トランスモティーフは錯覚の原理を用いて、２つの全く異なる形状に変身するシルバーアクセサリーです。上の写真には2種類の形状のリングしか写っていません。４つのうちの２つは向きを逆にして置いただけなんです。この不思議な変身立体を映像や写真だけではなく、実物を手にとってどうなっているか確かめてみたい！ 自分だけの変身立体が欲しい！そんな想いからトランスモティーフは生まれました。

第5弾のリングプロジェクトの最終章は、２種類のデザインの花咲くリング。変身度もMaXで、驚く程に形状が変わります。早速ひとつめのデザインをご紹介しましょう。

「愛」や「美」の花言葉を持つ、薔薇のリング「格子窓の薔薇」です。

「格子窓の薔薇」は、花びらが幾重にも重なった薔薇の花と、直線が組み合わされた四角い格子のデザインが見る向きで入れ替わります。繰り返しになりますが、左右に並んだ２つのリングは同じものです。違って見えるのは「錯覚」なんです。

RR44-GLとRR44-SDは、同じ基本形状ですが、製造工程の最後の仕上げ方が異なります。RR44-GLは「光沢磨き仕上げ」。熟練の職人さんによりひとつひとつピカピカに磨かれます。そのため角が少し円くなっているのが判ります。ツール挿入が困難な部分は鏡面仕上げではありませんが、光沢に仕上げました。

一方 RR44-SDは「スターダスト仕上げ」。シルバー生地に対し、鋭角に粉砕した直径0.1mmほどの天然ダイヤモンドを噴射して表面にキラキラの凹凸をつける仕上げで、ブライダルリングなどの高級ジュエリーに用いられ始めたばかりの、最新の加工方法です。ダイヤモンドの鋭角な形状がシルバーの表面に転写され、まるでダイヤを散りばめたような独特の表情が生まれます。

改めて変身を確認してみましょう。上はRR44の設計CGデータを回転させたものです。斜め上45度に視点を置き、180度回転させると完全変身します。

指にはめると、

自分から見た時には格子窓に、相手から見ると薔薇の花に。

リングを逆向きに装着すれば、

格子窓と薔薇の花は逆転します。

鏡を使えば、２つのかたちを同時に見られます。人間の脳では理解できない不思議な光景を目の当たりにすることが出来ますよ！

そして、もうひとつのデザインは「四角いアマリリス」です。

アマリリスは、六弁の花びらを持つ美しい花です。花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」。

「四角いアマリリス」は、六弁の花びらを持つアマリリスの花のようなかたちから、シンプルな正方形へと変身します。花びらはいったいどこに行ってしまったのだろうというぐらい不思議です。中央の抜けた部分は六角形から四角形に変身していますが、もちろんこれも「錯覚」です。

RL64も同様に、光沢磨き仕上げの RL64-GLと、スターダスト仕上げの RL64-SDがあります。設定価格は同じですので、お好みに合わせてお選びください。

回転するCGデータで見てみると、正方形の陰から花びらが出現するのが良く分かります。ところがこのことを頭で理解していても、人間の脳ではやはりアマリリスと正方形に見えるのです。どうやら人は錯覚から逃れることはできないようです。

上下の写真は同じリングです。手の角度を変えると見えるかたちが変わります。

スターダスト仕上げ、磨き仕上げのどちらも素敵です。

華やかな花のリングから一転してシンプルで直線的なリングに変身！

ご自宅の鏡台の前で、変身した２つのかたちを同時に見るのも楽しいですね！

サポーターの皆さまの指のサイズに合わせ、8号相当〜23号相当の間で、お申し込み時に1号刻みでサイズを選択していただけます。

RR44もRL64もリング部分は正円ではないため、同サイズのリングゲージと同じフィット感を示す『体感サイズ』でのお届けとなります。詳しくは「サイズについて」の項目を、ご確認ください。

小さいほうは8号、大きいほうは23号サイズまでございますので、性別を問わず多くの皆さまにお楽しみいただけます。

トランスモティーフの商品化にご協力いただいているのは、錯覚研究の第一人者で、東京大学名誉教授・明治大学研究特別教授 杉原厚吉博士です。見る方向で全くカタチが変わる変身立体は多くのウェブサイトやテレビ番組でも紹介されています。

おおよその寸法です。リング部分は号数により直径が異なります。写真のスターダスト仕上げに対し、磨き仕上げのほうが磨かれる分、わずかに細めで角の丸い仕上がりです。リング断面はいずれも平打ち（四角）です。

・キャスト成型〜手仕上げのため、寸法には個体差があります。

・シルバー925（スターリング・シルバー）製・コーティングは行っておりません。

・日本製

写真のようなデザインのボックス入り。さらにOPP袋とエアキャップ袋で包んでのお届けを予定しております。資材やデザインが変更される場合がございますが、ご了承ください。

RR44およびRL64のリング部分は正円ではないため、内径がそのまま各号数にはなりません。そのため、サイズは『体感サイズ』にて表記いたします。

製造時に使用する同号数の「リングゲージ」のフィット感に近いものを『体感サイズ』と呼びます。フィット感には個人差がございますので、上下1号程度は誤差の範囲とお考えください。

リングは手仕上げのため、製品には必ず個体差があり、0.1mm単位での寸法の違いが出る場合がございます。

お申し込み後のサイズ変更は基本的にはできかねますので、ご理解の程、どうぞよろしくお願いいたします。

ご自身のリングサイズが不明の場合は、下のリングサイズの一覧表をご参照いただき、お手もとのお好みのリングの内径（内側の直径）を測って当てはめていただければと思います。

クラウドファンディング期間中の特別価格一覧です。

割引率は、予定する一般小売価格からのもので、これに加えて「送料無料」となりますので、さらにお得にお買い求めいただけます。

本プロジェクトは、All in 型です。目標金額の達成に関わらず、サポートを頂いた商品は生産し、発送させていただきます。

・数量確定 ：2021年12月26日（クラウドファンディング終了時）

・生産期間 ：2022年1月〜2022年2月

・発送開始 ：2022年3月

※想定を超える生産数、製造繁忙期、その他の理由で発送が遅れる場合がございます。万が一、仕様変更や配送遅れなどが発生する場合は、活動レポートなどですみやかにご報告させていただきます。ご容赦ください

「ご使用上の注意」

・本品は、シルバー925製のアクセサリーです。

・お客様の体質/体調によっては、ご使用の際に肌荒れ、かゆみ、かぶれなどを生じることがあります。皮膚に異常を感じた時は、すぐに使用を中止し、専門医にご相談ください。金属などに対するアレルギー症状のある方や、傷口・皮膚炎などがある場合には使用しないでください。

・運動、作業をするときや乳幼児を抱くときなどに、身体を傷つけることのないよう、充分にご注意ください。

・お子さまの手の届かない場所に保管し、誤って飲み込まないようにご注意ください。 万が一飲み込んだ場合は、ただちに医師にご相談ください。

・その他の注意点は、商品付属の説明書をお読みください。

・商品仕様は、予告なく変更される場合があります。

「お手入れについて」

・コーティングは行っておりません。銀製品ならではの風合いの変化をお楽しみください。なお、汗や水分がついた場合は早めに柔らかい布で拭き取ってください。

・色の変化や曇りが気になる場合は、市販のシルバーアクセサリー専用洗浄液のご利用をおすすめします。リングの形状が複雑なためシルバー専用クロスでのお手入れよりも奥側まできれいになります。詳しくは、商品付属の説明書、ならびにお使いの洗浄液の説明書をご参照ください。

トランスモティーフの形状コンセプトである変身立体は、「計算錯覚学」という、最新のAI技術の研究から偶然生まれました。

自動運転にも不可欠な技術として人工知能に絵を読み解かせる研究の中で、階段を上り続けると元の場所に戻るというような「だまし絵」をコンピュータに見せてみたところ、三次元では存在できないと思われていた不可能立体が、実はカタチとして成立することが計算で証明され、作れることが分かりました。

実際に出来上がったかたちは人間の想像を超える不思議な形状ですが、脳は直角や円弧、図形など、これまで見慣れた形状に当てはめようとします。

この脳の錯覚を利用し、見る方向により全く違って見える魅力あるかたちを、計算で導きだしたのが、錯覚変身立体です。

もっと【錯覚変身立体】についてご興味のある方は、2018年春のクラウドファンディング時に収録した「杉原先生インタビュー動画」をどうぞご覧ください！

2020年までのクラウドファンディングでお届けしたトランスモティーフは、全てマクアケストアで好評販売中です。

マクアケストアでは、ご入金確定後1〜7営業日以内に発送いたしますので、「前のデザインもいいな！」「プロジェクトの発送が待ちきれない！」という方は、ぜひストアもご利用ください。

第１弾「トランスモティーフ・ネックレス」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif/

第２弾「トランスモティーフ・リング」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif02/

第３弾「W変身！トランスモティーフ 」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif03/

特別編「トランスモティーフ 明」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif00/

第４弾「トランスモティーフ・ファンタジック変身」プロジェクトページ

https://www.makuake.com/project/transmotif04/

最後になりましたが、本プロジェクトを主催する、isawadesign についてのご紹介です。

2006年から活動を開始したisawadesignは、クライアントから受注する通常のデザイン・企画業務に加え、自ら発信していくオリジナル商品の企画・開発にも力を注いでいます。

これまで、豆腐ソックリの付箋紙「豆腐一丁」、まるでレタスなメモ「東京書けるレタス」、企業とのコラボ「コンビーフ缶詰ポーチ」「東京のタクシーグッズ」などを、デザインの仲間や販売会社、製造工場、企業の皆さんと一緒になって商品化してきました。

2017年から明治大学の杉原先生とお話する中で、変身立体という理論を研究室や教室から外に出してもっと知ってもらいたいという先生の想いと、私自身が実際に変身立体に触れた時の驚きと感動が原動力となり、「トランスモティーフ」のプロジェクトを進めています。

ご興味がありましたらぜひ isawadesign のウェブサイトもご覧いただければ幸いです。

http://bit.ly/isawadesign

上の写真は、私がボーカルをつとめるあそび歌バンド「たんさいぼう」のライブの様子です。ライブも百数十回を超え、たくさんの子どもたちや親子と遊んでもらっています。早く子どもたちの笑顔を近くで見られる世界に戻ることを、切に願います。

長くなりましたが、最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

今回も、錯覚変身立体「トランスモティーフ」の楽しさを、ぜひみなさんと共有できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

isawadesign 井澤 正