ、高温・高圧下で蒸気セットと呼ばれる安定加工がなされる。セット後、数日寝かせておくこともその後の品質を左右する。丁寧な技能が要求される。
このような、3つの業がこれまでにない綿織物を創り出した。
この織物の糸密度は、基本的な限界を上回る。理論上、タテ糸は空間の108.6%を占める。もう意味が分からない。糸の直径は理論値で153μm。それが25.4mm間に180本平行に並べ敷き詰められている。153μm×180本=27.59mm。なるほど、糸は高密度すぎて楕円形になって押し込められているにちがいない。
それならば糸の隙間(0.72~10.61μm)のメッシュサイズも納得できる。10年前に完成したこの織物は、その高密度がゆえに、染料が浸透せず染色できなかった。
2012年、100年前から変化がない織り方を現代版に更新する実験が行われていた。熊取中学校の近くの工場、阪上織布(株)。リーマンショックで倒産寸前の職人達は、世界一の織物を創り出すのに必死だった。今考えると、そんなことをしている場合ではなかった。しかし実験の2年前、彼らは、そんなことをしている場合じゃないのに技術リサーチを始めていた。
最新の情報を探した。しかし当時、織物の織り方に目新しいものはなかった。織物に変化がないと知った職人は国立国会図書館で技術史を遡る。はじめの10年は織物の評価・計測方法についての文献が多く、その前時代は染色・化学繊維について多く見られた。織物はほとんどない。しかし80年くらい遡ると、織物組織や織り方の文献が見られた。それらは日本またはヨーロッパで書かれたもので、100年遡ると技術史も途絶えた。
織物はこの100年間変わっていない。それが私が調べた技術リサーチの結果だった。
次に、昔の織機と今の織機を比較。集めた資料は4種類。カギは大阪紡績会社(渋沢栄一策定の紡績事業計画に基づく、わが国初の民間会社組織による紡績会社)手書きの技術書。織物をつくる理論は、木製の織機で織物をどう織るかがベースで、現代の製織理論は当時と同じであった。価値が高いその技術書はすぐ返却したが、それが分かっただけで十分。また、昔の織機3種類のトリセツと今の織機を比較。結果、今の織機は機械強度が向上しただけで、肝心な部分に金属材料の良さを活かす改変もなかった。
行きついた答えは、「強化した素材に合わせて織機も精度を上げることで、品質・生産効率の両方が向上する。」ということ。
2012年、織物の高密度化技術は量産化技術として完成したが、できあがった織物は高密度すぎて染色できず、製品化できないものであった。本当にそんなことをしている場合ではなかったのだった。
高密度の染色-困難-素材。無地染め。染める前にすべてが決まるとのこと。単線線路を横切り、紀ノ川支流を渡ると大きな工場に視界が埋まる。和歌山染工(株)。明治以来の染色と最新プリント技術を併せ持つ100年の歴史がある染工場。
そういえば、100年のガス焼き、100年の織物理論、100年の歴史、この産業に理解不能なことが多いのも納得できる。染める前にすべてが決まる。彼らが言うのはこうだ。染め前に、タテ筋・ヨコ筋・目曲がりの要素だけでなく、生地のもつ見えない歪みまで取り除くこと。染めた後でも欠点が復元するから。それでも加工中の生地は、その水分量の変化から幅が動き、シワ・色割れ(シワに起因する不均一な色筋)が発生する。試行錯誤は続いた。
「できた。染色前に生地の挙動を最適化する設計と、蓄積したノウハウを再調整することで、加工領域が拡がった」。今まで見たことのない無地染め、平織。
開発期間10年。280-EUKA’s誕生。
会社概要
■会社名: 阪上織布株式会社
■代表 :代表取締役 阪上元彦
■所在地 :大阪府泉南郡熊取町大宮3丁目1525-1
■事業内容: 合成繊維・天然繊維の織物製造/OEM・ODM生産/織物製造についての技術指導
■会社沿革
1951年:織物工場として創業
1957年:会社設立
1987年:<革新織機に更新> 広幅・長尺の産業資材織物へ対応
1991年:<設備拡張> 婦人衣料へ対応
2004年:<設備更新> 複雑な織物へ対応
2007年:工場火災を機に<設備更新>
2009年:リーマンショックを機に、超高密度織物開発に取り組む
2010年:糸張力を安定させる織機部品を開発
2011年:超高密度織物を開発<産業資材用途で高評価>
2012年:生産と検査を同時に行えるシステムを構築<歩留り向上>
2013年:構造をもつ織物(高機能・軽量化)を開発<消防服で採用・高評価>
2014年:繊維(糸)と異素材とを複合、織物にする技術を開発
2015年:異素材複合織物について特許取得
生地のお問い合わせについて
今回クラウドファンディングさせていただいたユニセックスワンピースの素材「280-EUKA's(cotton100%/Made in Japan)」についてお問い合わせの方は、
下記連絡先からもお受付いたします。
【URL】 https://sakaue-w.net
【お問い合わせ】https://sakaue-w.net/contact/
【TEL】072-452-1161
【クラウドファンディングページ制作サポート】
クラウドファンディングプロデューサー協会
リスク&チャレンジ
■リスク&チャレンジ ※写真と、実物の色が多少異なる可能性がございます。 ※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2021年02月21日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
【50名様】■TYPE.003シャーリングスモックワンピースLightBeige
11,130円(税込)
一般販売予定価格より31%OFF
【サイズ】
着丈:113cm
肩幅:---
裄丈:72cm
袖口幅:8cm
完成した製品を1点、お届けいたします。
【100名様】■TYPE003シャーリングスモックワンピースLightBeige
12,240円(税込)
一般販売予定価格より25%OFF
【サイズ】
着丈:113cm
肩幅:---
裄丈:72cm
袖口幅:8cm
完成した製品を1点、お届けいたします。
【50名様】■TYPE.001前後2way開きシャツコートLightGrey
12,970円(税込)
一般販売予定価格より36%OFF
【サイズ】
着丈:105.5cm
肩幅:47cm
袖丈:55cm
袖口幅:15.5cm
完成した製品を1点、お届けいたします。
【100名様】■TYPE.001前後2way開きシャツコートLightGrey
14,270円(税込)
一般販売予定価格より26%OFF
【サイズ】
着丈:105.5cm
肩幅:47cm
袖丈:55cm
袖口幅:15.5cm
完成した製品を1点、お届けいたします。
【50名様】■TYPE.002スタンドカラーダブルシャツコートWhite
15,560円(税込)
一般販売予定価格より34%OFF
【サイズ】
M(Women's)/S(Men's)
着丈:118cm
肩幅:53.5cm
袖丈:53cm
袖口幅:15.5cm
完成した製品を1点、お届けいたします。
【50名様】■TYPE.002スタンドカラーダブルシャツコートLightBlue
15,860円(税込)
一般販売予定価格より34%OFF
【サイズ】
L(Women's)/M(Men's)
着丈:123cm
肩幅:59.6cm
袖丈:57cm
袖口幅:17cm
完成した製品を1点、お届けいたします。
【100名様】■TYPE.002スタンドカラーダブルシャツコートWhite
17,120円(税込)
一般販売予定価格より26%OFF
【サイズ】
M(Women's)/S(Men's)
着丈:118cm
肩幅:53.5cm
袖丈:53cm
袖口幅:15.5cm
完成した製品を1点、お届けいたします。
【100名様】■TYPE002スタンドカラーダブルシャツコートLightBlue
17,450円(税込)
一般販売予定価格より26%OFF
【サイズ】
L(Women's)/M(Men's)
着丈:123cm
肩幅:59.6cm
袖丈:57cm
袖口幅:17cm
完成した製品を1点、お届けいたします。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「飛沫・花粉対策、環境変化での生活をテーマにしたワンピース素材280-EUKA’s」プロジェクト詳細ページです。